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<イベントレポート>Jフロント・DBJ・IGP-VP 3社共同の事業承継ファンド「Pride Fund」設立記者発表を実施

PR TIMES / 2024年3月29日 17時15分

事業承継に取り組み、地域社会の持続的な発展に貢献します

J.フロント リテイリング株式会社(以下、JFR)、株式会社日本政策投資銀行(以下、DBJ)およびイグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社(以下、IGP-VP)は、3月28日(木)、共同で事業承継ファンド「Pride Fund(プライド・ファンド)」を設立し、本格的なファンド活動を開始したことを記者発表いたしました。



[画像: https://prtimes.jp/i/118148/10/resize/d118148-10-bd82c7524a578ef07a06-0.jpg ]

JFR、DBJ、およびIGP-VPは、事業承継ファンド「プライド・ファンド」を通じて、食文化を中心として、日本の地域に根差した事業を行う国内企業に対して出資をおこないます。3社が持つそれぞれの強みを生かして事業承継を支えることで、未来にコンテンツを受け継ぎ、地域社会への貢献を実現いたします。

<登壇者のメッセージ>
1.J.フロント リテイリング株式会社 代表執行役社長 小野 圭一
当社グループは、“くらしの「あたらしい幸せ」を発明する。”をグループビジョンに掲げ、社会課題の解決と企業の成長を両立するサステナビリティ経営に取り組んでおります。「感動をお客様・従業員と共に創る」「地域と共に栄える」「環境と共に生きる」この3つの共創価値を実現する企業グループでありたいと考えています。その1つである地域社会とともに成長するという思いを具現化する取り組みとして事業承継支援を検討し、2社とのご縁を得て設立することができました。
当社が、事業承継ファンドを設立した目的は3つございます。
一つめは、地域経済・活性化への貢献です。
当社グループの大丸、松坂屋、パルコは、北は北海道から南は九州まで、全国主要都市に店舗を構え、地域のみなさまに長年支えられてビジネスを展開しています。地域企業の事業承継を支援することで、産業や雇用を維持し、地域の活力を高めることに貢献してまいります。ネーションワイドに展開する当社だからこそ、各地でのネットワークや長く事業を展開してきた信用、信頼などの強みがあり、また、だからこそ果たすべき役割でもあると考えています。
二つめは、魅力ある地域コンテンツの発掘・獲得の強化です。
当社グループは、今後、将来に向けた成長の原動力として、自社コンテンツの保有と事業展開を推進していく方針であり、本ファンドは、地域の特色を活かしたコンテンツを発掘、育成、獲得するための重要な仕組みの一つと位置づけております。優良なコンテンツをおつくりになられる地域企業の皆様と、国内だけにとどまらず、訪日外国人旅行者をはじめ海外へ日本のコンテンツをお届けできるよう、共に挑戦し、共に成長できるよう進めてまいります。
三つめは、当社の人財育成・活躍機会の創出です。
長くリテーラーとして事業をおこなう当社には、特定の商品カテゴリーに卓越した知見や経験を持つベテラン人財が存在します。一方で若手・中堅のなかには、事業規模の大小を問わず、早い段階で経営に携わりたいという思いを持った人財もいます。当社人財が、投資先企業の成長に貢献し、また彼ら彼女らの活躍機会の拡大につながる場合は、積極的に派遣や出向等を検討したいと考えております。
当社は、事業承継ファンドを通じ、さまざま企業や団体との取組みを推進することで、地域の熱量をあげ、地域の活力を高めることに貢献してまいります。

2.株式会社日本政策投資銀行 常務執行役員 友定 聖二
JFRから共同での投資ファンド設立のご相談をいただいた際、このファンドの目的は、優れた技術・産品を取り扱うものの後継者不在の日本各地の企業に出資をすることによって、地域の産業・雇用を守るとともに、日本が誇る良質なコンテンツの発掘、保有、育成を行い、未来にコンテンツを残していくことで、販売を担う小売業の魅力向上にもつながるのだと受け止めました。
当行は、石川県で地銀と災害復興支援ファンドを立ち上げたり、瀬戸内で地銀7行と観光活性ファンドを作ったりと、他の金融機関や事業会社等と協働でファンドを組成しております。それらファンドを通じて、個別企業の皆様に対してメザニンやエクイティ等のリスクマネーを供給することで、私どもは貢献をさせていただいております。当行の事業における重点領域の中には、小売・食品分野を含む産業の創造・転換と成長や、地域の自立・活性化が含まれており、日本企業の競争力強化や地域活性化への取り組みは、当行にとって非常に重要なものと位置づけております。
このような点から、今回のJFRの取り組みは我々の方向性とも合致しており、これまで培ってきたノウハウを発揮しJFRにソリューションを提供できるのではないかと考え、当行もプライド・ファンドに参画することといたしました。
本ファンドにおいて、当行は、投資家として資金供給を行うほか、これまで培ってきたファイナンスノウハウを活用し、JFR、IGP-VPとともに、食や工芸をはじめ、地域の特色を活かし、地域に根差した事業を行う事業承継に課題を持つ全国の中小事業者をご支援できればと考えております。

3.イグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ株式会社 代表取締役 田代 友樹
JFRとは、2022年10月よりコーポレートベンチャーキャピタルファンドでご一緒しており、主にスタートアップ投資の分野で関係性を築いてまいりました。昨年の6月頃に事業承継ファンドの構想についてお話しをいただき、非常にJFRらしい意志のこもった取り組みだと感じるとともに、これからの社会にとって必要な事業活動であると直感しました。「ぜひ一緒に」と即答したのを覚えています。その後、DBJさんが加わり、3社の役割、どのような価値をこのファンド活動に集約できるのか、を皆さんと検討・協議を重ね、本日の発表に至ることができました。
当社は2022年に設立し、これまでに4本のCVCファンドを立ち上げ運用しております。また、イグニションポイントグループとしては設立10年目になりますが、さまざまな事業会社さんの新事業創出の支援や、産官学連携による事業創造などを行なっております。
私共が思い描くビジョンは、長い歴史を培ってきた事業者さんと新産業を産もうとするスタートアップが連携・協力し、共創することで社会課題を解決し、さらには日本の社会経済が発展していく、これを目指していくというものです。このビジョンを実現するうえで、当ファンドの取り組みは、非常に大きな意味を持つと考えています。
本日はスタートですが、まずは皆さんに自信を持ってお見せできるような実績を作ることが大切です。活動を成功させ、Pride1号ファンドに続く2号・3号ファンドと仲間を増やし、より大きなムーブメントにできるよう、努力してまいります。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/118148/table/10_1_97ac1235af8d22bb6fd198531dbee0e2.jpg ]


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