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Triple Bottom Line、MDW2024・イゾラデザインギャラリーにて"光"と"伝統工芸"を再解釈した新作ライト2点を発表

PR TIMES / 2024年4月4日 14時40分

AIを活用したジェネレーティブデザインを中心にプロダクト設計を手掛けるデザインスタジオ・合同会社Triple Bottom Line(本社:東京都杉並区、代表:柳澤 郷司、以下:Triple Bottom Line)は、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2024(MDW2024)において、特に革新的なプロダクトが集まるイゾラデザインギャラリー(Isola Design Gallery)内で、新作ライト「VISCUM(ヴィスクム)」と「Potit(ポチ)」を展示します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-be88df36c4a4997a9eb2-0.png ]

ミラノデザインウィークでは毎年4月、国際家具見本市「ミラノサローネ」を始め、市内各地で様々な企業・個人の展示が行われます。今回Triple Bottom Lineは、40,000平方メートルに及ぶ歴史的な鉄道操車場再開発プロジェクト・ランポにおいて主要拠点として設立されたイゾラ地区を会場としたイゾラデザインギャラリーに出展します。

イゾラデザインギャラリーは、COVID-19の影響を受け2020年から実施を見合わせていましたが、2024年の開催において過去最大規模のショーケースとして復活します。その内のコレクティブセクションにおいて、Triple Bottom Lineが挑戦する新たなプロジェクトから「VISCUM」と「Potit」を発表します。

【出展情報】
開催期間:2024年4月16日(火)~21日(日)
開催場所:Isola Design Gallery / MDW2024
展示区分:Collective
Webサイト:https://isola.design/event.php?eventGK=RMRRZC8A

意匠表現としての持続可能性をみせる、卓上照明「VISCUM」


質量を持たない“光”そのものを空間に形取るには、どうしたらいいでしょうか?
VISCUMは、視覚的に“光”の最小単位とはどのようなものかを追求したプロダクトです。
単一素材でのミニマルな外装・LEDなどの内部部品を最小限の構成とすることで環境配慮を前面にうたうことなく、特殊な素材を用いることなく、本来の意味での持続可能性を実現しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-a935e16f29434930f58f-1.png ]

“光”を形取るうえで奇抜な外観や込み入った装飾に頼るのではなく、周りの空間にいかに自然に溶け込むことができるかを目指しました。
最も原始的で素朴な“光”を表現するためには奇抜な外観や過度な装飾は必要ありません。人と物それを取り巻く環境との間に生じるコミュニケーションという詩的な体験を表現するためにVISCUMは生まれました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-8a6f987713166e9242e7-2.png ]

空間に溶け込み、存在を主張せず隣に寄り添い必要な時には灯りを提供する、“光”の繊細さをいかに精緻に表現できるかに焦点を当てています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-86ed3b09e6f6c7d67143-3.png ]


日本古来の銅の持つ表現・着色法を再現した、吊り下げ照明「Potit」


工芸作品に宿る美しさを、デジタルアプローチによって工業的に実現することはできるのでしょうか?
Potitは、従来は手作業によって生み出される銅素材の器の表現や着色法を、コンピュテーショナルデザインによって再創造したプロダクトです。
再利用可能な銅を含む樹脂を用いて3Dプリントされたシェードに、独自に生み出した着色法で酸化膜を形成し、あたかも長年受け継がれた金属染色技術のような発色を再現しています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-f4c184f87ae4997c5e6b-4.jpg ]

この独特の形状と編み物のようなテクスチャーは、フィラメント溶解製法(FFF)によって実現しました。装飾としてだけではなく表面積の拡大や色素の定着を促すことで、樹脂・銅・真鍮の混合比による酸化反応と発色を促進するものです。また独自研究により、3Dプリントから先端をすぼめる形状を可能としました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-371d37b76b30265b9bd8-5.jpg ]

これまでプロダクトの制作において工芸と工業、この二者は対極に位置しており互いに不可侵であると考えられてきました。しかし、最新のデザインプロセスを用いて工芸の見えざる手ざわりやテクスチャーを再現することができれば、伝統をより身近に、現代性をより深掘りすることができると考え、Potitに辿り着きました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-7edf397c638178d71ecf-6.png ]



●オートデスク株式会社 藤村祐爾氏からのコメント
今回の「VISCUM」と「Potit」は、柳澤氏だからこそ生み出せた決して触れることは叶わない、だが確実に感じることができる「光」を、より身近な「存在」へと昇華させている。感覚的な美しさと、アルゴリズムによって導かれた数学的な審美性が巧みに融合された類稀なるデザインであると思います。
[画像8: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-256feb27a14218464f33-12.png ]



Triple Bottom Lineの創りだす照明とは


Triple Bottom Lineは、これまでにミラノデザインウィークにおいてデザインギャラリー『Spazio Rossana Orlandi』(スパツィオ・ロッサーナ・オルランディ)で、“Trans Nature”・“自然”から着想を得て自然界に存在する様々な変数をデザインに落とし込んだプロジェクト「EAU」「Botanical Drip」を発表、アジア圏のデザイナー10組のみが招待されたシンガポール国際家具フェア『Design Star』において「Tranquillum」を発表するなど、多くの照明プロダクトに挑戦しています。

代表の柳澤郷司が織りなすコンピュテーショナルデザインによって、光と影による物語が作品の1つ1つに映しだされています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-c1665406b00749a1082f-8.jpg ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-66f3ad680b710752bfcb-9.jpg ]

[画像11: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-8ba96676879a02c800bc-10.jpg ]

[画像12: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-93351eae1416d2a8d4ef-11.jpg ]



[画像13: https://prtimes.jp/i/91491/3/resize/d91491-3-d8d70ce1eee540b4d3d2-12.png ]

デザインスタジオ「Triple Bottom Line」について
英国デザインスタジオ「Therefore Design Consultancy」「Ross Lovegrove Studio」でのキャリアを持つインダストリアルデザイナー・柳澤郷司が、2014年より「Triple Bottom Line」名義にて活動を開始。2020年に合同会社を設立。

AIを活用したジェネレーティブデザインを用いて企業・研究所とプロダクト製作や研究開発を行っている。また近年はオートデスク株式会社と共にジェネレーティブデザインの普及にも力を入れている。

株式会社デンソーとの共同開発においてジェネレーティブデザインを用いたプロダクトでグッドデザイン賞を受賞した他、 CES Innovation Award, iF Design Award, Good Design Award等、国内外のデザイン賞多数受賞。
http://triplebottomline.cc/

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