1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

「ドイツ専門職業訓練 自動車整備士養成プログラム」が日本でスタート 特定非営利活動法人メカニックカレッジは”協力パートナー”として参画

PR TIMES / 2024年4月5日 16時40分

■在日ドイツ商工会議所が、短・長期の人材不足を抱える企業を支援

■「ドイツ専門職業訓練」を日本で初導入し、自動車整備士の養成をスタート

■「ドイツ専門職業訓練」は現在世界48か国で導入されています

■ 3年におよぶ体系的な研修を通じて、整備士のスキルと知識の向上を目指す

■特定非営利活動法人メカニックカレッジは「パートナー専門学校」としてプログラムの理論教育部分を担当並びにカリキュラムのローカライズに協力。



[画像: https://prtimes.jp/i/90984/5/resize/d90984-5-685c720f278ad2dd595b-0.jpg ]


2024年4月4日/東京 ― 特定非営利活動法人メカニックカレッジは、在日ドイツ商工会議所が「ドイツ専門職業訓練 自動車整備士養成プログラム」を2024年4月からスタートするにあたり、協力パートナーとして参画することになりました。「ドイツ専門職業訓練」導入を通じて、在日ドイツ商工会議所はドイツの教育基準に基づいた研修と教育による企業の人材育成を支援します。

具体的にはドイツ本国のカリキュラムの検討及びローカライズに特定非営利活動法人メカニックカレッジが協力し、本プログラムの柱の一つである理論教育部分を担当致します。


また、関東での講義を担当する特定非営利活動メカニックカレッジ担当講師は現時点で日本に5人しかいない(2024/4/4時点)「Train the Trainer (AdA - Ausbildung der Ausbilder International basic)」認定講師となります。




委細に関しては以下に詳細を書かせて頂きますが、端的に表現すると
・日本にいながら世界的最先端技術を含めたドイツの自動車整備士資格を取得できる
・3年間の研修期間中の学費は研修先企業が負担する
・研修生は研修先企業と雇用契約を締結し、「給与並びに生活費サポートの資金援助」を受けながら経済的負担を心配することなく3年間研修をつづけられる
・高校卒業資格があれば、無資格・未経験は勿論性別・年齢関係なく本プログラムに参加する事が出来る。


2024年3月に在日ドイツ商工会議所が発表した在日ドイツ企業景況調査*によると、82%の在日ドイツ企業が有能な人材の採用に課題を抱えていると回答しました。例えば、自動車業界も人材不足は喫緊の課題です。
中長期にわたる深刻な整備士不足を背景に、在日ドイツ商工会議所は日本における次世代の自動車整備士の雇用・教育のためのさらなるプラットフォーム構築が急務であると考えました。「在日ドイツ商工会議所は、市場環境や産業界のニーズを考慮しながら、今後は他の職種にもドイツ専門職業訓練を広げていきたいと考えています。そのためにも、日本の教育機関との連携を非常に重要視しています」と駐日ドイツ商工特別代表兼在日ドイツ商工会議所の専務理事であるマークゥス・シュールマンは述べています。
駐日ドイツ商工特別代表兼在日ドイツ商工会議所の専務理事であるマークゥス・シュールマンの理念に共感し、特定非営利活動法人メカニックカレッジは当該プログラム“ドイツ専門職業訓練 自動車整備士育成プログラム”に協力パートナーとして参画致します。

「実践」と「講義」で適用されるカリキュラムは、ドイツのカリキュラムを日本の状況に照らし合わせ、検討を重ねて構成したオリジナルプログラムです。

専門職業訓練の制度では基本として、研修生は研修先企業と契約を締結し、生活に不安のない状態で一年の70%以上の時間をディーラーでのオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)に充て、残りの時間で学校に通います。研修中は各ディーラーから給与や生活費サポートの資金援助があるため、研修に集中することができます。プログラムを修了するとドイツ政府の法規に基づき自動車整備士の証明書が付与され、研修先企業にフルタイム社員として就職することが可能になります。最新技術の実践経験と論理的知識を掛け合わせることで専門職を育成するプログラムは、「ドイツ専門職業訓練(デュアルシステム/Dual Vocational Education and Training System)」ならではのものです。

「ドイツ専門職業訓練」について
ドイツ商工会議所本部(所在地:ベルリン)と各国の在外ドイツ商工会議所は、世界各地で専門職業訓練を運営しています。グローバルコンセプトへの順応と各地域の需要に応えることで、専門職業訓練は外国貿易の促進に役立っています。在外ドイツ商工会議所は93
か国に150拠点のグローバルネットワークを持ち、その活動はドイツ連邦議会の決議に基づき、ドイツ連邦経済・気候保護省により助成されています。
ドイツ専門職業訓練は1969年に開始した制度で、次世代のプロフェッショナルを養成する礎となり、大企業や中小企業のドイツ内外での成功に貢献してきました。現在では327の職種に広がり、ドイツ人労働人口の約5%が現役の訓練生であり、その平均年齢は約20歳です。ドイツ国外では現時点で48か国52都市で導入され、27,568名がプログラムを修了し、各分野で活躍しています(2024年3月末時)。
「ドイツ専門職業訓練(デュアルシステム/Dual Vocational Education and Training System)」は、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)と学校での教育を組み合わせた独自のプログラムです。3年から3年半の訓練期間を通して、企業で働きながら最新の技術や技能を習得する「実践」と専門知識や一般教養を学ぶ「講義」を並行して受け、試験を経て認定を受けるというものです。



「ドイツ専門職業訓練自動車整備士養成プログラム」概要

運営: 在日ドイツ商工会議所
支援: ドイツ連邦経済・気候保護省
パートナー企業: ビー・エム・ダブリュー株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社
協力パートナー: NPO法人メカニックカレッジ(東京都台東区上野6-1-1 平岡ビル405)
阪神自動車航空鉄道専門学校(兵庫県神戸市長田区林山町27-1)
参加資格: 高等学校卒業程度認定試験合格者
研修期間: 3年~3年半/2024年4月開始
研修:
・研修・講義は日本語で実施。研修先企業は規定に基づき、「Train the Trainer (AdA - Ausbildung der Ausbilder International basic)」を事前に受講して認定済。
カリキュラム教育を担当する特定非営利活動法人メカニックカレッジの講師も該当のトレーニングを受講した、認定講師となります。
研修内容: ドイツの自動車整備士養成カリキュラムでは、カバーすべき項目が細かく規定されています。共通の基礎技能・知識を習得したのち、乗用車技術、商用車技術、自動二輪技術、高電圧技術、車体技術といった専門分野に分かれて研修を実施し、他の専門分野の内容を取り入れながら最新技術の習得を図っていきます。これに基づき、日本での整備士育成訓練と比較しながら、専門学校、パートナー企業と協議を重ねプログラムを構成しました。ドイツ独自の内容も多く含まれています。
以上


〔特定非営利活動法人メカニックカレッジについて〕
特定非営利活動法人メカニックカレッジは、深刻化する自動車整備士不足を解消するため、無資格・未経験の方に向け無償で3カ月の整備士育成コースを提供しております。2022年から2023年はアイドルマスターSideMとコラボを行い、全国の自動車関連企業488社と提携して愛車点検啓蒙キャンペーンを行いました。また、同コラボでは全国の教育機関とも提携し、自動車整備士の認知向上活動も実施し、大きな反響を頂きました。
◆HP:https://mechanic-college.or.jp/
◆所在地:東京都台東区上野6-1-11 平岡ビル 405号室
◆X(旧Twitter) @NPO_mechanic_c

[在日ドイツ商工会議所について]
在日ドイツ商工会議所(AHK Japan)は、93か国に150拠点を有する在外ドイツ商工会議所(略称:AHK)のグローバルネットワークに属し、ドイツ経済にとって重要な全ての国々において、ドイツ企業および現地企業のために経験・人脈・サービスを提供しています。1962年3月に東京で設立され、現在ではおよそ470社の会員企業を擁する日本最大の日独のネットワークです。日独間の貿易額は417億ユーロにのぼり、日本はドイツにとってアジアで2番目に重要な市場です。同様に、ドイツは、ヨーロッパのなかで最も重要な日本製品のターゲット市場です。組織の設立以来、在日ドイツ商工会議所は日独間の経済関係の強化に努め、近年の日独エネルギーパートナーシップやドイツ農産品・食品の輸出促進、3Dプリンターなどの未来分野でのサポートなど、両国間の経済交流のための様々な取り組みを支援しています。在外ドイツ商工会議所の活動は、ドイツ連邦経済・気候保護省により助成されています。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください