あなたも実は使ってませんか?上流の方がひっそりと眉をしかめる、残念な「クセ言葉」
OTONA SALONE / 2023年2月19日 11時1分
「若者の言葉遣いがちょっと気になります」と、経営者の方々が(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に相談されるそうです。敬語や丁寧語などについてはさまざまな考え方がありますが、気になるのはそれ以前の「クセ言葉」だそう。
育つ過程で目上の方とお話をして振る舞いを体得する機会がなく、そのせいで日常使いの言葉がビジネスの席でも出てしまうのでしょうね。あなたはいかがですか?
前編『育ちがよい方は使いません。敬語以前の残念な「クセ言葉」あなたはうっかり使っていませんか?』に続く後編です。
【 気品を身につけるシンプルな教え#65 経営者がとまどう若者のクセ言葉編 】後編
5「私って、これ嫌いじゃないですか」の「じゃないですか」、同意を求めないで!
「○○じゃないですか」を耳にする場面がありますが、相手に同意を求める時などに出てくる話し言葉となり、メールでは使いませんね。
もし部下から「じゃないですか」と言われたら、どのように感じますか。馴れ馴れしいとか失礼な人だ、と感じることが多いと思います。そのため、ビジネスシーンでは、クライアントや上司には使わないほうがベターです。
もし使うのであれば「ではありませんか」をお使いになると良いでしょう。
6「コーヒーでよろしかったでしょうか」は良く聞きますね!
「よろしかったでしょうか」などという言葉は、レストランやコンビニなどで日常よく耳にする言葉ですが、気になる時はありませんか?
「よろしかったでしょうか」は、過去のことを確認するときにお使いになるのは、問題はございません。しかし、過去のことではない時に「よろしかったでしょうか」をお使いになると、相手の方が違和感を覚えることがあります。その場合は「よろしいでしょうか」をお使いになって確認したり、相手の了承を得たりすると良いでしょう。
7「それでは、コーヒーでいいです」。「~でいいです」を使用していませんか?
「~でいいです」は、自分の意見を言わずに、相手に合わせたような表現です。これでは、相手を不愉快にさせてしましますので、「それでは、コーヒーをお願いします」と言いましょう。
「クセ言葉」は、知らないうちに使用しており、会社であれば気がつくとフロア内に伝染し、その後は社内だけでなく、社外のクライアントなどの前でも発してしまうかもしれません。社会人としてふさわしい言葉遣いをすることは、相手を敬いコミュニケーションを円滑にする意味で大切なことです。日頃から気をつけていきたいですね。
≪エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美さんの他の記事をチェック!≫
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