沖縄芸人が語る「O-1から全国へ」の野望 「沖縄のお笑いが本土の笑いより下だとは思ってない」「沖縄芸人に舐められない沖縄ネタをやりたい」
NEWSポストセブン / 2025年2月1日 15時59分
県外の人にも開かれていて、かつ沖縄芸人も爆笑させられるネタ。それが再び完成したとき、今度こそハンジロウの「オンリーワン」が「ナンバーワン」にくるりと回転するのかもしれない。
ディレクターの山里は将来の展望をこう語る。
「今、ラッパーのAwichとかがリリックの中にうちなーぐちを混ぜたりしていて。今の若い世代の間でもうちなーぐちのニュアンスみたいのがカッコいいよね、っていう感じになりつつあるんです。お笑いの世界でも沖縄らしいことがそのまんま通用する時代が目の前まで来ている気はするんですよね。ただ、O-1もそうだけど、沖縄の笑いは本来、沖縄で観るものなんです。だから、沖縄のお笑いが全国で認知されるようになったら、今度は本場に観に行こうとなってくれるのが理想。意味がわからなくても、へー、沖縄の人はここで笑うんだというのだけでもいいんですよ。それもお笑いなんで」
そして、こう締めくくった。
「オリオンビールも泡盛も沖縄で飲んだ方がおいしいでしょ?」
納得だ。沖縄で味わう沖縄のお笑いは、言ってみれば初めて泡盛を飲んだときの印象に近い。明かな文化の隔たりだ。だが、そのギャップが魅力であり、引力でもある。
初めて沖縄のお笑いに接する県外出身者は自分が異邦人であることを痛感するに違いにない。だが、その取り残される感じがたまらなく楽しいのだ。
【了。前編から読む】
■取材・文/中村計(ノンフィクションライター)
外部リンク
- 【沖縄芸人の「もう1つのM-1」】 知られざる「O-1グランプリ」の熱闘 “うちなーぐち”の「方言じゃないと漫才ができないんですよ」「沖縄あるあるは出尽くした」
- 沖縄芸人が語る「O-1から全国へ」の野望 「沖縄のお笑いが本土の笑いより下だとは思ってない」「沖縄芸人に舐められない沖縄ネタをやりたい」
- M-1王者・銀シャリが語る「令和ロマン」 「新しい戦い方」「テレビに縛られてない。そこはうらやましいっすよね」
- 【THE SECOND優勝】ガクテンソクが振り返る「マシンガンズさんが自滅しはった」 昨年の“雪辱”を果たせた理由
- 【M-1直前】ラストイヤーの双子コンビ・ダイタク「僕らの良さは間であり、テンポ」「1本目のネタは何となく決めています」
この記事に関連するニュース
-
エバース、大健闘4位『M-1』の反響に喜び 優勝狙う今年 そして目指すは「単独ライブ即完の芸人」
マイナビニュース / 2025年2月5日 5時0分
-
アキナ、漫才&コント二刀流の新賞レースに「興奮してます」 『M-1』『KOC』の両方で決勝進出
ORICON NEWS / 2025年2月4日 18時35分
-
パンクブーブー佐藤 講師務めるNSCの生徒たちに「お笑いってこんなんなのかな」と感じるワケ
スポニチアネックス / 2025年1月31日 17時38分
-
【沖縄芸人の「もう1つのM-1」】 知られざる「O-1グランプリ」の熱闘 “うちなーぐち”の「方言じゃないと漫才ができないんですよ」「沖縄あるあるは出尽くした」
NEWSポストセブン / 2025年1月31日 16時13分
-
2025年の注目芸人5組! 「エバース」「愛凛冴」ら賞レースで活躍するコンビのほか、あのベテラン芸人も!?
オールアバウト / 2025年1月15日 21時5分
ランキング
-
1「娘は大丈夫、元気です。でも…」小島瑠璃子(31)の母が明かした“困惑” 現場に居合わせた赤ちゃんは無事《夫は緊急搬送され死亡》
NEWSポストセブン / 2025年2月5日 6時15分
-
2「小学生の時は友達もほとんどいなかった」芳根京子27歳の“人生を変えた”転機。「土曜日に先生から電話がかかってきて」
日刊SPA! / 2025年2月5日 8時51分
-
3フジテレビのロケはお断り?松本潤、撮影現場の大混乱とスポンサー離れで「7月ドラマ辞退」危機
週刊女性PRIME / 2025年2月5日 6時0分
-
4渡邊渚のエッセー「何をされたかわかってしまった」読者が感じ取った“彼女の覚悟”
週刊女性PRIME / 2025年2月5日 5時30分
-
5フジ27時間テレビの放送は絶望的 CM差し止め大幅減収要因も、港社長の“肝いり案件”退陣で影響か
スポニチアネックス / 2025年2月5日 4時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください