週末プチ断食で胃腸をリセット、冷えにくい体に【漢方医が教える体温1℃アップ術#1】
OTONA SALONE / 2017年11月1日 20時0分
「何だか体も重だるいし、心もどんより…」。そんな人は体が冷えて、不要なものをため込んでしまっているのかも。週末プチ断食で腸の元気を取り戻して、すっきりデトックス&リセット。冷えにくく、疲れにくい体質に変身しましょう。
忙しく、ストレスフルな毎日で胃腸は疲れきっている
「食事は1日3回、規則正しく食べるのが、体にとってよい」とよくいわれます。しかしその反面、毎日大量の食べものを消化吸収するというのは、胃腸にとって実は大変な仕事。そこへさらに、仕事などのストレスが加わることによって、胃腸の働きが落ちてしまうこともあるのです。
ところでみなさんは、毎日どんなふうに食事をとっていますか? 「朝は忙しくて、しっかり食べる時間がないから」と朝食は軽め、あるいは食べない、昼食はそこそこで、仕事終わりの夕食がメインという人が多いのではないでしょうか? この【朝1:昼2:夜3】の食生活が、冷え体質、疲れ体質の原因。特に、夜、遅い時間に食べてしまう人は要注意。本来休むべき睡眠中も、消化のために働き続けなければならないので、胃腸は疲れきってしまいます。
そうはいっても、仕事や人付き合いもあるので、平日の食事バランスを変えたり、夕食の時間を早めたり、生活リズムを変えるのはなかなか難しいもの。そこでおすすめしたいのが、週末プチ断食です。週末の夜だけでも、胃腸をきちんと休ませてあげれば、腸内環境がリセットされ、内臓も元気に。体の中からキレイになって、冷えや疲れともさよならできます。
食事のバランスを逆転させる、プチ断食ならストレスなし!
「断食」というと、ハードルが高く感じられますよね。でも週末プチ断食は「食べない」のではなく、平日の朝1:夜3の「食事バランスを逆転」させるだけなので、我慢やストレスとは無縁! きちんと食べているのに腸内環境が整って、代謝がアップ。冷えにくく、疲れにくい体質に変身できます。
週末プチ断食のやり方は、とても簡単です。普段よりボリュームのある朝食(朝食におすすめの食べものは、あとで説明します)を食べる、あるいは気になっていたカフェでモーニングをゆったり楽しむのもよいでしょう。
ランチはいつも通り、好きなものを食べてOK。その代わり、夜はハーブティーなどで軽めにすませてください。夕食を軽くすると、睡眠前に消化を終え、寝ている間しっかり内臓が休めるのです。睡眠の質もアップします。
また、プチ断食で胃腸が休む時間を作ると、弱っていた働きも回復。腸のパフォーマンスがアップするので、老廃物を排出するデトックス力が高まり、ダイエット効果も期待できます。
断食中の朝食は、あたたかいたんぱく質+旬の食材などをたっぷり食べる
夕食を軽くすませるプチ断食をした翌朝は、お腹がすいて朝食が食べたくなります。
朝食を食べると、朝しっかりと体温が上がり、体も気持ちもシャキッとして活動的に。
「午前中は何だかやる気が出ない」「仕事の効率が悪い」と感じたことはありませんか? それは朝食を食べていないせいかも。朝食を抜くと、体温も代謝も上がらず、十分なエネルギーを作り出せないのです。
「週末プチ断食」後の朝食では、ぜひあたたかいたんぱく質をとってください。おすすめは、納豆かけごはん(納豆は、あたたかいごはんにかけること)、ゆでたまご、豆腐のみそ汁、ホットミルク、チーズトーストなど。忙しい平日の朝はこれらのうち、1品をとるだけでOK。
週末プチ断食をする日の朝食は、これらのあたたかいたんぱく質メニューに旬の食材などを加えて、ボリュームアップ。その土地の旬の食材には、そこで暮らす人にとって必要な栄養やエネルギーがギュッとつまっています。
また肉や魚、野菜はなるべく丸ごと食べるのが、おすすめです。肉を丸ごとは難しいので、いろいろな部位を選んで食べるよう心がければOK。丸ごと食べることで、その食材に含まれるたくさんの栄養素やエネルギーをしっかり体に取り込むことができます。ちなみに主食なら、玄米、全粒粉のパンなどが、穀物の外皮まで丸ごと使われています。
効率的に胃腸を休ませながら栄養を体に取り入れて、冷えない体を作りましょう。
お話・渡邉賀子先生
日本初の「冷え症外来」を、1997年に北里研究所にて開設。医学博士・漢方専門医。医療法人祐基会帯山中央病院 理事長。麻布ミューズクリニック 名誉院長。多くの女性が悩む冷え症の診断と治療にあたっている。2003年に、女性専門外来「漢方女性抗加齢外来」を開設。2004年には女性専門外来・麻布ミューズクリニックを開院し、より健康で美しい女性の一生をサポートするために、診療・研究活動を続け、現在に至る。
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