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「もうじゅう」ではありません。「禽獣」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2022年5月9日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「禽獣」です。

「禽獣」の読み方は?

「〜獣」とあることから「もうじゅう」とも読みたくなるところですが、肉食で、性質の荒い動物を表す「もうじゅう」は「猛獣」と書きます。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「きんじゅう」です。

「禽獣」とは

鳥と、けもの。鳥獣。また、恩義を知らず、道理をわきまえない人のたとえ。きんじゅ。

出典元:精選版 日本国語大辞典

という意味です。

「禽」には

①とり。鳥類の総称。
②鳥や獣類の総称。
③とらえる。いけどる。とりこにする。いけどり。

出典元:禽|漢字一字|漢字ペディア

という意味があります。

この漢字はものの形をかたどって描かれた「象形文字」で、鳥をあみごととらえる形をかたどっています。そこから鳥をとらえる意味を表すようになりました。

「禽」には音読み「キン」の他、訓読みに「とり・とら(える)」がありますが、「禽」がつく言葉のほとんどは「キン」と読みます。

たとえば

  • 猛禽(モウキン)
  • 家禽(カキン)
  • 小禽(ショウキン)
  • 水禽(スイキン)
  • 鳴禽(メイキン)

などが挙げられます。

「猛禽」と「家禽」は聞いたことがある人もいるかもしれません。「猛禽」は“鳥獣類を主食とする鳥類の総称。(出典元:精選版 日本国語大辞典)”で、代表的な鳥にはタカやフクロウが挙げられます。「家禽」は“肉や卵を利用する目的で長い年月にわたって飼育されている鳥。(出典元:精選版 日本国語大辞典)”を指し、代表的な鳥にはニワトリやアヒルなどが挙げられます。

「小禽」「水禽」「鳴禽」は見慣れない言葉かとは思いますが、「禽」の前につく漢字が示す通り、“小さい鳥”、“水上、水辺で生活する鳥”、“よい声でさえずり鳴く鳥”を意味します。

「鳴禽」の読みには要注意です。「鳴」は

  • 音読み メイ(常用漢字表外)ミョウ
  • 訓読み な(く)・な(る)・な(らす)

と読みます。「なききん」と読んでしまわないよう注意しましょう。

 

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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