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【後編】40~50代のめまいは要注意!病気と更年期の見極めポイント

OTONA SALONE / 2023年8月11日 21時1分

40~50代の女性に起こりやすいめまいは、更年期の代表的な症状です。

しかし、めまいは重篤な病気のサインなこともあるため、更年期と決めつけるのはやや危険かもしれません。

そう話すのは、漢方薬製剤の研究開発にたずさわる碇純子さん。

症状に隠れている病気と、更年期との見分け方のポイントをズバリお答えいただきます!

 

▶前編はこちら

 

更年期からくるめまいは漢方で改善

写真/PhotoAC

「最近は、ほてりに加えてめまいもひどくなってきて、なんとかしたい! 」

「朝布団から起き上がるとき、立ちくらみがひどくてつらい! 」

そんな方には、更年期症状の緩和や体調の改善など、婦人科での治療でも推奨されている漢方薬が効果的です。

医薬品として効果が認められている漢方薬は、体調不良の根本的な原因や体質改善にアプローチし、健康的なからだを目指します。

更年期からくるめまいには

  • ・ホルモンバランスの乱れを改善する
  • ・血流をよくして感覚器官を正常に戻し、めまいを抑える
  • ・内耳の水分の循環をよくして内耳の機能を改善する
  • ・自律神経のバランスを整えて、ストレスが原因のめまいを改善する

などの働きをもつ漢方薬を用います。

これらの漢方薬は、更年期からくるめまいだけではなく、ホットフラッシュや貧血など更年期のさまざまな症状にも効果があるとされています。

 

<更年期のめまいにおすすめの漢方薬>

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

めまいやふらつきを感じる方に向いています。また、立ちくらみ、頭痛、動悸などにも用いられます。

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

胃腸が弱く足が冷える方に向いています。めまい、頭痛、頭重感、下肢の冷えの他、悪心、嘔吐、食欲不振などの症状にも用いられます。

 

 

更年期のめまいに立ち向かおう!

写真/PhotoAC

めまいは、更年期の症状だけでなく、重篤な病気のサインであることもあります。

軽い症状でも続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

更年期のめまいに対しては、生活習慣の見直し、HRTや漢方薬などを取り入れると効果的です。

自分のからだの変化を見逃さず、適切な対処を心掛けてください。

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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