エクイニクス、ベアメタルプロバイダーPacketの買収を完了
PR TIMES / 2020年3月12日 16時45分
ハイブリッドマルチクラウドインフラストラクチャーのシームレスな展開を可能とするエクイニクスの戦略を加速
インターコネクション(相互接続)およびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役キャスリン・アーネル、以下 エクイニクス)は本日、ベアメタルの自動化プラットフォームを提供するPacketの買収完了を発表しました。これによりエクイニクスは、企業によるハイブリッドマルチクラウドアーキテクチャーのシームレスな展開への支援を戦略的に加速していきます。
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今回3億3,500万ドルで買収されたPacketの既存事業は、「Packet, an Equinix company」ブランドとなり、その優れたベアメタル自動化技術とPlatform Equinix(R)(以下 Platform Equinix)の強力なエコシステム、グローバルに展開された拠点、そしてインターコネクションを同時に活用し、企業向けの新たなソリューションを開発していきます。Packetの前CEO、ザッカリー・スミス(Zachary Smith)はエクイニクスのベアメタル事業のマネージングディレクターとなります。
エクイニクスはPacketの革新的で開発者志向のベアメタルサービスを活用し、ベアメタルソリューションの開発を推進していきます。企業のお客様は、高いパフォーマンスでパブリッククラウド統合を行うためのデジタルインフラストラクチャーを、迅速にグローバルに展開することが求められています。エクイニクスはこれを支援するための先進的なソリューションを提供します。お客様は先進的なITインフラストラクチャーの構築にあたり、物理または仮想いずれかの消費モデルを選択することができ、ビジネスのためにあらゆる場所で、あらゆる人とつながり、あらゆるものを統合することが容易に実現可能となります。
発表の主なポイント
· 昨今、企業はデジタルトランスフォーメーションを推進しており、そこではハイブリッドマルチクラウドアーキテクチャーやエッジアーキテクチャーが最新のデジタルインフラストラクチャーとして採用されています。先進的な組織はハイブリッドマルチクラウドワークロードの管理において、スピード、俊敏性、コントロール性、柔軟性が重要であるとの認識を強めています。
· ベアメタルはデジタルインフラストラクチャーの新たな分野であり、近接性と高い性能を実現するため、地理的に分散されたセキュアな単一テナントのハードウェア上でのワークロード展開を可能にします。ベアメタルサービスは自動化されたハードウェアの展開サービスを提供し、お客様はその上のハイブリッドマルチクラウド環境でオペレーティングシステム(OS)またはシステム仮想化ソフトを自由に選択し、展開することが可能です。ベアメタル自動化で優れた実績のあるPacket独自の技術により、システム仮想化やマルチテナンシーを使うことなく、物理サーバーやネットワークの展開が自動化されます。
·「Bare Metal as a Service」により、物理インフラストラクチャーをエッジロケーションに迅速に展開することが可能となります。エクイニクスとPacketのソリューションの統合により、企業やサービス事業者は自社所有の物理機器を展開するか、もしくは当ソリューションを組み合わせて活用することにより、低遅延のサービスをエッジに俊敏かつ柔軟に構築することができます。また、「X as a Service」モデルを活用することで設備投資(CAPEX)や必要なリソース量を削減することができます。
· エクイニクスのクラウドパートナーにとってポジティブな要素としては、エクイニクスのベアメタル製品がグローバルスケールでのハイブリッドなクラウド利用を促進することが挙げられます。また、システム展開のリードタイムを短縮し、パブリッククラウドとプライベートインフラストラクチャーの両方を必要とするユースケースに対応することで、企業によるクラウドサービスの消費拡大を加速することも挙げられます。
コメント
· Sprint IoT担当シニアバイスプレジデント イヴォ・ルーク(Ivo Rook)氏
「当社の独自のインフラストラクチャーである『Curiosity』は、エクイニクスおよびPacket両社のサービスを活用して構築されています。これは安全性はもちろんのこと、開発者に優しく、パートナー主導型で、全世界で提供され、あらゆるものと相互接続されたスケーラブルな事業者用IoTプラットフォームです。ソフトウェア定義型のビジネスにおいてはこれが成功のための唯一の方程式であると考えており、エクイニクスとPacketと共にビジネス拡大を続けていきたいと思います」
· 451リサーチ 主席アナリスト エリック・ハンセルマン(Eric Hanselman)氏
「世界中の企業が競争力を高めるためにデジタルトランスフォーメーションを推進しており、そのインフラストラクチャーモデルとしてハイブリッドマルチクラウドアーキテクチャーの採用が進んでいます。オンプレミス、プライベートクラウド、複数のパブリッククラウドを一つのシームレスでグローバルなインフラストラクチャーに統合することは、様々なアプリケーションやワークロードを世界規模で最適化するために欠かせません。ユーザー所有ハードウェアによる場合に比べて、ベアメタル自動化はプライベートクラウド構築のプロセスを短縮、簡素化します。企業はそれぞれのハイブリッドマルチクラウド環境において、OSまたはシステム仮想化ソフトウェアを柔軟に選択して展開することが可能となります」
· エクイニクス ベアメタル事業担当マネージングディレクター ザッカリー・スミス(Zachary Smith)
「Packetは、世界の主要企業がインフラストラクチャーによる競争優位を構築することを支援するために創業しました。この度、エクイニクスの一部門として新たな一歩を踏み出し、このビジョンを世界的に推進できることを嬉しく思います。私は新しい役職において、両社のベアメタルの取り組みを主導し、Packetとエクイニクスの双方の独自の強みを活かし、Platform Equinix上でデジタル事業をシームレスに展開してまいります」
· エクイニクス 最高製品責任者 サラ・バアク(Sara Baack)
「Packetの買収は、当社がビジネス戦略を加速していくなかで、企業のお客様が迅速かつシームレスにハイブリッドマルチクラウドアーキテクチャーをPlatform Equinix上に展開することを支援する、大胆な取り組みです。Packetの革新的で俊敏なベアメタル自動化技術と当社のダイナミックなIBXデータセンターやインターコネクションプラットフォームを組み合わせ、プライベートなデジタルインフラストラクチャーを展開し消費するための俊敏な代替手段を提供します。これによりお客様は、当社の幅広いエコシステム、グローバルに展開された多くの拠点、そしてインターコネクションプラットフォームの価値をより簡単に活用することが可能となります」
関連資料
· エクイニクスの最高製品責任者サラ・バアク、ベアメタルプロバイダーPacketの買収について語る[エクイニクスブログ](英語)
https://blog.equinix.com/blog/2020/03/03/equinix-chief-product-officer-sara-baack-discusses-packet-bare-metal-acquisition/
· エクイニクス、主力ベアメタルプロバイダーPacketを買収[プレスリリース](英語)
https://www.equinix.co.jp/newsroom/press-releases/pr/123868/Equinix-to-Acquire-Bare-Metal-Leader-Packet/
· Platform Equinixについて[Webサイト](日本語)
https://www.equinix.co.jp/platform-equinix/
· Packetについて[Webサイト](英語)
https://www.packet.com/
· グローバル・インターコネクション・インデックス(GXI)第3版[レポート] (日本語)
https://www.equinix.co.jp/gxi-report/
· ガートナー ― エッジを探索:エッジコンピューティングの12のフロンティア[アナリストレポート](日本語)
https://www.equinix.co.jp/resources/analyst-reports/edge-computing-frontiers-gartner/
エクイニクスについて
Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX) は世界で最も相互接続性の高いデータセンターであり、世界中の主要な企業や組織とそのお客様、従業員、パートナーとの接続を提供しています。世界5大陸で50を超える都市をつなぐデジタルビジネスのためのグローバルプラットフォームとして、企業や組織があらゆる場所で、あらゆる人やモノとつながり、デジタル化された未来を実現していくことを支援しています。
https://www.equinix.co.jp/
将来の見通しに関する記述について
本ニュースリリースには、現時点での予想、予測、推測に基づいた、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれており、実際にもたらされる結果は、Packet買収やそれに伴い期待される利点に関する記述を含め、将来の見通しに関する記述において言及されている予測と大幅に異なる場合があります。本資料における「予想」、「可能」、「予定」、「期待」、「見込み」その他類似の表現や、過去の事実ではない記述はすべて、将来の見通しに関する記述として述べられているものです。そのような相違を生じさせる要因としては、買収により期待されるメリットが十分に実現されず、または予想より実現に時間がかかる可能性、Packetを含め既に買収しており、または今後買収する予定のデータセンターや企業との統合に関連して発生する想定外の費用または問題、IBXセンターの取得、運営および建設上の問題、Equinixの製品およびソリューションに関する開発、設置、および提供上の問題、Packetを含め新たに開設ないし取得したデータセンターまたは企業におけるお客様からの収益の大幅な欠如、適宜計画される資金調達の未完遂、既存の競合先ないし新規競合先との競争、キャッシュフロー余力の十分性あるいは未払負債ないし新規の負債を返済するための資金調達能力、主要お客様とのビジネスにおける損失あるいは減退、REIT(不動産投資信託)としての税制に関連するリスク、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に適宜提出する資料に記載されているその他のリスクが含まれますが、これらに限定されません。詳細については、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に提出した直近の四半期報告書および年次報告書をご参照ください(ご要望に応じ、Equinix, Inc.より入手可能です)。エクイニクスは、このニュースリリースに含まれる将来の見通しに関する情報を更新するいかなる義務も負いません。
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