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【“私の推しメン”対談】秋吉久美子×安冨歩・東大名誉教授 50才をすぎてから“女性装”に移行したのか?「モラハラの研究過程で徐々に心が解放された」

NEWSポストセブン / 2024年7月22日 16時12分

安冨:私の母は、常に成績優秀な“いい子”を求め、精神的に支配してくる人でした。そんな母の期待に応えるべく、京都大学卒業後は住友銀行に勤務し、東京大学教授にまでなりました。若気の至りで結婚した相手は、私の見た目や才能を気に入っていたけれど、私という厄介な人間のことは、本当に嫌いだったと思います。とはいえ、条件がいいので別れずに、私の欠点を徹底的に攻撃し、母親へのコンプレックスを利用して、人格を支配下に置いたのです。

〈経歴を見れば、エリート街道をひた走ってきたかのようにみえるが、30代まではいつも母親と配偶者からモラルハラスメント(以下、モラハラ)を受けたように感じていて、生きづらさから自殺も考えたという。離婚を訴えたものの、母親と配偶者が結託してそれを阻止。その頃から、自分の置かれた状態を理解するためにと、モラハラの研究も始め、「どうすれば自由に生きられるか」という、いまの研究テーマに辿り着いたという〉

安冨:モラハラの研究過程で、徐々に心が解放されていきました。2013年になって10kgのダイエットに成功したので、何気なく女性の服を着てみたところ、ピタリとはまったんです。

 私はウエストが細くて腰や太ももが太いので、男性用のズボンだとお腹がダブダブになります。そこで女性用のズボンをはいてみたらピッタリ。それに合わせるように女性用のトップスを着たらもう、男性用の服装が気持ち悪くなってしまい、全部捨ててしまいました。そして、女性用の服が似合うように、メイクをしたり体形を整えたりして、少しずつ見た目を変化させていきました。

〈女性用の服を着るにとどまらず、自分が女性であるという性自認に応じた装いをする、ということで、安冨さんは自身の格好を“女性装”と呼ぶことにしたのだという。

 そんな安冨さんをもっときれいにしたい、推しをもっと輝かせたいという気持ちが秋吉にはあったようだ。

 まずは、伸びた髪を10cm以上カット。カーラーをつけて髪にウエーブをつけ、白髪には金のヘアカラーを塗って、エレガントさを演出。メイクも明るめのファンデーションでナチュラルに。チークやリップも上品な色味に抑え、服は秋吉がチョイスした。

 ヘアメイク開始から約2時間、身長177cmのゴージャスな美女が誕生した。〉

秋吉:先生、すごくきれいになりました。これでようやく、落ち着いてお話ができます。

安冨:さすがプロのメイクは違いますね。ずっとこのままでいたいくらい。

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