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【伝説のキャストが明かす】2時間3万円「日本一高いレンタル彼女」、そのビジネスの実態 プラトニックなサービスが隆盛を極める理由

NEWSポストセブン / 2024年4月18日 7時15分

「レンタル彼女」のビジネスについて語るよもぎ氏

 時間ごとに料金を払って女性を“レンタル”する「レンタル彼女」なるサービスが人気だという。「日本一高いレンタル彼女」を自称し、これまで2000人以上の客から指名されてきた伝説の女性キャストがビジネスの実態を明かした。

「ご依頼いただいた男性と一緒にカフェで食事をしたり、動物園に行くこともあれば奥様の誕生日プレゼントを一緒に買いに行くなどもします。手をつなぐ、腕を組むまではOKですが、キスやセックスといった粘膜接触は一切行ないません。またキャストの身の安全を守るためにタクシーやカラオケ以外の密室空間に入ることはお断わりしています」

 そう語るのは、レンタル彼女の運営会社「喫茶れんたる」を経営するよもぎ氏(31)。自身もキャストとして活動する。大学時代に失恋をきっかけに始めたレンタル彼女のバイトにやりがいを感じ、一度は一般企業に就職するも脱サラ。2020年に「喫茶れんたる」を立ち上げたという。

 現在は10数人のキャストを抱え、レンタル料はランクごとに2時間5000円から8000円。終電までなら特に時間の上限はない。利用者はまずホームページから気になる女性を選び、予約フォームから申し込む。キャストから直接メールが届き、レンタル日時や場所を2人で確定させたら、銀行振込かクレジットカードで入金する。

 代表であるよもぎ氏は2時間3万円と高額で、「この金額は日本一です」と笑う。にもかかわらず、よもぎ氏の元にはリピーターも含め月15人以上の依頼が入る。

「地方から私に会うために夜行バスに乗ってくるお客さんもいます。仕事終わりにそのまま来てくださったり。どのお客さんもデート自体は本当にごく普通です。水族館に行ったり、カラオケに行ったり。定番のディズニーランドに行くこともあります」(よもぎ氏)

 現在、レンタル彼女の運営母体は「レンカノTOKYO」や「レンタル彼女プレミアム」など数社が鎬を削り、総会員数は20万人を超えるとも言われる。異性との出会いという点ではマッチングアプリやクラブ、ラウンジなどが思いつくが、客層が違うとよもぎ氏は言う。

「レンタル彼女のお客さんには、肉体関係目当ての方はいません。キャバクラなどのお客が“ライオン”だとすると、我々のお客さんは“柴犬”です。女の子とどう話していいかわからない。でも女の子と一緒の時間を過ごしたい。そんな男性から依頼をいただくことが多い」

 恋愛初心者の男性が女性に慣れるための入り口にもなっているそうだ。

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