デジタルホログラフィ測定のHoloway、シードラウンドにて1.0億円調達

宇宙・半導体等の先端産業に対する新たな測定検査ソリューション開発を本格化



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　株式会社Holoway（神戸市、以下「Holoway」）は、シードラウンドにてQB第二号投資事業有限責任組合（GP：QBキャピタル、NCBベンチャーキャピタル）を引受先とする1.0億円の第三者割当増資を実施しました。この増資により、長期借入・グラント等を含めた累計資金調達額は1.5億円超となります。今後、プロダクト開発と組織強化を進め、更なる成長加速を目指します。

■ Holowayについて
　Holowayは、科学技術振興機構（JST）の大学発新産業創出プログラム（START）の支援を受けて設立された兵庫県立大学発スタートアップです。
　これまで実現しなかった"大面積"×"ワンショット"×"ナノオーダー"での精密測定を可能とする独自のデジタルホログラフィ技術を開発しています。電子部品を初めとして、様々な製造シーンで微細化・大面積化ニーズが高まる中、宇宙・半導体といった先端産業の主要プレイヤーからも多くの引き合いを受けており、今回の調達資金を活用してプロダクト開発の加速を図って参ります。
　Holowayの測定イノベーションを通して、より良いプロダクトが世の中に生み出され、そして皆様の生活が一層豊かになるという世界を目指して、我々は常にモノづくり自体へのインパクトを追求し続けます。

会社名　：株式会社Holoway
代表者　：代表取締役CTO　佐藤 邦弘
所在地　：兵庫県神戸市中央区東川崎町1-8-4神戸市産業振興センター710
設立年月：2023年4月
ＨＰ　　：https://holoway.co.jp

■ 当社のデジタルホログラフィ技術
　Holowayは、ホログラムから物体光の波面情報を正確に記録し、物体の形状・性質等を高速に再生する独自のデジタルホログラフィ技術を誇ります。
　イメージセンサー上の光波面そのものをデジタルデータとして捉え、波動方程式の解析解を用いた伝搬計算により物体表面上の光波面をコンピューター内で再生することで、既存の干渉計や電子顕微鏡では難しかった対象、精度、速度、シチュエーションでの測定が可能となります。
　我々は、光科学と情報技術の融合に基づく新しい技術であるデジタルオプティクスを応用し、独自のデジタルホログラフィ技術でモノづくりの未来を創造して参ります。
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SiCウエハ厚み分布測定直径数百mmのSiCウエハ厚み分布を1nmオーダーでワンショット測定。
精度もシングルnm/σ（n=10）を実現し、試料を置き換えた際の再現性も確保。



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Siウエハ平面度測定直径数百mmのSiウエハ平面度を1nmオーダーでワンショット測定。
エッジ部分のロールオフも正確に再生可能。



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液中の微生物観測光波面の伝搬計算により1枚のホログラムから各深度で合焦した像を再生。
また、液中でも大深度の記録・再生が高速・正確にできるため、透明体細胞の4次元観測も可能。




■ 出資者からのコメント
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QBキャピタル合同会社
インベストメントマネージャー　川太 規之　様
　Holowayさんとの出会いは、4年前のJST START事業を申請検討する際にまで遡ります。初めて技術をご紹介いただいた際、この技術が日本のモノづくりを革新することを確信し、心躍ったのを鮮明に覚えています。START事業に採択され、プロジェクトをご一緒させていただき、昨年、起業に至りました。プロジェクトとは別でご縁のあった、優れたCEOの参画により、今回投資に至ることができ、Holowayさんとは深いご縁を感じています。弊ファンドは、Holowayさんの成功に向けた事業推進を全力でサポートしてまいります。



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