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用水路転落事故対策として、新しい高輝度蓄光ツールでの試みが岡山市でスタート

PR TIMES / 2024年3月14日 11時45分

柵やポール設置以外の独自手法で、昼夜における路肩や側溝の認知と注意喚起を促し、転落や脱輪事故を未然に防ぐねらい

テクノロジーとエンタテインメントの融合で新たな価値を創出する株式会社humorous(ユーモラス、東京都目黒区、代表取締役:田村勇気)は、高輝度蓄光を利用した非電力サイン『ナイトコンシェルジュ(R)』の新たな取り組みとして、『ナイトコンシェルジュ(R) HYBRID』の試験導入を岡山市で開始しました。用水路や路肩からの転落や脱輪事故のリスクを減らし、市民の安全を守ることを目的とし、通行人以外にも夜間の自転車や自動車へもコミュニケーションを図る試みとして、同様の課題に対しての解決策を提案します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/117911/7/resize/d117911-7-406b138d9e8c077100b0-4.png ]

社会背景
岡山県の岡山市や倉敷市では、用水路への転落事故が社会問題となっています。2020年3月に岡山県がまとめた「用水路等転落事故対策ガイドライン」によれば、2013年から2016年の4年間で救急車が出動する転落事故が1562件発生しています。そのうち、「中等症以上(死亡・重症・中等症)」の怪我を負った人は全体の47%にあたる736人で、全体の7%にあたる108人が死亡しています。日中でも自転車の操作を誤れば、そのまま用水路に突っ込んでしまうことが多く、事故に遭った人は徒歩55%、自転車40%となっており、その社会的インパクトから『人食い用水路』という表現で報道されることもあります。

道路面と同じ高さで道路に沿うように用水路が走っている状況や、路肩が暗すぎて境界がわからない状況も見られ、街灯もなく日暮れ時や夜間には境目がわからずに転落、脱落してしまうことが原因として多く挙げられています。対策として防止柵やポール設置が進み、以前に比較すると事故数も減っていますが、対象エリアが広すぎる、また、対策内容が場所によって異なるため一元的に対応できないなど、行政の対応に限界があることに加え、用水路の浚渫作業の妨げになる、物理的な障害物に抵抗があるなどの理由で、地元住民の合意に時間を要するケースもあります。

開発と資材提供の経緯
ユーモラス社のナイトコンシェルジュ(R) は、歩行者が暗闇でも安全に通行できるエスコート目的で開発された高輝度蓄光ツールです。昼間と夜間、および自転車や自動車の夜間通行時も用水路の存在を知らしめるように、落下対策用に改良する工夫ができるのでは、という声が岡山エリアでの状況を知った開発チーム内で上がり、岡山市の賛同を得て、今回の資材提供ならびに試験運用が実現しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/117911/7/resize/d117911-7-cc12b6319e1e669668ec-4.png ]

製品の特長とメリット
今年2月、岡山市南区の岡山市立芳明小学校の通学路上に、用水路の存在及び注意喚起を促す案内サイン『ナイトコンシェルジュ(R) HYBRID』が配置されました。昼間と夜間の位置情報発信に加え、デザイン部分に反射材素材を活用することで、夜間に自動車や自転車が通行した際にも、そのライトに反応した発光(今回はゴールド発色)で注意を促すことができます。交通工学の研究者の意見も取り入れ、より通行人の注意喚起が意識的に継続するために、2枚の補完デザインが交互に並ぶ試みがなされています(特許出願中)。
蓄光ユニットは津波時の避難標識規格であるJISZ9097をクリアする高輝度素材を採用しており、電力を使用せずに12時間の夜間発光が可能です。2mmの薄さで軽量でありながら、5トンクラスの自動車を想定した対荷重試験にも合格し、安定したパフォーマンスと耐久性が証明されています。また、デザイン部分は自由にアレンジすることができ、エリアによって配色やクリエイティブの変更も可能で、現在多様なパターンの採用が複数の事業者や自治体で検討されています。
歩行者は昼夜を問わず安定して用水路の存在を認知でき、管理者は設置が容易で、柵やポールを設置するのが難しい箇所にも、小規模から対策に着手でき、耐久性、耐候性もあることで長期に渡って使用することが可能です。
株式会社ユーモラスは、この新しい試みを通じて、市民の皆様の安全を確保し、同様の転落や脱落事故を減少させることを目指しております。今後も安全で快適な社会環境の実現に向けて努力してまいります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/117911/7/resize/d117911-7-eb8bc930de445cef57fa-3.png ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/117911/7/resize/d117911-7-8e383a55af1a9ebd3d63-4.png ]

ナイトコンシェルジュ(R) に関して
現在の暗闇対策は、暗いまま放置か、照明灯設置の事実上の2択となっています 。後者の場合、無条件に照明設備や電気工事、高騰する電気代や長期にわたる維持管理など、費用的にも運営的にも施設事業者の負担となっており、また、過剰な照明等設置はCO2削減の観点からも環境に不要な負荷をかける側面もあります 。

『ナイトコンシェルジュ(R) 』は、避難標識などに使われてきた蓄光素材をもっと創造的に活用するプロジェクトです。2022年に国土交通省のモデル事業として実施された社会実験では、9割の利用者から継続設置を希望する声が上がり、その後実用化されました。4年ぶりに開催された隅田川花火大会の会場運営や、東京都によるイノベーションエコシステム促進事業にも採用されるなど、多様なシーンで展開されており、暗闇対策の新ジャンルとして、今後も多くの場面での活躍が期待されています。

⚫︎高輝度蓄光ソリューション『ナイトコンシェルジュ(R) 』
関連サイト https://humorous.jp/nightconcierge
※『ナイトコンシェルジュ』はオリジナル空間演出法として特許出願済、商標登録済

⚫︎株式会社 humorous(ユーモラス)(東京都目黒区、代表取締役:田村勇気)
広告代理店にて多くの映画やドラマなどの製作に携わってきた代表の田村が、エンタメのアプローチで社会課題を解決する企画会社として2022年創業。エンタメの演出を活用し課題空間を変身させるR&D事業『ZONE(R)︎』など、コンテンツ開発を推進。
『あそびゴコロが、世界を救う』をミッションに、既存にない組み合わせやユーモアを有効活用し、心にゆとりある社会の実現を目指します 。
https://humorous.jp

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