1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

総裁選出馬の小泉進次郎氏、女性・女系天皇議論を巡る因縁 父・純一郎氏は皇室制度改革に着手しながら決着はつけられなかった

NEWSポストセブン / 2024年9月6日 11時15分

 安定的な皇位継承をめぐる議論は現在に至るまで続いている。衆参両院議長は8月7日、各党からの意見聴取の結果、「女性皇族が結婚後も皇室に残る案についてはおおむね賛同が得られた」と発表したが、議論の先行きは不透明だ。

 他方、「愛子天皇」実現を期待する世論が日増しに熱を帯びている。愛子さまには皇位継承権はなく、また、皇位継承については、悠仁さままでの流れを「ゆるがせにしてはならない」とされているが、国民の愛子さまへの敬愛は深い。

「9月6日に成年を控えた悠仁さまも、そうした世間の反応を気にして悩まれているといいます。愛子さまもまた、世論についてはご存じのことでしょう。悠仁さまのお心を慮るという意味合いもあってか、皇室のご活動は内部で行われるものにとどめ、皇族としてのお出ましの機会も最小限にされているようです。実際に、8月の両陛下の那須ご静養にも初めて同行されませんでした」(前出・宮内庁関係者)

 議論を先送りにし続ければ、愛子さまはこの先もご自身のお立場に苦慮されるのではないか。皇室のご活動もますます制限される可能性すらあるだろう。政治が安定的な皇位継承をめぐる一連の議論に結論を出すことは急務であり、次の総裁の手腕の見せどころでもある。

「総裁選期間中は、不要なハレーションを避けるためにも、進次郎氏は安定的な皇位継承、特に、女性・女系天皇に関する内容については強く主張しないとみられています。しかし、総裁選を勝ち抜き首相になったあかつきには、純一郎氏の“未練”でもあるこの問題に着手するのではないでしょうか。

 進次郎氏は柔軟な考え方の持ち主ですから、国民からの支持を強固にするため国民の希望に寄り添う形で『女性天皇の容認』に言及する可能性は充分あります」(前出・全国紙政治部記者)

 父の代からおよそ20年、くすぶり続ける問題に終止符が打たれようとしている。

※女性セブン2024年9月19日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください