政治家の末裔・15歳年下の銀行員が見せた「ヤバすぎる性癖」とは?【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
OTONA SALONE / 2023年12月30日 19時1分
『異常性愛』を抱える人は、どこにでもいます。
メガバンクの人事部で働く、東大卒の冬子さん(仮名・37歳)は、凪くん(仮名・22歳)とホテルへ行きました。
彼は冬子さんが研修講師を務めた新入行員で、政治家の末裔でもありました。
身体を合わせた後、彼女は「あるもの」が消えていることに気付きます。衝撃の末路を辿る【後編】を紹介します。
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彼の異常性愛の予兆。「消えていたもの」とは? 次ページ
彼の異常性愛の予兆、消えていたものは?
「私の下着、ショーツが消えていたんです」
ホテルの部屋中を探しましたが、とうとう見つかりませんでした。
凪くんに言うのも恥ずかしく、「きっとベッドサイドに落ちてしまったんだろう」と言い聞かせ、そのまま家に帰りました。
しかしこれは後に彼が起こす大事件につながる予兆だったのです。
「本部で研修があった後、彼と軽く飲むことになりました。その時に彼が言っていたのは、『女性を崇拝している』ということでした。確かにこの年の男の子にしてはガツガツしていないな、と思っていたので、そのときは受け流していました」
飲み会をしても、一向にホテルに行く流れになりません。
どこか物足りなさを抱えていた冬子さんに、彼は口を開きました。
「お願いがあるんです。冬子さんの今履いている下着を、僕にくれませんか?」
「えっ?」
「大丈夫です。代わりの下着を買ってきたんで。サイズもぴったりのはずです」
冬子さんは言葉を失いました。
これまでの男性遍歴の中で、そんな事を言ってくる人は一人もいなかったからです。
すると彼は、自虐的に言いました。
「やっぱりおかしいですよね、こんなの。ごめんなさい。忘れてください」
去ろうとする彼の腕を、冬子さんはとっさに掴みました。
「大丈夫。私はあなたのことが好きだから、どんな性癖でも受け止めるから。でもね、一回お願いがあるの」
「なんですか」
「私のことを、抱いてくれる?」
凪くんは微笑みました。淡く、儚い笑みでした。
「そのあとホテルに行って、凪くんの生い立ちを聞いたんです。銀行では採用時に、家族関係をものすごく調べるんですよ。でも、その隙間をかいくぐって入ってくる子がいるんです。凪くんはそのうちの一人でした」
衝撃的な彼の生い立ちとは 次ページ
衝撃的な彼の生い立ちとは。実は子供時代…
凪くんは、政治家の親戚として銀行のデータベースに登録されていました。
しかし彼によると、実の母親は愛人だったそうです。
家では母や姉達からいじめられており、性的ないたずらをされたこともあったそうです。
凪くんは母や姉達に気に入られたいと願い、そこから「女性に愛されたい」という願望を強く持つようになりました。
しかし一方で「女性と触れ合うのは怖い」とい潜在意識があり、生身の女性ではなく、その下着に興味が向くようになりました。
「彼の悲しい生い立ちを聞いて、私が異常性癖を直してあげようと思ったんです。私ならできると思ってました。セックスの相性も良かったし、凪くんも二回もイってくれたし」
ただし、それが間違いだと彼女は気づくことになりました。
彼の異常性癖は22歳にして、もう取り返しのつかないところまで来ていたのです。
異常性癖が引き起こした悲劇。二人の末路は? 次ページ
異常性癖が引き起こした悲劇。二人の末路は?
それは人事部にきた、一通の電話から始まりました。
店で事件があった際は、必ず人事部に連絡がいくようになっています。
どうやら彼の店で、盗難事件があったようです。
「法人営業担当は、お客さんのところを月末に訪問するんです。当座貸越の伝票を毎月書いてもらうためで、新人が担当者の代わりに行くことも多いです。それは『集金』と呼ばれています。しかし集金業務の際に、彼が集めてきたものは、伝票だけではありませんでした」
彼は外訪の際、訪問先の会社の近くにある個人宅に不法侵入して、40代の女性の下着を中心に盗んでいたというのです。
銀行員はスーツ姿で昼間に訪問することが多く、住宅街をうろついていても怪しまれません。さらに、いつも同じ取引先を何度も訪れるため、自然とその土地に詳しくなり、住民の生活状況も把握できるようになっていくのです。
「被害者の女性は、私と全く同じ年齢。子供がいる、働く女性でした。彼女の下着を、ひたすら盗み続けていたのです」
繰り返し窃盗にあった被害者は夫と一緒に待ち伏せしていて、凪くんは現行犯逮捕されました。
しかし父親である政治家の圧力が働いたのか、凪くんの事件は全くマスコミで流されることはありませんでした。
「今でもたまに、凪くんのことが気になって、口座情報を調べることがあるんです。本当はダメなんですけどね。どうやら地方の公務員として就職したみたいでした。そこで幸せになってほしいなと思います」
「凪くんと関係を持ったことを後悔しているか?」
という筆者の質問に対して、冬子さんはきっぱりと首を振りました。
「もう女として見られることはないと思っていた私に、彼は生きる活力を与えてくれました。例え歪んだ愛情だとしても、嬉しかった。私の人生に潤いを与えてくれたんです」
そう言って、冬子さんは静かに微笑みました。深い悲しみを経験した女性の、美しい笑みでした。
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