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38歳、モノ・コトに加えた「気持ちのシェア」で日本が劇的に変わっていくと考えるワケ【シェア・ウェルネス#4】

OTONA SALONE / 2023年3月6日 21時0分

更年期の不調問題に取り組むオトナサローネは、更年期だと口にしやすい社会、そして誰もが不調時に休みやすい社会を作る「アフタヌーンエイジ・プロジェクト」を進めています。

そんなオトナサローネは、3月8日の国際女性デーを機に「シェア・ウェルネス」の提唱をスタートします。

どれだけ時代が変化しても、女性にとって男性がよきパートナーであることには変わりがありません。

「シェア・ウェルネス」は他者同士がお互いが補い合い、支え合って、よりよい次世代の日本を作るための提唱です。パートナーを補いあう「シェア・ビューティ」、楽しんでコミュニケーションを深める「シェア・フーズ」、世代を越えて知識も伝えあう「シェア・ヘルス」など、お互いの違いを理解した上で、いっしょによい世の中に変えていきたい。私たちが共通して抱えているそんな思いを提唱としてまとめました。

オトナサローネに関わるメンバーたちがこの「シェア・ウェルネス」をどう捉え、どう実践していくのか、ひとりずつの声をお届けします。

北嶋亮太 38歳・営業

妻、2人の息子、ロシアンブルー10歳メス、スコティッシュ8歳オスと都下暮らし。子ども2人はテニスを習い始め、祖父母と3世代で楽しむことも。家族4人で一緒にペン習字を習うなど、ファミリーでのアクティビティを大切に日々を過ごす。

 

モノ・コトにとどまらない。「気持ちのシェア」はこれからもっと必要になる

オトナサローネメンバーのディスカッションで「シェア・ウェルネス」という概念にたどりついたのですが、これ、すごくいい考え方だなって、自画自賛しています。

 

そもそも日本人は「気持ちのシェア」があまり得意ではないなと感じています。これがスムーズになったら夫婦関係、社内の人間関係、いろいろなことがもっと風通しがよくなると思うんです。

 

僕は育児誌、妊活誌など幅広い女性生活分野の広告セールスを担当してきたのですが、この経験で、まだまだ日本人男性は家事や育児など家庭に関わることを「手伝っている」という感覚だなと感じています。もちろん、自分も含めてです。

 

でも、海外では「手伝う」ではなく「一緒にやる」、まさに家族としてファミリーと時間と空間を「シェアして」、共有して暮らしているんですよね。妊娠出産時の産婦人科だって男性は無理に付き添うのではなく、親となる喜びを自分もシェアするために行くんです。

 

男性を動かしてくれる女性に、ちょっとだけお願いしたいことは

そんな中、あくまで男性側の意見なのですが、とりわけ男性の自尊心に関わる分野は、できるだけ自尊心を折らないようにやさしく伝えたほうが結果的にことがスムーズに運ぶよな、と感じています。

 

最近シニア誌で「シニア男性用おむつの心理ハードル」という話題が出ました。女性は「私はトイレに失敗しそうだからおむつを使います」と合理的に使い始めるのですが、男性は「お前がダメだから」という否定を感じると挑む心が折れてしまい、不安から反抗や拒絶という態度を取ります。ですが、「私たちもよくわからないから一緒に試してみようよ」「一緒にチャレンジしてくれたら嬉しいな」という「お願い」だと気持ちを乗せやすくなります。

 

僕の経験ですが、あるとき妻が「頭頂部って自分では見えないよね。なにか試してみたら?」という言い方で僕の薄毛の傾向を指摘してくれました。これは大変うまい誘導で、僕は「あ、そうか、見えないからな」と素直に対策をスタートできました。こうした「気持ちのシェア方法」、モノやコトに合わせた「言葉の伝え方」もいっしょに提案していけると感じています。

 

「男性が健康行動を起こさない」問題、変容を待つより「仕組みで動かす」提案を

「シェア・ウェルネス」のディスカッションではもう一つ、「【男性】は病院に行かない」という課題に意見と質問が集中しました。メンバーには頻繁に病院に行く男性、まったく行かない女性もいるので、認知バイアスかもしれない、「病院に行かない【成人】を受診につなげる方法」という全体視座が必要ではという話になり、改めて男女の反応の差を検討しました。するとやっぱり、男性に響く働きかけ方も見えてきました。

 

たとえば僕は昨年の健康診断で一部E判定が出たのですが、妻は「住宅ローンを組むのに必要だから検査の予約を取っておいたよ」と受診につなげてくれました。この働きかけには2つのポイントがあります。1つは「住宅ローン」という要素で義務感を上げること。もう1つは「病院に行ってきて」ではなく「予約を取っておいたよ」で行為ハードルを最初から下げたこと。何であれ「予約をとる」という行為にはものすごく高い心理ハードルがあり、この傾向は男性のほうが高いと感じます。この部分だけ助けてもらえれば、あとは自力で解消できるのです。

 

男性当事者として、男性のこうした行動変容はどうすれば起こせるのか、男女の視点を持てばいっそう課題解決をしやすくなると思います。女性媒体専門でセールスを続けてきた知見で、いっしょに解決していければと思います、ご相談ください。

 

 

≪OTONA SALONE編集長 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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