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夫の家事育児協力が少ない。話が通じない夫、どうすれば?【薄井シンシア#4】

OTONA SALONE / 2022年1月17日 11時0分

自分のキャリア、そして人生を徹底的にデザインし、望む道へと自分を引き寄せていった薄井シンシアさん。「食堂のおばちゃんから10年で社長」のサクセスで知られる薄井さんに、読者より寄せられた6つの相談へのアドバイスをもらいます。

 

相談4・夫の家事育児協力が少ない。夫に話が通じない…

夫も頑張っているつもりなのかもしれませんが、基本的に話が通じず戦力になりません。夫も家にいるのになぜか私がワンオペ状態。家計費用は半分負担しているのに家事は半分ではない、でも夫はそれに疑問がない。夫婦仲がどんどん悪くなっていくし、むしろ離婚したいです。(45歳・静岡県)

 

【シンシア’s Answer】

最初に、みなさんにやっていただきたいことから。自分の24時間の使い方を1分単位で洗い出したことってありますか? 大変面倒な作業なのですが、ぜひ思い切って一度やってみてください。ひたすら自分の1日のタスクを書き出す作業です。2週間分くらい調べてください。やってみると意外とSNSに費やしている時間が長すぎたり、テレビを見ていたり、お皿洗いに30分も使っていたりと、効率悪く時間をかけていることが浮かび上がってくるのではないかと思います。

 

ご主人に家事育児の協力を求めるとき、このタスクの洗い出しは必須です。会社を作るときもこのようにオペレーションを洗い出しますが、大変時間がかかる作業で一朝一夕にはできません。ですが、これを行ってはじめて自分の組織を効率よく動かす方法が見えてきます。家庭の運用も同じなんです。

 

たとえば家族に家事を頼むとき、忙しいからつい「洗濯しておいて」という頼み方をしがちですが、これでは残念ながらタスクの解像度が甘い。

 

洗濯ものを色物と下着に分けて、それぞれを別に洗濯し、一つずつの洗濯ものはこういう手順でこのように干す、最後はこのようにたたんで家のここに置く、面倒でも1度はここまで細分化して伝える必要があります。

 

そもそも、家事が自分ひとりではまわっていない、どれをやってもらえるかという相談自体をご主人としたことがないケースもありますよね。意思疎通もないまま不満をためているばかりでは何の進展もありません。育った環境が違う以上、自分の期待をはっきりさせて話し合うしかないんです。

 

私はマネジメントで「4つのE」を大切にしています。バンコクで仕事しているときに「シンシアさんのマネジメントスタイルは3つのEね」と言われました。まずExpect「期待」。でも、これだけでは人は潰れてしまうので、Education「教育」を行います。そして3つ目はEncourage「褒める」。私はさらにもう一つ、Evaluation「評価」を加えています。

 

人って、うまくいかないと相手を責めてしまいますが、もしかして自分の伝え方が下手だから達成できなかったのかも?という視点も持ってみていいと思います。でね、尽くしてもだめだったら、仕方ないけれど離婚という選択肢もありますよ。

 

撮影・佐山裕子(主婦の友社写真室)

 

≪OTONA SALONE編集部 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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