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出雲市が「外国人起業家から選ばれる街、Izumo」になるために。地方でグローバルな繋がりを作るコワーキングスペースIzumonomadが外国人起業家に開かれた出雲のビジネスコミュニティの窓口になる。

PR TIMES / 2024年4月1日 19時15分

People Cloudは、“共に働く” を通して、多文化共生社会を実現します。

  東欧の高度IT人材日本移住プログラム「Hello, Yaponiya」や出雲進出を狙う市外IT企業向けコワーキングスペース「Izumonomad」の運営を手がける株式会社People Cloud(本社:島根県出雲市、代表取締役:牧野 寛、読み:ピープル・クラウド、以下、People Cloud)は、「出雲から、Izumoへ」というビジョンを掲げ、出雲市を「外国人起業家から選ばれる街、Izumo」にすることを目指します。

 当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースはPeople Cloudの夢です。



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◼️出雲に拡大しつつある東欧のITエンジニアコミュニティ
 People Cloudは「出雲から、Izumoへ」をスローガンに掲げ、日本社会の国際化を地方から推進する官民合弁企業です。2023年に出雲市・市内のIT企業・金融機関合わせて5者で設立し、東欧の高度IT人材向けの日本移住事業「Hello, Yaponiya」と、地方でグローバルに繋がれるレンタルオフィス兼コワーキングスペース「Izumonomad」を運営しています。

 Hello, Yaponiyaは、年間40名近くの東欧の高度ITエンジニアに日本語を教え、日本移住・就職をサポートしています。すでに出雲市内には転職者とその家族合わせて15人ほどが移住しており、東欧のITエンジニアコミュニティができつつあります。

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 People Cloudの牧野が現地のITエンジニアとSAMIを共同創業したロシアをはじめ、東欧ではITエンジニアが起業することが極一般的にあり、ほとんどのスタートアップの創業者にITエンジニアが入っています。私たちは、将来的にはこの東欧のITエンジニアコミュニティのメンバーの中から、起業したいと思う人が出てくると予想しています。もちろん、彼らを受け入れてくれた日本企業やそれを支援している私たちPeople Cloudにとってみれば、せっかく採用した人材が辞めてしまうことは手放しに喜べることではありませんが、出雲市や日本にとって起業家が増えることそのものが重要だと考えます。起業家が増えることで、雇用機会を創出し、経済の活性化に繋がります。その中で外国人の起業家が増えることが、外国人労働者の人材流動性を下支えする可能性もあり、ひいては多文化共生社会の実現の一助になると考えています。

 私たちがこのように考えている一方で、外国人が日本で起業する場合に高いハードルとなっているのが、企業家として日本に滞在するのに必要な「経営・管理」のビザを申請することと、金融機関や行政書士へのアクセスなど、起業前後に必要となる地元のビジネスコミュニティへアクセスしづらいということです。


◼️“経営者ビザ”の認定条件をクリアするハードルが高い
 外国人が日本で起業する場合には、「経営・管理」の在留資格の認定を受ける必要があります。認定の条件として、国内での事務所の開設、2名以上の常勤職員の雇用または500万円以上の出資(投資)、そして、事業計画書による入国管理局への説明(事業の安定性の証明)が必須となっています。つまり、現在の日本では、一般的に、会社としての体裁を整えてからでないと、そもそも起業家として滞在(入国)するためのビザすら申請できない仕組みになっています。

 近年、この「経営・管理」の在留資格の発行数が下がっていることを受け、2018年より外国人起業家の呼び込みと起業促進を目的とした「スタートアップビザ」が導入されました。スタートアップビザとは、地方自治体の管理するプログラムを経済産業省が認定し、地方出入国在留管理局が「特定活動」ビザを付与する仕組みです。この制度を使うと、「経営・管理」ビザを取得しなくても、起業までの準備期間として最長1年の「特定活動」ビザを認められます。現時点で福岡市や大阪市、渋谷区など全国で14自治体がこの制度に対応しています。

 出雲市でもこのスタートアップビザに対応した特区制度を導入していけるよう、People Cloudから提言していきます。

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◼️外国人が現地の経営者ネットワークにアクセスする方法を見つけることが困難
 ビザの問題をクリアしたとしても、どちらにせよ、外国人が日本でビジネスを始める、もしくはビジネスを始めて継続させるためには、現地でのリソースを確保し続ける必要があります。しかし、現地の起業家ネットワークにアクセスできないことで、事業を拡大するために必要なリソースの集め方が、不明瞭なままになってしまうことがよくあります。例えば、現地の日本人スタッフを採用したい、より条件の良い物件で開業したい、日本人の法律家や会計士に相談したい、専門的な営業許可資格を取得するために受験したい、など現地の日本人経営者に相談したいことは様々です。ここに現地の起業家ネットワークがあれば、必要なキーパーソンにうまく繋げられる確率も上がります。このような環境があってこそ、外国人起業家が金融機関を納得させられるだけの信用を得られるようになり、投資や融資を受けやすい状況を作り出すことができると考えています。

 私たちPeople Cloudが今後アプローチしていきたい課題は、外国人起業家も日本人起業家と同様に現地の起業家ネットワークにアクセスできる状態を作り出すこと、そして、日本での外国人起業に関するニーズを出雲市をはじめ自治体に提言していくことです。


 私たちが運営する、地方にありながらグローバルな交流を可能にするコワーキングスペース「Izumonomad」は、そんな外国人起業家に向けた、出雲のビジネスコミュニティへの窓口となるような場所にしていきます。Izumonomadには、日本でも先進的な技術を持つグローバルなIT企業が入居しており、外国人エンジニアの採用に関するイベントや起業家向けのセミナーなども行うイベントスペースとしての側面もあります。この場を活用して、業界のリーダー、他の起業家、自治体、地元金融機関との関係を築けるようにサポートしていきます。また、官民合弁企業であり、グローバル・ローカルの急先鋒である私たちだからこそ、外国人が抱える問題や起業する上での困り事などの課題を正しく認識した上で、自治体などの政策決定者に対して提言することができます。さらに、Izumonomadには、ロシアと日本で起業した経験のあるPeople Cloudの代表牧野をはじめ、日本の会社法制度の知識も併せ持つロシア人法律家、東欧のITエンジニアたちが日々同じ空間で働いています。現地の起業家コミュニティへのアクセスはもちろんのこと、外国人起業家たちの事業計画のブラッシュアップや英語などの外国語での開発を支援することも可能です。


 私たちPeople Cloudは、“共に働く”を通して、多文化共生社会を実現します。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。



[画像6: https://prtimes.jp/i/123077/8/resize/d123077-8-bc1930966c6fa32b5720-5.jpg ]

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<Hello, Yaponiyaについて>
[画像8: https://prtimes.jp/i/123077/8/resize/d123077-8-b26d11ce8ce37a1856b5-6.png ]

Hello, Yaponiyaは、日本企業で働きたいという意思をもった東欧諸国の高度IT人材を対象にした移住・就職プログラム。高度IT人材とは、数学・物理・情報科学などの理数系高等教育を受け、高度な技術力をもつITエンジニアとして活躍する人材を指します。年間複数回のプログラムを実施しており、半年間のオンライン日本語レッスンや、2週間の日本テスト滞在プログラムを提供。プログラム期間中に日本語能力を向上させ、日本企業での働き方に対する理解を深めてもらい、東欧の高度ITエンジニアを日本企業に紹介します。https://www.helloyaponiya.com/for-japanese-companies

<株式会社People Cloudについて>
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SAMI Japan、モンスターラボオムニバス、出雲市など、民間4社と1つの自治体によって2023年5月に設立されたジョイントベンチャー。東欧エンジニアの移住・就職プログラム「Hello, Yaponiya」と、地方にあるグローバルなコワーキングスペース「Izumonomad」の運営を手がけます。「出雲から、Izumoへ」をスローガンに掲げ、出雲市内での人や企業の出会い(=ビジネス縁結び)の場を提供し、出雲を日本の一地方都市から、世界中から優秀な人材や企業が集まる、魅力溢れる国際都市に導きます。https://www.people-cloud.jp

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