日経のプロ読者が最重要視する曜日と紙面
プレジデントオンライン / 2019年1月1日 11時15分
■「今週の予定」と「今週の市場」を読みこなす方法
日本経済新聞で最も重要なのは、月曜日の朝刊である。なぜなら、「予定面」があり、「今週の予定」と「今週の市場」が載っているからだ。
前者は「政治・外交」「経済・企業」「決算」などの区分で、各日の主なイベントをまとめている。なかでも特に重要なイベントは太字になっている。
後者はこうした予定を踏まえて、株式、為替、金利の3項目に分けて市場の動きを予測するものだ。特に大きなトピックについては、署名コラムの「羅針盤」で記者が解説している。
重要なのは予測や解説の内容ではない。「予定面」の情報をもとに、「今週の市場はどう動くか」という仮説を、自分なりに立ててみることだ。火曜日以降は、その仮説を検証しながら紙面を読み進めていく。注目企業の決算はどうだったか。それに対し市場はどう反応したのか。これを続ければ、自分なりの判断基準ができるので、情報に振り回されずに済む。
私は自宅からオフィスまでの電車通勤にかかる22分間で朝刊を読み切る。これは電子版では難しい。紙面だと、読みたい情報のある場所がすぐ探せる。ニュースの大小も把握しやすい。ただ外出先では電子版が便利だ。速報性と検索性に優れていて、スマホがあればすぐ読める。
日経新聞の記事は、ビジネスの基礎情報なので無視するわけにはいかない。自分なりに楽しく読む方法を身につけたい。
▼最重要は月曜日。「予定面」を熟読し仮説を立てる
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小宮コンサルタンツ代表
1957年生まれ。京都大学法学部卒業、東京銀行入行。米国ダートマス大学タック経営大学院でMBA取得。96年に独立。
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(小宮コンサルタンツ代表取締役会長CEO 小宮 一慶 構成=山田清機)
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