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京染 佐々木染工「伝統×革新」の新たな一歩 京友禅をホテルの客室に。振袖制作技術による和の空間演出商品を開発

PR TIMES / 2022年7月4日 12時45分

振袖の技巧を空間に、アートに、ポータブルに。オフィシャルwebサイトも開設

京染 佐々木染工(京都府京都市 代表:佐々木幹夫)(以下、佐々木染工)は、長年の振袖制作の技術を活用した、ホテルの客室を演出するFFE*を開発しました。今回開発した商品は、裂地額装アート、ベッドスロー(フットスロー)、クッションカバー、御朱印帳などで、大きな工事などを施すことなく設置することができ、ホテルの客室を簡単に上質な和の空間に演出することができます。また、これらのあらたな商品開発を機に、自社ホームページ(https://kyouzome-sasakisenkou.com/)を開設し、商品や開発ストーリーなどを公開していきます。



[画像1: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-71e2da1694daf7e2911b-0.jpg ]

*FFE:Furniture Fixture and Equipmentの略称。クロス・塗装・木工事などを除いた装飾的な家具・備品・照明器具・カーペット等の工事の総称


【商品開発の背景】
創業以来、佐々木染工は一貫して振袖の制作を行ってきましたが、少子化が進み、呉服市場は縮小傾向にあります。
振袖は購買機会が限られるだけでなく、現代においては、日本人の着物離れも進むなか、2020年の新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、大規模な催しの中止や縮小も余儀なくされ、振袖の需要も減少傾向がみられます。
その一方で、外国人からの日本文化への興味関心は高まっており、社会状況が落ち着いてくれば、訪日外国人の数は増加が見込まれ、各地でホテルの建設が相次いでいます。

着物は、美しいだけでなく、日本文化の象徴ともいえます。
訪日外国人の方々はもちろん、日本国内の旅行者にも、この文化に親しみ、京友禅を身近に感じていただける場として、ホテルの客室というくつろぎの空間は最適ではないかと私たちは考え、今回のFFE商品を考案いたしました。
また、これらの商品は、生地をアップサイクルし、無駄なく活用するという観点からも、SDGsの取り組みとして推進してきたいと考えています。


【新商品のご紹介】
●裂地額装アート

[画像2: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-de469414c32da21c93cb-1.jpg ]

熟練の職人の丁寧な手仕事による美しい京友禅を、着物ではなくアートパネルとして、壁面に飾り、空間を優雅に、上質に演出します。
色みや技巧の異なる友禅により、様々な雰囲気を演出することができ、季節や用途ごとにパネルをかけ替えることができるので一つの空間を様々なシーンに演出することができます。

●ベッドスロー(フットスロー)

[画像3: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-f8f283cc89fa5e2cb07b-2.jpg ]

ホテルの客室において、その空間の印象を左右する印象的なアイテムにできるベッドスローは、空間を上質に彩るだけでなく、京友禅ならではの優雅さで、くつろぎの時間を演出します。

●クッションカバー

[画像4: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-90e9c4bdfefbf28f5f46-3.jpg ]

ベッドやソファーに置くだけで、優雅な和の空間演出ができます。
気軽にお客様に手に取って触れていただくことで、上質な日本の伝統文化に直接触れる機会を提供することができます。

●御朱印帳/バインダー

[画像5: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-109e6dd71dd9d4b116df-4.jpg ]

ホテルの案内を格納するバインダーに京友禅を採用することで、客室で過ごす時間そのものが満足度の高い上質な時間になります。
京都観光の醍醐味でもある神社、仏閣めぐりにご活用いただける、京友禅の御朱印帳。京友禅の着物の文化を身にまとうようにポータブルなアイテムとして、気軽に楽しめるアイテムに仕上げました。

【京染 佐々木染工について】

[画像6: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-a4548cc7f776811fafa4-6.jpg ]

佐々木染工は創業から93年間、伝統技法を用いて振袖製造一筋に向き合ってきました。
振袖のデザイン作成はもちろん、職人がひとつひとつ手作りで丁寧に製造しています。
その長年に渡って積み重ねてきた経験、感覚、技術を用い、多くのお客様の大切なハレの日を彩ってきました。
そしてその想いは親から子へ紡がれてきました。
しかし近年では少子化や振袖のレンタル販売が広がってきたことにより、新しく振袖を購入するということが少なくなってきました。
そんな現状に佐々木染工は、振袖以外の大学卒業式に着る二尺袖、訪問着などを取り扱うと同時に、日本の美しい伝統を生活の中に定着させられるよう様々な施策を考えています。
時代とともに薄れていく伝統がある中、佐々木染工の技術を次代へと繋げていき、お客様の生活が上質で格式高いハレの日になるような活動に取り組んでいきます。

<京染 佐々木染工よりコメント>

[画像7: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-df9d55f49b4902e0834e-5.jpg ]

代表 佐々木 幹夫(写真左)/専務 佐々木 滉太(写真右)

私が京都室町の呉服業界に足を踏み入れた今から50 年前は、呉服会社の関係者や旅行者の人達で溢れかえっていました。
現在は呉服の会社があった場所はマンションやホテルになり、当時の光景を思いだすと寂しい思いが募ります。
振袖も今より日本の皆様の身近にあったのですが、近年は着物離れが進みこのままでは伝統技術が途絶えてしまうのではないかと畏怖しております。
従来、振袖の作り手である弊社は、物創りに専念してよりよい、振袖の柄を制作していればよかったのですが、リーマンショックから振袖需要が低下し今回のコロナウィルスによるさらなる呉服市場全体が低迷し作り手であった弊社も外に向けてなにかを発信していかねばならないと思い、web サイト新設と振袖以外の商品開発をはじめ、新たな取り組みをスタートしました。
京友禅で培ってきた振袖制作技術を生かし、ホテルや旅館などで需要があるベットスローなどを制作し、展開することで、日本の皆様のみならず京都に観光に来られる海外からの旅行者の方々を日本の伝統技術である板場京友禅で作った華やかな振袖の柄の商品でお出迎えし、日本の伝統技術の素晴らしさとの出会いの機会を創出し、着物に興味を持っていただくことが出来ればと思っています。
今回の新な挑戦で web での情報発信、商品展開を通じて、振袖の良さを皆様に再認識して頂き、少しでも伝統技術を次代へと継いでいきたいと思っております。

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[画像8: https://prtimes.jp/i/95134/1/resize/d95134-1-c82df2f771db268bced4-7.png ]

名称:京染 佐々木染工
代表:佐々木 幹夫
所在地:京都府京都市右京区梅津堤下町60番地
事業内容:伝統に基づく板場京友禅・製造加工業
創業:1928年
webサイト:https://kyouzome-sasakisenkou.com/
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