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篠原信一が「銀」に泣いたシドニー五輪「世紀の誤審」から24年 柔道界の鉄人が指摘する「国際試合ならでは」の事情

NEWSポストセブン / 2024年7月23日 11時15分

 正木はこう説明する。

「国際大会の過密日程などでトップ選手が全日本選手権を回避するケースが増えた。そこで国際ルールから離れ、世界的に珍しい“体重無差別の大会”を魅力あるものにする狙いがあるようだ。近年は世界的にも頻繁なルール改正が行なわれている。大会によってルールが違うのも柔道ぐらいでしょう。その是非はさておき、審判員も柔道家もルールへの対応力が求められているといえる」

(了)

※『審判はつらいよ』(小学館新書)より一部抜粋・再構成

【プロフィール】
鵜飼克郎(うかい・よしろう)/1957年、兵庫県生まれ。『週刊ポスト』記者として、スポーツ、社会問題を中心に幅広く取材活動を重ね、特に野球界、角界の深奥に斬り込んだ数々のスクープで話題を集めた。主な著書に金田正一、長嶋茂雄、王貞治ら名選手 人のインタビュー集『巨人V9 50年目の真実』(小学館)、『貴の乱』、『貴乃花「角界追放劇」の全真相』(いずれも宝島社、共著)などがある。柔道の審判員のほか、野球やサッカー、飛び込みといった五輪種目を含む8競技のベテラン審判員の証言を集めた新刊『審判はつらいよ』(小学館新書)が好評発売中。

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