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『第18回地域伝統芸能まつり』観覧者募集!

PR TIMES / 2017年12月8日 16時1分

2018年2月25日(日)/NHKホール(東京・渋谷) 観覧無料

地域伝統芸能まつり実行委員会(会長:山折哲雄)および一般財団法人地域創造(理事長:板倉敏和)は、全国の地域伝統芸能・古典芸能が一堂に会する『第18回地域伝統芸能まつり』を、2018年2月25日(日)にNHKホール(東京都渋谷区)で開催。同催事の観覧者を募集しています(観覧無料/募集人数2,500名、応募多数の場合は抽選)



[画像1: https://prtimes.jp/i/30451/1/resize/d30451-1-688855-0.jpg ]

■観覧無料/はがき、インターネットで観覧者を募集中
観覧をご希望の方は、往復はがきに必要事項(詳細は「開催概要」参照)を明記の上、当観覧応募事務局までご応募ください。なお、地域伝統芸能まつりホームページ(http://www.jafra.or.jp/matsuri/)からのご応募も可能です。
=応募締切:2018年1月31日(水)必着=

■伝統芸能の継承、地域活性化を目的に毎年開催
「地域伝統芸能まつり」は、日本各地で脈々と受け継がれてきた祭りや芸能を保存、伝承し、地域活性化を図る取り組みとして、2001年より毎年開催。17年間にわたり全国各地の祭事・芸能176演目を紹介してきました。

■今年度のテーマは「鬼」
第18回のテーマは「鬼」~山に棲む、里に棲む、心に棲む~。恐ろしいものの代名詞とされる「鬼」は、この世のあらゆるところにその“棲み処がある”と言われ、古くから祭や芸能にも数多く登場しています。今回紹介する多彩な演目を通じて、各地の風土や日本文化の素晴らしさを再発見いただくとともに、郷土に親しみと誇りを持つきっかけになることを願っています。

■北上市や佐渡市、浜田市など7地域による多彩な演目を披露
地域伝統芸能まつり実行委員会が選出した「鬼剣舞」(岩手県北上市)、「野田のつく舞」(千葉県野田市)、「鬼太鼓」(新潟県佐渡市)、「中野獅子舞」(兵庫県姫路市)、「石見神楽」(島根県浜田市)、「津野山神楽」(高知県梼原町)、「伊作太鼓踊」(鹿児島県日置市)の地域伝統芸能 7演目に加え、テーマに所縁の深い古典芸能として、能「安達原」(観世流)を実演。実行委員会委員による解説を交えながら、その歴史や地域性などもあわせて紹介します。また、会場内のロビーでは、出演団体の地元の文化・観光をはじめとした地域情報の紹介や、特産品の販売等も行う予定です。


『第18回地域伝統芸能まつり』 開催概要

■テーマ: 「鬼」 ~山に棲む、里に棲む、心に棲む~
[画像2: https://prtimes.jp/i/30451/1/resize/d30451-1-591772-1.jpg ]

■日時: 2018年2月25日(日) 14:30開演(13:30開場)
■会場: NHKホール(東京都渋谷区神南2-2-1)
■主催: 地域伝統芸能まつり実行委員会/一般財団法人地域創造
【地域伝統芸能まつり実行委員会】 ※50音順
板倉敏和(一般財団法人地域創造 理事長)
梅原猛(国際日本文化研究センター 顧問)
鎌田東二(上智大学グリーフケア研究所特任教授/京都大学名誉教授)
香山充弘(一般財団法人地方債協会 会長)
菅康弘(日本放送協会 理事)
下重暁子(作家)
田村孝子(公益社団法人全国公立文化施設協会 副会長)
安田充(総務省 事務次官)
山折哲雄(国際日本文化研究センター 名誉教授)
山本容子(銅版画家)
■後援: 総務省/文化庁/観光庁/NHK
■協力: 日通旅行株式会社
■入場料: 無料(応募当選者)
■募集人数: 2,500名
■応募方法: 「はがき」または「インターネット」による
【はがきの場合】
往復はがきに、1.郵便番号 2.住所 3.氏名 4.年代 5.性別 6.電話番号 7.観覧希望人数(本人含む2名まで) を明記の上、下記宛先までご応募ください。
*未就学児も1名とします。
*返信はがきには、自分(応募者ご本人)宛の住所・氏名をご記入ください。
<応募先>〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-5 NRビル5F
「地域伝統芸能まつり」観覧応募事務局 (貴紙・誌・サイト名) 係

【インターネットの場合】
地域伝統芸能まつりHP( http://www.jafra.or.jp/matsuri/ )よりご応募ください。
◎ご応募いただいたお客様の個人情報は、本フェスティバルの抽選、当・落選告知および個人を特定しない統計資料の作成の目的で使用させていただきます。また、お客様の事前の承諾なく個人情報を業務委託先以外の第三者に開示・漏洩しません。
■応募締切: 2018年1月31日(水)必着
※当落の発表は、返信はがきの発送をもって代えさせていただきます。(ネット応募者へはメールにて当落通知)
■プログラム(予定):
1.野田のつく舞 (のだのつくまい)千葉県野田市 4年ぶり6回目
2.鬼太鼓 (おんでこ)新潟県佐渡市 3年ぶり7回目
3.津野山神楽 (つのやまかぐら)高知県梼原町 9年ぶり2回目
4.中野獅子舞 (なかのししまい)兵庫県姫路市 10年ぶり4回目
5.能 「安達原(あだちがはら)」(観世流) 短縮版 出演:大槻文藏 他
6.鬼剣舞 (おにけんばい)岩手県北上市 1年ぶり10回目
7.伊作太鼓踊 (いざくたいこおどり)鹿児島県日置市 7年ぶり7回目
8.石見神楽 (いわみかぐら)島根県浜田市 4年ぶり6回目
※演目は変更される場合もあります。予めご了承ください。
■一般問合せ先: ハローダイヤル 03-5777-8600 (全日8:00~22:00)


『第18回地域伝統芸能まつり』 各演目の紹介

=地域伝統芸能=

◆野田のつく舞(のだのつくまい) [千葉県・野田市]
「野田のつく舞」は、7月中旬に行われる、野田市野田の三ヶ町夏まつり(上町、仲町、下町)の中日に演じられる民俗芸能で、水神信仰にもとづく雨乞の神事といわれています。「愛宕神社年暦」によれば、享和2(1802)年に野田町と山崎村(現野田市)で行われたのが始まりといわれています。 先端に一斗樽をかぶせた、高さ14.5メートルの白木綿で巻かれた柱を立てて、「ジュウジロウサン」と呼ばれる白装束に雨蛙の面を被った演者が、柱や樽の上、柱から張った綱の上などで妙技を披露します。演じられる場所は、上・仲・下町の「津久年番」によって変わります。平成5年に千葉県の『無形民俗文化財』に指定され、平成11年には国の『選択無形民俗文化財』となりました。

◆鬼太鼓(おんでこ) [新潟県・佐渡市]
江戸時代初めに始まったとされる鬼太鼓は、悪魔を払い、商売繁盛、五穀豊穣を祈って神社の祭礼に奉納される佐渡独自の伝統芸能です。 佐渡島内には120を超える各集落で、それぞれ独特の様式で伝承されています。今回の出演は、トキが舞う新穂地区に伝わる国仲系の鬼太鼓「青木青年会」。 能の舞にルーツを持ち、面は能面のシカミ面とベシミ面を使用し、洗練された太鼓と独特の振り付け、そして獅子が加わるのが特徴です。毎年4月15日の神社の祭礼に、五穀豊穣を祈って神社に奉納するほか、集落内約150軒、一軒一軒を早朝から深夜まで悪魔を払い、家内安全を祈って巡ります。

◆津野山神楽(つのやまかぐら) [高知県・梼原町]
津野山神楽は、延喜13年(913年)藤原経高が津野山郷に入国した際、伊豆の国より三島神社を勧請して守護神として祀られたときから、代々の神職によって歌い継ぎ舞い継がれたものと伝えられています。昭和20年の敗戦による混乱と、神楽習得者の減少により一時衰退しますが、昭和23年神楽復興の気運が起こり、津野山神楽保存会が設立されました。それまでの神楽は、代々特定の神職により世襲的に舞い継がれてきたものでしたが、旧習を破り神職以外の村内各地から選ばれた青年らにより伝承されることになりました。神楽は18の節からなり、いずれの舞もリズミカルな囃子に合わせて舞われる優美荘重さが魅力です。昭和55年1月28日、土佐の神楽の一つとして、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

◆中野獅子舞(なかのししまい) [兵庫県・姫路市]
中野獅子舞は、姫路市船津町中野地区に古くから伝わる奉納神事です。その由来は定かではありませんが、記録によれば安土桃山時代から祭礼を行っています。江戸時代後期に村の再生と繁栄を祈願して本獅子から勇壮な毛獅子になったと伝えられています。雄・雌二頭が勇壮に、しなやかに乱舞する獅子舞全11曲が今に伝承されています。中でも最後に演じられる「梯子」は、天上に雨乞いを祈願する舞で、三間の梯子2本(高さ約5メートル)を組み合わせて舞われます。雄獅子が宮参りの舞を行い、猿とひょっとこに釣られて梯子を登っていき、頂上に昇ると周囲を睥睨して、釣り子と共に軽業を演じます。そして梯子を下っていくところも雄獅子の技の見せどころです。

◆鬼剣舞(おにけんばい) [岩手県・北上市]
鬼剣舞は、北上市とその周辺に伝わる民俗芸能で、盆の精霊供養のために踊る風流念仏踊りの一種です。威嚇的な鬼のような面(仏の化身)をつけ、勇壮に踊るところから『鬼剣舞』と呼ばれ親しまれています。その由来については、大宝年間(701~704年)に修験の祖・役行者小角が、厄を祓い天下泰平を願って念仏を広めるために念仏踊りを踊ったのが始まりとも、大同年間(806~810年)に羽黒山の法印・善行院が荒沢鬼渡大明神で、大日如来の化身から悪霊退散・衆生済度の念仏踊りとして伝えられたのが始まりともいわれています。演目は18種目が今に伝えられており、太刀や扇を使いながら毛ザイ(頭部)を激しく振り、大地を踏みしめながら勇壮に、且つ華麗に踊ります。

◆伊作太鼓踊(いざくたいこおどり) [鹿児島県・日置市]
伊作太鼓踊の由来にはいくつかの説がありますが、一説には、応永13(1406)年、伊作島津氏4代当主の久義が,田布施の二階堂氏を降伏させた際に考案された戦勝の踊りと伝えられています。毎年8月28日の南方神社の大祭の日に、6地区の保存会が交代で南方神社に奉納し、その後翌日の29日まで吹上の各地で披露されます。矢旗を背負って勇壮に踊るのが「平打ち」で、竹を編んだ2メートルほどの矢旗を高く掲げ、薩摩鶏の羽を背負い、胸に太鼓をつけて勇壮に踊ります。平打ちの輪の中で踊るのが「中打ち」で、華やかで可愛らしい姿の子供たちが鉦や小太鼓を鳴らします。太鼓の音で稲の害虫を追い払う「虫送り」の意味や、豊作祈願の踊りとも伝えられています。鹿児島県無形民俗文化財。

◆石見神楽(いわみかぐら) [島根県・浜田市]
島根県西部に位置する浜田市を中心とした石見地方で伝承されているのが「石見神楽」です。約500年前までには現在の原形が成立し、往時、神職による神事として行われていましたが、明治政府から神職の演舞を禁止する達しが出されたことにより、土地の人々の手に受け継がれ、今日では例祭への奉納や各種催事、祝事の場での披露など、活動は多岐にわたります。古事記・日本書紀を原拠とする神話を中心として演目は30種類以上にのぼり、速いテンポで豪華絢爛な衣裳を身に纏って演舞する姿は、多くの観客を魅了します。地域の物語などを神楽化した社中ごとの創作神楽や、舞台演出を凝らしたステージ神楽も台頭しており、伝統芸能としては希な広がりを見せてきているのも石見神楽の特徴です。

=古典芸能=

◆能 「安達原(あだちがはら)」(観世流) 短縮版
熊野の山伏・阿闍梨祐慶一行は修行の途中、陸奥・安達原(現在の福島県二本松市)で一夜の宿を借ります。主の女は、枠桛輪(糸車)で糸を巻き取る様子を見せ、この糸巻きのように輪廻を繰り返す人の世を嘆きます。やがて女は「決して閨(寝室)を覗かないように」と言い残し、夜寒をしのぐための薪を取りに出かけます。しかし閨の中がどうしても気になる能力(山伏の従者)が山伏の寝たのを見計らい覗くと、そこには山のような人の死骸が。ここは安達原の鬼のすみかであったかと逃げ出す一行を、正体を現した鬼女が追いかけます。激しい攻防の末、鬼女は祈り伏せられ姿を消すのでした。今回は枠桛輪で糸を巻き取る場面からの上演です。
出演:シテ 大槻文藏(人間国宝)、他

◇『第18回地域伝統芸能まつり』 開催にあたって
地域伝統芸能まつり実行委員会 会長 山折哲雄
「地域伝統芸能まつり」は、日本各地に脈々と受け継がれてきた芸能を保存・伝承し、地域の活性化をはかる取り組みです。各地の伝統ある祭事や古典芸能が一堂に会し、個性を競い合う新たな“祭”が、日本文化の素晴らしさを再発見し、郷土に親しみと誇りをもつ契機となることを願っています。
第18回のテーマは「鬼」。恐ろしいものの代名詞とされる鬼は、この世のあらゆるところにその「棲み処がある」と言われてきました。
今回も、全国各地から選出された多彩な演目をお楽しみいただき、その歴史や地域性の一端に触れていただきたいと思います。

◇一般財団法人地域創造について
一般財団法人地域創造は、文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりを目的として、全国の地方団体等の出捐により1994年に設立されました。
財団事業として、地域における文化・芸術活動を担う人材の育成や、公立文化施設の活性化を図るための各種支援事業(音楽・ダンス・演劇・邦楽・美術・助成)など、多彩なプログラムを実施しています。

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