文化庁「映画部門」大臣賞受賞、岩井俊二監督作品『キリエのうた』Blu-ray＆DVD 5月29日発売、場面写真満載

OTONA SALONE / 2024年2月29日 12時5分

令和５年度（第74回）芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞が2月28日に発表され、映画監督の岩井俊二さんが映画部門で文部科学大臣賞を受賞しました。

文化庁では、昭和２５年から毎年度、芸術各分野において、優れた業績を挙げた方、又は新生面を開いた方に対して、芸術選奨文部科学大臣賞、同新人賞を贈っています。

【贈賞理由】

ギリシャ語で「主よ」を意味するキリエ。「キリエのうた」とは、「キリエ・エレイソン（主よ、憐（あわれ）みたまえ）」を繰り返すミサ曲のこと。ここでは名前を捨てた二人の女性と、この困難な世を生きる人々へ贈る讃歌（さんか）でもある。震災によって、貧困によって、全てを失った二人が、自身の力と揺るぎない友情によって未来を切り開こうとする。それを音楽で紡ぐ。岩井俊二氏の映画は、作中の音楽同様、大量消費を目的とせず、必要とする人のために作られる。支持する層は広く、口伝えで国内外に広がっている。

映画『キリエのうた』Blu-ray＆DVD/5/29(水)発売

岩井俊二監督の最新作映画『キリエのうた』のBlu-ray豪華版・通常版、DVD豪華版・通常版が5⽉29⽇(水)に発売されます。レンタルも同日リリース。

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“唯一無二の歌声”と“今旬の実力派俳優たち”が美しく奏でる音楽映画

『スワロウテイル』（96年）『リリイ・シュシュのすべて』（01年）……あふれる感性で、国内はおろか世界の心を震わせてきた「監督：岩井俊二×音楽：小林武史」。

壮絶な運命と無二の歌声を宿し、キリエの音楽がつなぐ13年に及ぶ壮大な愛の物語。降りかかる苦難に翻弄される男女4人の人生が、切なくもドラマティックに交錯していく。

アイナ・ジ・エンド映画初主演！本作のために6曲を制作

歌うことでしか“声”が出せない路上ミュージシャン・キリエ役は、伝説的グループ「BiSH」を経て、現在はソロとして活動するアイナ・ジ・エンド。映画初主演を飾った本作では、劇中曲として6曲を制作し、劇中で圧巻のパフォーマンスを披露。

アイナと共に“運命の4人”を演じたのは松村北斗、黒木華、広瀬すず！

姿を消したフィアンセを捜し続ける青年・夏彦役は、松村北斗。過去にとらわれた青年の複雑な心情表現を細やかな演技で魅せる。傷ついた人々に寄り添う教師・フミ役は、黒木華。清らかな慈愛を体現し、物語に奥行きを与える。過去を捨て、名前を捨て、キリエのマネージャーを買って出る謎めいた女性・イッコ役は、広瀬すず。今回は従来のイメージを覆す役どころに挑み、新境地を拓いた。