【40代編集長の婚活記#238】そうじゃない! 40代独女が「しくじった」会話

OTONA SALONE / 2021年2月24日 17時0分

40代の婚活は、出会いと別れの繰り返し。ま、40代じゃなくてもそうなのだが。婚活歴4年半のOTONA SALONE編集長・アサミ(48歳)は、これまでに100人以上もの男性と出会ってきた。

4年半の婚活を経て、自分が求めているのは結婚よりもパートナーと自覚。婚活よりも趣味を楽しんでいたら、SNSで出会ったキャットさんが気になりはじめ……。

この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

 

ITさんに探りを入れる

キャットさんのことをもっと知りたい。

でもSNSやWEB検索では、本当に知りたいパーソナルや感覚なことはわからない。そんなとき、キャットさんとの対談をしていた知人・ITさんとほそーい交流の糸を辿って会うことになった。仕事を口実にだけど。

どうやったらあやしまれずにキャットさんの話に持っていけるか。ITさんに会う前に、なんとなくのシナリオは描いていた。そして、想定通りに会話を運び、ついにITさんとキャットさんが対談しているビジネス系WEBサイトの記事を見せた。

IT「あぁ、なにげに懐かしい。これ3年くらい前の記事だ。よく見つけましたね、こんな以前の」

アサミ「実は最近、このお相手のかたとたまたま知り合って。そしたらITさんと対談しててビックリですよ」

IT「あー、キャットさん。お知り合いなんですか!? お仕事で?」

 

ITさん的、キャットさん評

アサミ「仕事じゃなくて知り合ったんですけど」

IT「そうなんですか! 彼、とってもやさしい人ですよね!」

おっと、聞き逃がせない情報だ。ITさんにとってキャットさんは“やさしい人”っていう印象なのね。

アサミ「やさしい人なんですか」

IT「あれだけのキャリアがあって、年齢も僕より年上なのに全然偉そうにしないし、話し方も穏やかだし、とても気配りのかたですよ」

穏やかな話し方! キャットさんとはまだメッセージ交換しかしたことないけど、文章から穏やかな印象はあった。話し方もそうなのね。偉そうにしないというのもステキ。

 

リアルな年齢も判明!

アサミ「そういえばITさんっておいくつでしたっけ?」

IT「39歳です。キャットさんは確か、いまは46歳くらいかな」

キャットさんの正確な年齢がわかった。46歳ってことは、私より2歳年下ね。ま、同世代ってことだ。

IT「対談したあとも何度かお会いしてますけど、さわやかで、やさしくて、クレバーで。それに子煩悩なんですよ」

あら、ご家族のことも知っていそうなニュアンス! よし、ここを探ってみよう。

アサミ「子煩悩? キャットさんとは家族ぐるみでおつきあいなんですか?」

 

キャットさん家族を知っている?

IT「一緒に釣りに行ったんです。僕、釣りが趣味って話を前にキャットさんにしたんですよね。そしたらあるとき釣りを教えてくれって。キャットさんの息子さんが釣りに行きたいって言ったらしいです」

なるほど、SNSで「せがまれて子供と釣りに」って書いてあったな。それITさんと行ったのかしら。

アサミ「海釣りですか? それとも川、湖?」

IT「海ですよ。僕、いちおう一級船舶の免許持ってるんで。キャットさんの息子さん、ちょっと怖がりでね。でもキャットさん、怖くないようにめちゃくちゃやさしくて。理想的なお父さんって感じでしたよ」

理想的なお父さん! なんだろう、キャットさんファン(?)として、なんだかうれしい。子煩悩なキャットさん、いい!

 

理想的なお父さん!

アサミ「息子さん、怖がりってまだ小さいんですか?」

IT「10歳くらいだったと思いますよ。釣りの餌をつけるのが怖かったみたい。ゴカイとかの活餌を使ったんで、ウネウネ動くのがね」

小学生ってことか。まだお父さんと遊びたい年齢よね。

アサミ「餌が動くのは確かにダメな人はいますね」

IT「そういうときの対応って人柄が出ません? 苦手なものがある人をどうやって克服させていくか、みたいな。僕、いろんなご家族と釣りに行ったことありますけど、一緒にきたお子さんや女性が困っていても、自分が釣りを楽しんじゃって眼中にない人もいましたから」

アサミ「確かに。困っている人に手を差し伸べるか、自分の楽しみを優先するかって、ありますね」

この展開は想定外だった。本当は「そのとき奥様は…?」って聞きたかったけれど、あまりに強引で見え見えな会話の流れなので、ちょっとやめてみた。

 

釣りと仕事の関係性!?

IT「釣りってあくまでも遊びですけど、そこでどんな対応をするかで、仕事での対応もなんとなく推し量ることができるんです。釣りのときに自分中心の人は、仕事でもけっこうドライな傾向あって(苦笑)。キャットさんみたいな人は、仕事でも面倒見がいいタイプっていう傾向があります」

アサミ「その傾向、なんかわかります。遊びのときに周囲を見れない人って、仕事でも視野が広くない感じします」

IT「自分中心の人は、ある意味、集中力ある人というか自分の世界に没頭する人だと思うんですよね。だから職人タイプなお仕事にはむいている気がします。でもマネジメントとか総合的な仕事にはむかないというか」

アサミ「なるほど、深いですね。職人タイプと総合タイプ。確かに総合タイプのほうが、面倒見がいいというかコミュニケーション上手かもしれないです」

 

しくじった…!

そこからしばらく、マネジメントとコミュニケーションの話になっていった。ITさん的にはツボだったようで、かなり白熱した内容になった。

とても勉強になる興味深いITさんの話に聞き入る一方で、「しくじった!」と思った。

当初、私が想定していた会話の流れとはまったく違う方向へズレていったのだ。もはや、キャットさんのことを聞けるような流れではまったくない。

釣りと仕事の話から、マネジメントの話へと促してしまうようなパスを出したのは明らかに自分なので、早くも会話のもっていきかたに反省。編集者なのに、話してほしい方向への誘導失敗した取材のような気持ちだ。

あっちの話題に持っていかなきゃ、と思いながら、相手の白熱した話に乗っていくしかない状況。

 

そして時間がない!

もはやリカバー不可能なうえに、打ち合わせ時間の終わりも迫っていた。

今日はこれ以上キャットさん情報の収穫はナシか。やさしい、子煩悩、10歳くらいの息子がいる、ITさんとはかなり親しいってことがわかっただけでもいいか。ITさんにはまた連絡すればいいし。

IT「久しぶりにアサミさんとお会いして、楽しかったです。女性管理職の方が僕の身近にあまりいなくて。またマネジメントの話、しましょう」

アサミ「こちらこそ。とても勉強になりました。またいろいろ教えてください」

なにげに私もマネジメント話に盛り上がってしまった。いろいろ悩める中間管理職(苦笑)。

エレベーターホールで彼を見送る

会議室を出てエレベーターホールへ向かう。

エレベーターがくるまでの間に、ITさんが質問をしてきた。

IT「そういえばキャットさんと仕事じゃなくお会いしたって言ってましたよね」

アサミ「はい」

IT「もしかして、アサミさんがやってる例の婚活ですか?」

アサミ「え?」

IT「キャットさん、バツイチじゃないですか。だから婚活で出会ったのかなと思って」

アサミ「!!!」

これ以上のキャットさん情報を諦めていたところに、まさかの爆弾発言! え、キャットさんバツイチなの!?

 

 

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≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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