ゲーム依存・ひきこもり・不登校児、充電なしのサバイバルキャンプ生活
PR TIMES / 2019年10月16日 16時45分
日常の第一優先はスマホ・タブレット、その充電がなくなった時子どもはどう変化する?
ゲーム依存問題を抱える不登校児が真夏の山奥で充電ができないキャンプ生活!立ち向かうのは小さな画面ではなく、広がる大自然。彼らが学ぶべき事とは!?自炊、怪我、悪天候、スマホなしでどう2泊3日を過ごし、どう変化するのか?現代の子どもは昔の子どもに戻れるのか!?
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全国フリースクール伊藤幸弘塾(本社:東京都世田谷区北沢、代表理事:伊藤幸弘)では、親元を離れて不登校問題を抱える青少年(約30名)が寄宿生活を送っている。集団生活を通じて社会復帰を目指しているが子どもの多くの共通点は「ゲーム・スマホ依存」である。過度のゲーム依存に気づかせ、心的成長を与えるために栃木県 鬼怒川でキャンプを実施。2019/08/21~23
URL http://www.ito-juku.jp/
ゲーム依存の現状、第一優先はスマホと電波と充電
当校ではゲームやスマホを物理・時間的に管理しているが、使用可能時間となると人格が変わる。
挨拶や問いかけに対して返答がなくなる
罵詈雑言が溢れ出す
奇声や怒号、発狂を小さな画面に向け始める
当番の仕事や入浴、歯磨きでさえ忘れる
そんな彼らは山奥のキャンプ場で不憫な生活をするとどう成長するのか?
キャンプルール
モバイルバッテリー持参は禁止
充電環境なし
不正がばれたら1ヶ月間スマホ禁止
持参できるデバイスは1人1台
[画像2: https://prtimes.jp/i/47944/2/resize/d47944-2-493938-3.jpg ]
重度の依存による不安
キャンプ場に着くなり早速様々な反応が現れる。他者にスマホを使わせようと誘導する者、電源を切って温存する者中には充電が必要だ!ふざけるな!クソキャンプ!」と屁理屈と怒りを爆発する者、様々な反応が現れる。
ゲーム依存による支障「協調性」「想像力」「能動的思考」の低下
普段向き合うのは小さな画面のため集団で大局的に考えられない影響が如実と現れる。チームプレーができずテント張り、火起こし、調理などあらゆる場面で不具合が生じる。側から見ていると「どうしてそんな普通なこともできないの?普通に考えたらそんなことわかるでしょ?」と思われるだろう。それほどにゲーム依存の不登校児は未来予知、危険予知、相手がどう思うのか?など「想像力」が低下している。
ゲームとは「脳の反射」であり能動的思考ではない。成長期にその反射行動だけを長期間に行うと「普通」の考えが育まれなくなる。ゲームと違い、キャンプ生活では充電だけでなく何もかもが有限である。何かが尽きた時に勝手に補充してくれる親ももちろんいない。つまり自ら「先読み思考」を巡らせる必要がある。
[画像3: https://prtimes.jp/i/47944/2/resize/d47944-2-960624-2.jpg ]
「アクシデント」と「意識変化」
更に予期せぬ雨が起きた。慢性的に降る雨により状況が過酷になったと数人が気付き、有限に対しての意識が変わり始めた。
薪は無限にない、効率的に使わなくてはならない、尽きたら調理や暖が取れなくなる
薪が燃えやすいようにゴミ袋から燃えそうなものを拾い集めてくる
うちわがボロボロになったらアルミホイルを巻いて、うちわを再生する
食材や飲料水も限りがあり、自分だけ独り占めしてはならない
濡れたら体を温めなくてはならないと知る
目の動き、視覚→首や視野を振り、より広く捉える
口調→指示、確認、掛け声、呼びかけなどが増える
大半の子どもの思考軸が自分の世界から対集団に切り替わり始めたが、それでもこだわりの強い子どもも中には数人いる。スマホの充電がなくなり落ち込む者、ぐずりだしてイジける者、普段なら大人がなだめるのだが、キャンプでは子ども同士で律しあっていた。
「お前が後先考えず使うからいけないんだろ」
「みんな同じなんだから我慢しろよ」
「まぁ、辛いよね~」
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普段の寮生活では考えられない会話であり、子どもの中の「現実的に物事を考え、解決していく力」が大きく育まれた証明でもある。悪天候のキャンプで、彼らは能動的に道具や自然と触れ合うことで「子どもらしい子ども」に戻れた。
子どもらしい子どもとは?
コミュニケーションの質と量が高い
全身を使い体的に試行錯誤をする
自分の力で解決しようと取り組む
仲間同士で教え合う
キャンプを通じて明確になったゲーム依存の子どもの課題=セルフコントロール
ゲーム依存により「想像力」「思考力」「協調性」などが大きく低下する。依存の原因は育ち方もあるが、その行為が許されている環境の影響も高い。
現代の家庭に昔のような正しさと厳しさを兼ね備えた父親はいるのだろうか?
限りある中で自ら知恵をふり絞り行動させる母親はいるのだろうか?
大人の課題
有限であることは制限・適切な禁止でもある。そう、彼らの課題は自らを制限する力。本人ができないのであれば、正しく制限し他律してくれる大人の力が必要だ。子どもの問題はいつの世も時代が作っている。その時代背景や環境に対して今一度大人は何をすべきか?自然の代わりに考えなくてはならない。子どもの問題は本人だけはなく、大人の課題でもある。この経験で得た課題を今後私たちは問題を抱える家庭に提示する活動に繋げていく予定です。
[画像5: https://prtimes.jp/i/47944/2/resize/d47944-2-931755-0.jpg ]
本当はみんな普通の子どもだった
人は物を手放すことにより、心が執着から解放される。
本当にしたかったことが見える。
彼らがしたかったこと。
それは、普通の子どもと同じように友達とたくさん遊びたかった。
川でみんなで遊ぶ子どもたちの表情がそれを大きく物語っていた。
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『Re STA Group.inc』概要
全国フリースクール伊藤幸弘塾を運営。不登校・ひきこもり・家庭内暴力・非行問題を抱える青少年のための全寮制の社会支援施設であり、24時間サポートスタッフによりアットホームな雰囲気ときめ細やかな支援に取り組んでいます。特徴は更生施設の中では珍しくスマホもゲームも外出も可能で生徒達の自主性と自律性を育む教育スタイル。寮から登校や就労に通うなど自立した生活を送りつつ、日々のプログラムや各種イベントでは協力し合い、充実した寮生活を過ごしています。
不登校ひきこもり解決子育てカウンセラー 伊藤 幸弘
所在地 〒155-0031 東京都 世田谷区 北沢 2−40−16−1F
※下北沢駅から徒歩5分
HP http://www.ito-juku.jp/
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