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50代女性の2人に1人が高血圧。【頭痛・めまい】更年期で片づけると危険かも?

OTONA SALONE / 2024年4月14日 21時1分

更年期の女性のなかには、頭痛やめまいの症状を訴える方が少なくありません。
頭痛やめまいは女性ホルモンの減少によって起こる代表的な症状として広く知られているでしょう。
しかし、このような症状の背景には思わぬ病気が隠れている危険性もあるので注意が必要。
そう話すのは、漢方製剤の研究開発を手掛けている碇純子さんです。

今回は「頭痛・めまい」に隠れた病気について、見極め方と予防法を教えていただく【後編】です。

 

▶この記事の【前編】を読む40代後半になってから頭痛に悩んでいます。ときどき、クラっとめまいのような症状も……更年期の始まりでしょうか?

 

Q. 更年期高血圧の予防方法はありますか?

Photo:O-DAN

更年期高血圧を予防するには、塩分を控える、運動習慣をつける、ストレスをためないなど、基本的な生活習慣を見直すことが大事です。
それに加えて、からだのバランスを整えるためには漢方薬も役立ちます。

漢方薬は、植物・鉱物を原料とする自然由来の生薬で構成されていて、西洋薬よりも副作用リスクが少ないといわれています。

高血圧の対策には、「血圧降下作用」で血圧を下げるはたらきのほかに、「加齢によるホルモンバランスの乱れを整える」「血流をよくしてからだ全体に酸素や栄養を届ける」「ストレスで乱れた自律神経を整える」「睡眠の質を上げてストレスを緩和する」などの特徴がある漢方薬を体質や症状に合わせて選びましょう。

 

<高血圧傾向がある方の頭痛やめまいなどにおすすめの漢方薬>

・七物降下湯(しちもつこうかとう):血管を広げて栄養を補い、血液循環をよくして、血圧を降下させることで、高血圧にともなう頭痛やのぼせ、耳なりなどの症状の改善を期待できます。

・釣藤散(ちょうとうさん):高血圧傾向でストレスがたまり、起床時に頭痛が起こりやすい方に適しています。
エネルギーの「気(き)」の巡りを改善し、慢性的な頭痛やめまいを鎮める効果が期待できます。

 

漢方薬は体質との相性がとても大事です。
同じ頭痛という悩みでも、体質によって処方が異なるので、医師や薬剤師といった漢方のプロに体質を見極めてもらい、適切な処方をしてもらいましょう。

「もう少し気軽に漢方薬を試してみたい」という方には、オンラインで体質診断から漢方薬処方まですべて完結する「あんしん漢方」もおすすめ。
医学、薬学、科学を駆使し、あなたのために最適な薬理作用を見つけ出す、オーダーメイド漢方薬サービスです。

スマホ一台で簡単に利用できて、専門家によるアフターケアもバッチリ。
初回なら、漢方薬14日分をお得な価格で利用できます。

 

 

高血圧の初期症状が見られるなら、まずは病院へ

Photo:photo AC

高血圧には更年期由来の症状と、そうでないものがあります。
いずれも頭痛やめまいの原因になり、放置しておくと怖い病気を引き起こすことも。

まずは病院を受診して、高血圧の原因を突き止めたうえで、頭痛やめまいの緩和・改善ケアを行っていきましょう。

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学) 
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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