1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

東京大学先端研×アークエル、産学連携プログラムを開始 データサイエンスを活用し、自動車/エネルギー会社と分散型電源実現に向けたサービス開発を目指す

PR TIMES / 2021年4月14日 11時15分

~経産省採択の実証事業やClimate Techの世界的潮流の解説に関する発表会も開催~



Press Release
報道関係者各位
2021年4月14日
アークエルテクノロジーズ 株式会社

東京大学先端研×アークエル、産学連携プログラムを開始
データサイエンスを活用し、自動車/エネルギー会社と分散型電源実現に向けたサービス開発を目指す
~経産省採択の実証事業やClimate Techの世界的潮流の解説に関する発表会も開催~

 デジタルイノベーションで脱炭素化社会の実現を目指すClimate Tech(クライメートテック:気候変動テック)※企業のアークエルテクノロジーズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:宮脇良二、以下「当社」)は、東京大学先端科学技術研究センター(以下「東大先端研」)の辻真吾特任准教授、杉山正和教授と地域エネルギーの課題をデータサイエンスで解決する社会連携研究部門※2「次世代エネルギーシステムの開発」を開始し、産学連携プログラムの提供をはじめます。この産学連携プログラムでは、地域エネルギーデータサイエンスに重点を置き、EV(電気自動車)、スマートホーム、3電池(太陽光/エネファーム/蓄電池)をはじめとしたテーマで、自動車会社やエネルギー会社と共同研究を行い、再生可能エネルギーの有効活用や分散型電源実現に向けたサービス開発を目指します。
 また、2021年4月21日水曜日に東京大手町の大手町カンファレンスセンターで、当社として2度目となる記者発表会を実施します。地域エネルギーデータサイエンスをテーマとした産学連携プログラムの詳細に加え、当社が令和2年度に採択された経済産業省・資源エネルギー庁の実証事業「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」(https://sii.or.jp/dp02/)の実証結果と2020年12月下旬から2021年1月中旬のJEPX高騰から見えたダイナミックプライシングの可能性、および、「Global Cleantech 100」(https://www.cleantech.com/the-global-cleantech-100/)をはじめとした海外事例をまとめた「世界のClimate Techのトレンド」と題した当社レポートにてClimateTechの世界的な潮流の解説を発表します。

[画像1: https://prtimes.jp/i/58244/8/resize/d58244-8-520979-5.png ]


[画像2: https://prtimes.jp/i/58244/8/resize/d58244-8-422849-4.png ]

   
※1Climate Tech(クライメートテック:気候変動テック)とは
CO2排出量の削減または地球温暖化の影響への対処に焦点を当てた技術のこと
※2「社会連携研究部門」とは、公共性の高い共通の課題について、東京大学と共同して研究を実施しようとする民間等外部の機関(国立研究開発法人を除く)から受け入れる経費等を活用して設置される研究部門です。

■「地域エネルギー」の課題
 今後の脱炭素化社会の実現の要となる分散型電源の普及には、出力が安定せずに制御しにくい太陽光や風力などの再生可能エネルギーの発電の制御、蓄電池などのエネルギー貯蔵の技術、需要家のエネルギー利用のコントロールなどが求められます。これらの要素を組み合わせて実現するには、発電や利用の予測や最適化の技術と柔軟性※の確保が必要となり、データサイエンスを活用することが必要不可欠となります。

※柔軟性の確保は、「発電所の制御」「エネルギーの貯蔵」「系統運用」「デマンドサイドマネジメント」の4つの視点で整理されます。本プログラムでは、特に「エネルギーの貯蔵」「デマンドサイドマネジメント」の視点で研究を行います。

■ 地域エネルギーデータサイエンスの産学連携プログラム
 社会連携研究部門「次世代エネルギーシステムの開発」では、脱炭素化社会の実現に向け、集中型エネルギー社会から分散型地域エネルギー社会への転換が求められている中で、地域社会に存在する大量のデータを活用(データサイエンス)し、分散型地域エネルギー社会の構築を目指すプログラムです。
 担当教員は東大先端研の辻真吾特任准教授、東大先端研の杉山正和教授です。
 東大先端研のデータサイエンスを中心とした最先端の科学技術研究を適用し、分散型地域エネルギー社会の構築を目指します。
 プログラムの期間は2021年4月から2024年3月までの3年間(延長予定)で、1年毎(4月)に研究内容を更新します。各企業(企業間グループ)と個別に研究テーマを設定し、数理的手法を活用し、モデリングを行います。2021年は下記3テーマの予定です。
1. 家庭向け自家消費需要の最適化
家庭向け太陽光、蓄電池、エネファーム、給湯器、電動自動車(EV、PHV、FCV)等を組み合わせ、最も低炭素で経済的な電力需給の制御についてのモデリング
2. 商業施設向けエネルギーマネジメントの最適化
商業施設に設置する分散電源等と空調の風向や光量調整等を組み合わせ、最も低炭素で経済的な電力需給の制御についてのモデリング
3. EV運行の最適化
複数EVを所有する事業者の各EVの充電のタイミングや場所を最適化するモデリング

■東京大学先端科学技術研究センターについて
2017年に発足30周年を迎えた東京大学先端科学技術研究センター(略称:先端研)は、「科学と技術とアートのハーモニーでインクルーシブな社会を形にする」ことを使命とする研究所です。最大の特色は研究者や研究分野の多様性にあり、理工系の先端研究から社会科学やバリアフリーという未来の社会システムに関わる研究まで、 基礎から応用に至る多様な研究を積極的に推進しています。

■東京大学先端科学技術研究センター 杉山正和 教授のコメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/58244/8/resize/d58244-8-331467-3.png ]

従来、エネルギーの分配は供給源から末端消費者に至るツリーに沿って行われており、集中管理型のエネルギーマネジメント技術が発展してきました。しかし、再生可能エネルギーが主役となる新たなエネルギーシステムにおいては、様々なスケールのエネルギー供給者と消費者が複雑に相互作用する、マルチスケール・双方向型のエネルギーマネジメントが必須となります。再エネ供給と需要の時間変動を予測しつつ複雑なエネルギー需給システムを無駄なく効率的に制御するためには、マルチエージェント・データサイエンスの活用が不可欠です。学際融合の拠点である東大先端研を舞台に、数理工学とエネルギー工学が融合した新たな学理の展開と、社会実装を推進します。
プロフィール
東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻修士課程・同博士課程を修了後、東京大学に勤務。現在は先端研の教授を務める。従来太陽電池の2倍以上の効率を達成する次世代太陽電池の開発と、太陽光発電で得た電力による高効率かつ低コストなグリーン水素製造技術の開発を進めている。また、2020年よりNEDOムーンショット型研究開発事業のプログラムマネージャーとして、再エネ電力を用いたCO2の回収・資源化の技術開発を推進している。
専門分野:高効率太陽電池、再生可能燃料のグローバルネットワーク構築
受賞:化学工学会奨励賞、日本燃焼学会論文賞、東京大学大学院工学系研究科Best teaching award
   東京大学大学院工学系研究科長表彰(研究部門)

■東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授 辻真吾のコメント
[画像4: https://prtimes.jp/i/58244/8/resize/d58244-8-885139-2.png ]

コンピュータサイエンスと数学の融合分野である数理工学は、社会のあらゆる問題に対処できる可能性を秘めています。私はこれまで、主に生物医科学の分野でデータ解析に従事してきました。今回、新たな分野でこれまで培ってきたデータサイエンスに関する知識を応用できるチャンスをいただき、身の引き締まる思いです。地球規模のエネルギー問題から、日本における地域活性化の課題まで、問題解決へ向けた取り組みを数理的な手法で支えます。

プロフィール:
東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程を修了後、創業間もない「株式会社いい生活」でエンジニアとしてWebアプリを開発。
東大先端研で博士課程修了後から現在まで東京大学に勤務。専門分野は数理工学、分子生物学(特にガンに関する分野)、Pythonを使ったデータ解析。主な著書「Pythonで学ぶアルゴリズムとデータ構造」「Pythonスタートブック」など。

■アークエルテクノロジーズ株式会社 代表取締役 宮脇良二のコメント
[画像5: https://prtimes.jp/i/58244/8/resize/d58244-8-754594-1.png ]

当社は「デジタルイノベーションで脱炭素化社会を実現する」をミッションとして掲げて活動して参りました。脱炭素化社会の実現にはデータサイエンスの力が必要不可欠だと考えており、公共性の高い課題を東大先端研との産学連携プログラムとして、「地域エネルギー」をテーマにデータサイエンスを活用して研究を進められることを大変嬉しく思っております。エネルギーや自動車といった地域エネルギーを取り巻く企業との研究を通して、再生可能エネルギーの有効活用など、脱炭素化社会の実現に1歩でも近づければ幸甚です。

プロフィール
1998年にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社し、2000年以降はエネルギー業界向けのコンサルティング業務に従事。2010年9月に電力・ガス事業部門統括に就任。2018年にアクセンチュアを退社し、2018年8月、代表取締役としてアークエルテクノロジーズ株式会社を創業。エネルギー企業の自由化戦略、デジタル化戦略領域のトップコンサルタントとして講演・寄稿、九州・アジア経営塾指導パートナー(2011年~現在)、スタンフォード大学客員研究員 (2018年9月~ 2019年8月)等の教育/研究活動にも従事。

■アークエルテクノロジーズ株式会社概要
社名:アークエルテクノロジーズ 株式会社
代表取締役社長 :宮脇良二
設立:2018年8月1日
社員数:25名
本社所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号 Fukuoka Growth Next
東京事務所:東京都渋谷区恵比寿西1丁目2番1号-702
事業内容:脱炭素化プラットフォームサービス事業、DXコンサルティング事業
HP:https://aakel.co.jp/
[画像6: https://prtimes.jp/i/58244/8/resize/d58244-8-215155-0.png ]



【本件に関するお問い合わせ先】
アークエルテクノロジーズ株式会社 広報担当 田畑・執行
TEL:092-732-7551 MAIL: pr@aakel.co.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください