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40代独身、彼と過ごした20カ月でわかったこと【40代編集部長の婚活記#281】

OTONA SALONE / 2021年12月22日 17時0分

40代の婚活は、出会いもあれば別れもある。婚活歴5年を超えたOTONA SALONE編集部長・アサミ(49歳)。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。

時は数年前に遡って、ジェントルさんとの復縁編。復縁したけれど、「お友達」に戻り、その間に彼は転職で海外へ……。この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。

【40代編集部長の婚活記#281】

 

「僕のことは、忘れて」

どうやって彼の家を後にし、どんな気持ちで家に帰ったのか記憶がない。

たぶん、泣き疲れて気絶するように眠り、朝を迎えたのだと思う。泣きすぎたから目がパンパンに腫れて奥二重が二重になっている。こんなに泣いたのは……前に彼と別れたとき以来かな。

今日、彼は台湾へ旅立つ。

仕事も生活の拠点も日本から離れてしまう。もう簡単に会うことはできない。いや、たぶんもう会うことすらないのだと思う。

「僕のことは、忘れて」。

彼の言葉が脳裏に焼き付いて離れなかった。忘れてなんて言われたって、忘れられるわけないじゃない……。

 

そろそろフライトの時間

夕方になって、空を見上げた。

ジェントルさんが搭乗する予定の飛行機は、そろそろ離陸した頃だろうか。空を見上げながら、彼との出会いから今日までの日々を思い出していた。

「こんにちは。OTONA SALONE、いつも拝見させていただいております。とても楽しい企画ですね! 東京女性の小宇宙カルチャーの先端です」

彼と私の物語は、この一通のメールから始まった。

メッセージを交換すること1カ月、デートを重ねて4カ月、恋人同士になって3カ月で別れ、別離期間の2カ月を経て、復縁して8カ月交際、友達に戻って2カ月で彼が台湾に拠点を移すことになる。約20カ月におよんだ二人の関係は、これで幕を閉じた。

 

今度こそ、終わりなんだ

もう二度と、会うことはない。

一度別れて復縁したことはあったけれど、それは同じ東京に暮らしていたからであって、今回はそこからしてまったく違う。

彼の台湾での新しいオフィスも家も、詳しいことはわからない。わかっているのは台北市内ということだけ。

メッセージを送ることはできるけれど、「僕のことは、忘れて」と言ったくらいだから……。彼はもう私と連絡を取らない覚悟で旅立ったのだろう。こんな形で終わってしまうなんて思いもしなかった。

どうして台湾に行ってからもつながっていられる関係になれなかったんだろう? 「結婚したい」なんて言わなければ、もしかして友達として続けられたのだろうか?

 

ついつい、彼のことを考えてしまう

いま頃、飛行機の中で彼は何をしているんだろう?

もうそろそろ着陸したころかな?

引っ越し先には無事、着いたのだろうか?

ごはんは食べたのかな?

荷物などはちゃんと着いてるのかな?

 

時計を見るたび、考えるのは彼のことばかり。別れたのに、離れ離れになったのに、一日中ずっと彼のことを考えている。私も諦めが悪いな。

 

そんな簡単には消せなくて

「忘れて」なんて言われても、忘れられないよ。

もちろん台湾に追いかけて行くなんて、ストーカー的なことはしない。また復縁するなんてことも期待できない。

だけど、他人と暮らせない病だった私が、この人ならずっと一緒にいたいと思うくらい好きになったくらいなのだから……。この気持ちは、簡単に消せるものじゃなくて。

「別れたら、次よ、次!」

そんなアドバイスをくれる人もいるけれど、いまの私にはまだ次なんて考えられない。彼のことを好きなままでいるしか、できない。

フラレて終わるばかりの恋愛

結局、今回もフラレて終わった恋愛。

ただ、後悔の気持ちはなかった。それはあの日、私ができる最大限のことは全部やったからかもしれない。

よく考えたら「結婚したいと思ってます」なんて、プロポーズの言葉よね。プロポーズなんて大それたことは考えてなくて、ただ彼と「ずっと一緒にいたい」と伝えたかっただけだった。そしたらあんな大胆な言葉になっちゃったわけで……。

もちろん、その気持ちにウソはない。本当に思っていたことを、伝えられたから。

 

だから、後悔はない

今回の失恋は、「空振り三振」みたいな感じだ。本気でやることは全部やったけれど、私の実力が足りなくてゲームセットを迎えた。カッコ悪い終わり方だったけどね。

そう考えると過去の恋愛は、「見逃し三振」だった。クールに一歩引いて、本気を出さないままゲームセット。なんだか斜に構えたままの終わり方だった気がする。

ずっと見逃し三振の恋愛ばかりを繰り返していたけれど、空振り三振をやってみて思った。カッコ悪いかもしれないけど、スッキリする。後悔がない。

やれるだけのことは全部やるって、素晴らしい。なんだ、もっと早くこのことに気づければよかったな。

 

年齢を言い訳にしていたけど

やるだけやったし、泣くだけ泣いた。それ以上に、好きなだけ好きになった。

40歳を迎える前から、もう一生恋愛しないんじゃないかって思っていたけど、私は40代で人を好きになった。10代、20代、30代の頃よりもずっと充実した恋愛だったし、人生で一番の大恋愛だったと思う。

以前の私は「もう40代だから」「いい年だから」と、年齢に縛られていたんだ。でも、40代で胸を張って「素敵な大恋愛をした」と言えるいま、恋愛でもなんでも年齢を理由にできないなんて言ってちゃいけないと気づいた。そんなの言い訳。何歳になってもできることが、たくさんある。

いますぐは無理かもしれないけれど……。またいつか、40代でも50代でも、恋愛できるときが来る。そんな気がした。

 

何歳になっても恋愛はできる

彼が旅立ってから1カ月。

いつまでも二度と会えない彼のことを考えてるだけじゃいけないな、と思った。もちろん彼のことを簡単には忘れられない。でも、同じところに留まっているだけでもいけないよね。

新しい一歩を踏み出さなくちゃ!

それにはまず、新しい出会いを作ることからだ。とはいえ、しばらくジェントルさんという彼がいたこともあって、「紹介するよ」なんて話はトンとご無沙汰だし、婚活パーティに行く気持ちにはまだなれない。となると……。

 

アプリに再登録する

いますぐ新しい一歩を手軽に踏み出せるのは、やっぱり婚活アプリ!

以前、登録していた婚活アプリは退会してしまっていたから、改めて登録するしかない。よし、再登録するか! 以前より本人確認の方法がより厳重になった婚活アプリの登録を済ませ、プロフィール写真も新たに選び直し、自己紹介文を書いた。

久しぶりの婚活アプリだけど、かつて通った道。迷わずサクサク進む。よし、婚活アプリの再登録完了! ほんのちょっとだけどこの一歩から、素敵な出会いにつながりますように……。

 

やっと明確になったこと

再登録した婚活アプリは、新規登録の効果もあるのか、登録者数が増えたのか、私のプロフィールの書き方がブラッシュアップされたのか、想像以上に「いいね!」がたくさん届いた。

以前は「いいね!」をくれた人にはほぼ「いいね!」を返した時期もあったけれど、ちょっと吟味していこう。

ジェントルさんとお付き合いしたことで、実はそれまでぼんやりしていたことが明確になった部分がある。それは「一緒にいて落ち着く男性のタイプ」だ。つまり私が現時点で求めている「好みの男性のタイプ」と言っていいかもしれない。

 

「好みのタイプ」がぼんやりしていた

実はずっと「好みのタイプ」がよくわからなかった。過去にお付き合いした男性は全部、相手から言ってきたのをOKしただけだったので、正直バラバラ。好みのタイプだったわけではない。イヤではなかっただけだ。

かといって、好みのタイプもわからなかった。

苦手なタイプはある程度わかっていたが、「好みのタイプは?」と聞かれると、正直何も言えることがなかった。それは、タイプと思えるほど濃いお付き合いをした男性がいなかったので、自分にとって何がうれしいとか、重要とか、そういうことがまったくわからなかったのだ。

やっと自分の「好みのタイプ」が見えてきた気がした。自分のことって意外と自分ではまだわかっていなくて、他人を通して「自分」がわかるのかもしれない。

 

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≪OTONA SALONE編集部長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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