愛子さま、佳子さま“結婚後も皇族としての身分保持”案の高いハードル 配偶者や子供も“皇族並みの行動制限”、事実上“女性皇族に未婚を強制”という事態は不可避
NEWSポストセブン / 2025年2月8日 7時15分
愛子さまの将来を左右する議論が再開した。ただし、議員たちが「やっている感」を出すだけで本質と向き合わないなら、女性皇族の健全な未来は開かれない。長らく放置されてきた皇室の懸案事項に、どのような結論が出されるのか。
ホイールがぶつかり合う衝撃音が響き、急な方向転換やブレーキによってタイヤのゴムが焦げた匂いが漂う──車いすバスケットボールは、想像よりはるかに激しいスポーツだ。東京体育館(渋谷区)で2月2日、車いすバスケの天皇杯決勝戦が行われ、天皇皇后両陛下と愛子さまが観戦された。
「会場内では特にアナウンスされませんでしたが、ご一家が入場されると、観客から自然と拍手が沸き起こりました。愛子さまは時折、担当者の説明に耳を傾けながら、得点が入るたびに拍手されていました。格闘技のような車いすバスケの迫力に圧倒されたようで、試合後には“あのスピードで、よく止まれますね”と感想を述べられていました」(皇室記者)
愛子さまは白いジャケットに水色のスカート姿だった。雅子さまは水色のスーツ、陛下は水色のネクタイで、ご一家での“リンクコーデ”を楽しまれていた。
昨年4月に日本赤十字社に就職されてからもうすぐ1年、仕事と公務のバランスも整いつつあるようだ。今後、単独での公務など、ご活動の幅を広げられることが期待されている。一方で、愛子さまの将来は不安定だ。
1月27日、日本政府は国連への拠出金を、「女性差別撤廃委員会」の活動に使わないよう求めた。昨年10月、同委員会が皇室典範について「皇位継承における男女平等を保証するよう改正すべき」と勧告したことへの対抗措置だった。
現行の皇室典範では、《皇位は、皇統に属する男系の男子たる皇族が、これを継承する》と規定されている。それが国連の委員会には「皇室は女性差別」と映ったわけだ。
「勧告では、男女平等のために王位継承法を改正した他国の事例が挙げられました。勧告を受けて議論が進めば、『愛子天皇』が実現する可能性もあったでしょう」(皇室ジャーナリスト)
日本政府が国連に強硬なファイティングポーズを取った背景を、皇室制度に詳しい元衆院議員で弁護士の菅野志桜里さんが読み解く。
「女性の皇位継承の問題について、これまで政府として真摯に対応してきていれば、お金の使途を制限するという敵対的な手段ではなく、“しっかりと問題解決に向けて国会や国民全体で議論しているので、国連から非難される言われはない”と堂々と説明できたと思います。
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