《林家木久扇『笑点』卒業から1年の現在》語った司会への思いと「これからはお金を稼ぐよりも大切な家族孝行」寄席で全国を飛び回る理由
NEWSポストセブン / 2025年2月1日 11時16分
1966年にスタートした長寿番組『笑点』(日本テレビ系)。同番組で昭和、平成、令和と55年にわたってお茶の間に笑いを届けた落語家の林家木久扇さん(87)。トレードマークの黄色い着物を羽織った噺家は現在、これまで訪ねることができなかった全国の寄席を回っている。惜しまれながら『笑点』を卒業した木久扇さんがこの1年を振り返った──。【前後編の前編】
「もうねえ、忙しくてびっくりしました。ご存じの通り『笑点』は放送が日曜日なんですよ。番組は録画で放送しているんですけど、生放送だと思ってる人もいて、僕に仕事を頼めないと思っていた人たちが多くいたみたいなんです。
卒業してからは、日曜日が空いたっていうんで全国から寄席の出演依頼があって、すごい忙しくなっちゃったの。『笑点』はずっと土曜日収録でしたから遠方の泊まり仕事も行けない。当時はずいぶん、仕事を断っていましたが、地方の仕事は3~4本くらいだったのが、今は月に10本ほどに増えました」
──今年も元日から浅草で初席に立たれていました。
「実はお正月の浅草演芸ホールの寄席だと11時20分あがりで15分喋って、その後、東洋館の出番が14時なんですよ。だいぶ時間があるでしょ? その間に書店に顔を出して、自分の本にサインなんかを入れる。
それで最後に八代亜紀さんのベストアルバムを買って戻ったりするんです。そうやっていつもちょこまか動いてます。じっとしてるとなにかダメなんですよ」
──黄色の着物のまま行かれるんですか。
「黄色い着物だと目立って人が集まってしまうので、着替えて行きます。でも黄色っていうのはお金が集まる色ですからね。僕は風水好きで、風水では西に黄色を飾るとお金が貯まるっていうのがあるんですよ。よく『笑点』でも『みなさんこんにちは、黄色い恋人、木久ちゃんです。僕の写真を西に飾っておくとお金が入りますよ』って自分を売っていました(笑)」
──木久扇さん卒業後、『笑点』では黄色が“永久欠色”になっています。
「そうですね、いないですね、なんか遠慮してるんじゃないですか。誰か着ればいいのにね」
──着物の色は、自分で選べるんですか?
「昔の『笑点』はテレビが白黒で、控えめな色の着物だったんです。カラーになってから、『好きな色の着物を選んでいい』っていうので、紫や赤とかの着物も置いてありましたが、僕は最初に目に入った黄色を選びました。それが僕のカラーになった。
この記事に関連するニュース
-
原作・山崎豊子×主演・北川景子『花のれん』に甲本雅裕・泉ピン子・玉山鉄二ら出演決定!
クランクイン! / 2025年2月3日 6時0分
-
《大病乗り越え米寿迎える落語家・林家木久扇》「ちょっと変よ…」妻が見抜いた体の異変、昨年末に連絡先も知らない田中眞紀子氏から電話の真相
NEWSポストセブン / 2025年2月2日 11時2分
-
高田文夫氏が振り返る“お世話になった”山藤章二さんの思い出 突然訪ねてきて「あなたの落語を生で聞きたい。紀伊國屋ホール押えてきました」
NEWSポストセブン / 2025年1月29日 16時15分
-
2024年で最も視聴された落語の高座映像は!?「ぴあ落語ざんまい」年間ランキング発表
PR TIMES / 2025年1月24日 16時45分
-
『仮装大賞』はただの視聴者参加番組だと思ってない――全100回のレジェンドスタッフ・神戸文彦氏が語る出場者との特殊な関係性
マイナビニュース / 2025年1月13日 6時0分
ランキング
-
1「娘は大丈夫、元気です。でも…」小島瑠璃子(31)の母が明かした“困惑” 現場に居合わせた赤ちゃんは無事《夫は緊急搬送され死亡》
NEWSポストセブン / 2025年2月5日 6時15分
-
2元フジテレビ長谷川豊氏 “お台場のガーシー”編成幹部を告発で…復帰目前の松本人志がトバッチリ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月5日 9時26分
-
3フジテレビ記者会見「若者は興味なかった」と判明! コア視聴率「有吉ゼミ」「しゃべくり007」下回る
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月5日 9時26分
-
4「闇落ちしてる」ジャスティン・ビーバーの激ヤセが衝撃的、囁かれる“離婚危機”
週刊女性PRIME / 2025年2月5日 11時30分
-
5フジ27時間テレビの放送は絶望的 CM差し止め大幅減収要因も、港社長の“肝いり案件”退陣で影響か
スポニチアネックス / 2025年2月5日 4時3分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください