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お金が不安な50代が把握すべき「3つの項目」

プレジデントオンライン / 2020年1月4日 11時15分

ファイナンシャル・プランナー 深田晶恵氏

■手取り減少、教育費、住宅ローン…

老後のお金は準備できるのか。何歳まで働かなければならないのか。50代が老後に感じる不安は大きい。

「20年前の50代に比べて、現在の50代はお金が貯まっていません。ファイナンシャル・プランナーとしても実感しますし、データでも明らかです。50代前後の方は特に、お金が貯まらない環境に置かれており、老後に不安を感じるのも無理はないのです」

そう話すのは、多数の個別相談やセミナー、40~50代向けの連載記事執筆などを手掛ける深田晶恵氏。税・社会保険料アップによる手取りの減少、超低金利による利息の減少、教育費の高騰、住宅ローンの金利の多額化・長期化、バブル経験による消費傾向などで、今の50代はお金が貯まりにくいという。

■定年退職までにいくら貯められるか

深田晶恵『まだ間に合う! 50代からの老後のお金のつくり方』(日経BP)

「すぐ取り組みたいのは、お金のバイタルチェックです。月にいくら使ったか、去年1年間でいくら貯められたか、60歳に住宅ローンがいくら残るか、把握できていますか。いくらあれば生活できるか、定年退職までにいくら貯められるかを知ったり、目標を設定したりする手掛かりとなります。また夫婦で確認することで共通認識ができ、協力体制が築きやすくなります」

手取りが減っている実情を踏まえて、「何が問題か」「具体的にどうすべきか」、読者に寄り添いながら助言しているため、耳が痛すぎて降参、という懸念もなさそうだ。

「なんとかなるさ、と強がる人もいますが、残念ながら、なんともなりません。なんとかするさ、のスキルを身に付けましょう。実はそれほど難しくありません」

退職金や年金も、受け取り方によって貰えるお金に大きな差がつく。老後の準備は万端という人も、思わぬ損をしないために知っておこう。

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深田晶恵
ファイナンシャル・プランナー
独立系FP会社・生活設計塾クルー取締役。「すぐに実行できるアドバイスを心がける」がモットー。

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高橋 晴美(たかはし・はるみ)
フリーライター
ファイナンシャルプランナー(AFP)。編集プロダクションを経て独立。主な執筆テーマは、資産形成、投資信託、保険、経済学など。

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(フリーライター 高橋 晴美 撮影=村上庄吾)

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