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東大生が疑問を呈する。「もう大人なのに⁉」なぜ外国では、食べ物の好き嫌いが「悪いこと」とみなされないのか

OTONA SALONE / 2024年11月22日 14時1分

さんきゅう倉田です。日々会うのは東大の学生ですが、稀に卒業生と交流することがあります。先日はキャンプに行きました。

その卒業生は海運の会社で働いていて、上司はイギリス人です。

この上司は、普段は日本にいませんが、定期的に東京オフィスにやってきます。その際は、日本を楽しんでもらおうと日本人スタッフでもてなします。具体的には食事に連れて行くんですが、好き嫌いが多いため、店選びに苦労するそうです。

アレルギーはないんだけれど、「魚と貝はアレルギーでダメなんだ」などと言います。

他にも嫌いな食べ物があるため、使えるお店が限られます。

ぼくはその話を聞いて、日本人の感覚とは大きく異なると思いました。いい歳をした大人が、あれが食べられないこれが食べられないとい言っているのを聞いたことがありません。

アレルギーなら仕方ないけれど、そうでないのに嫌いな食べ物が多いのはどういうことなんだろう。きっと文化的な違いがあるんだろう。みんなで考えることにしました。

 

◀この記事の【前編】を読む◀大人になっても好き嫌いが多くて、それを公言する外国人上司。それば文化の違いからくるもの? それともほかに理由が?__◀◀◀◀◀

 

いただきますについても考える

友人A 「日本には“いただきます”という食事の前の挨拶と“ごちそうさま”という食事の後の挨拶があるよね。いつから始まった挨拶か分からないけれど、小学校では農家の人へ感謝してから食べるように言われたよ。マタギの人も命をいただくことに感謝するよね。農家や食材、給食を作っている人に対して感謝を示す挨拶をしてから、食事を始める。これが日本の文化。食べ物を残すことはこの感謝と反対方向の行為だよね。一方で、海外では“いただきます“とかないじゃん。アメリカの映画とか見てると、神に感謝してるよね。キリスト教のことは分からないけれど、神は食事を残したくらいじゃ怒らないのかもしれない。寛容だよね。」

 

 

大学に入ってから、様々なことについて疑問を持つようになりました。見方が変わって社会の当たり前や常識に対して疑問を持つようになったわけではなく、これはどうしてこうなっているんだろうという好奇心からの疑問です。

そして、その疑問を圧倒的知識と合理的な推論で解決してくれる仲間が大学には大勢います。自分の専門分野でなくとも、確かにそうかもと思えるような回答を提供してくれる。

自分の考えの正しさを確認することもできるし、誤りがあれば彼らの意見によって修正し、真理へ向かうことができる。

だから大学の友人たちと過ごす時間は充実しています。

大学に入らなくとも専門分野は学ことがで行きます。でも、大学でしか得られない学びが無数にあります。アルバイトばかりしている大学生にあなた。大学も悪くないですよ。

 

 

 

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≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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