1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

《中居正広引退騒動を過熱させたSNS社会》タレントたちの「中居さんはいい人」主張も誹謗中傷の材料に 加害者にならないためにどうすべきか

NEWSポストセブン / 2025年2月6日 16時15分

 また、Yahoo!ニュースを見ていて思うのですが、コメントを読んでいると、記事とまるで関係ない話をしていたり、記事に書いてあることを理解していない人が多いことに気づかされます。これはどういうことかというと、記事の内容をろくすっぽ読まずに、タイトルだけで見て、自分の言いたいことを書く人が増えているということだと思います。そういう「面倒くさいから読みたくないけど、書きたい(何か言いたい)人」にとって最高のトピックとは、人気芸能人たちの発言だと思うのです。

芸能界からは中居を擁護する声も

 山里亮太さんは1月24日放送「DayDay.」(日本テレビ系)において、中居さん引退のニュースに触れ、「こうやって、人が人生を終わらせられるっていうのは、すごく怖いことなだって言う風に思っていて」と週刊誌報道により、中居さんの芸能人人生が「終わらせられた」ことに納得がいっていないようです。中居さんはトラブルについて当初から認めていましたし、引退も中居さんが決めたことですから、「週刊誌のせい」とは言い切れないと私は思いますが、加えて「僕が世話になった中居さん、僕が見てきた中居さんだけで言うと、そのコメントの中にある『全責任を背負う』っていう言葉、ほんとに我々はいろんなところでその姿を見てきた身としては(後略)」と、責任感の強かった中居さんに思いを馳せたのでした。

 1月26日放送「上沼・高田のクギヅケ!」(読売テレビ)に出演したタレント・ゆきぽよさんも中居さんとの共演を振り返り、「私も中居さんとバラエティーで何度か共演させていただいたんですけど。私の知ってる中居さんは、すごい紳士的で私とか演者さんだけじゃなくって、私のヘアメイクさん、スタイリストさん、マネージャーさん、全員スタッフ1人1人に分け隔てなく気配りしてくれる人だったから」「高級お寿司。うにとかいくらとか入ったお寿司を、演者だけじゃなくスタッフ全員分、差し入れしてくれて」と、中居さんの豪快かつ綿密な気配りを明かしていました。

 責任感が強く、スターでありながら下の人にも気配りを忘れないというのは、典型的スター像と言えますし、後輩に尊敬されていたことがよくわかります。しかし、私は「中居さんはいい人だった」というエピソードが流布されることで、被害者である女性への誹謗中傷が再燃する可能性があることを危惧するのです。「いい人だったのに、もう見られない。被害女性のせいだ」と暴走する人が絶対に出てこないとは言い切れないからです。もちろん、それらの発言を元に誹謗中傷をする人が悪いわけで、中居さんへの思いを語るタレント側に非はありません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください