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BRIDGE KUMAMOTO、認知症フレンドリーの園芸バッグをデザイン

PR TIMES / 2021年6月10日 19時15分

どこに何を収納するか、ビジュアルで理解できる

一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO(所在地:熊本県熊本市、代表理事 佐藤かつあき)は、認知症の方の意見を取り入れながら、誰もが使いやすいユニバーサルデザインをベースとした「モノが無くならないガーデニングトートバッグ」と「結ばなくていいガーデニングエプロン」をデザインいたしました。



2012年で 462 万人だった認知症当事者は、2025年には約 700 万人に増加。65 歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれています。こうしたなか、園芸とデザイン、2つの分野からアプローチします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/31868/17/resize/d31868-17-717958-3.jpg ]

「認知症フレンドリーの園芸バッグ」は、園芸・農業専門商社である株式会社ニチリウ永瀬(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:金尾佳文)の企画に対し、ソーシャルデザイン・パートナーとして一般社団法人BRIDGE KUMAMOTOがデザインを担当したアイテムです。

障がい者福祉施設「光あけぼの園」のはんぷ工場「結」にて、1点ずつ手作りしました。

※共同リリースのため、重複して配信される場合がございますが、あらかじめご了承ください。

<ポイント>
1.園芸から認知症当事者を支援
園芸は、世話をすればするだけ日々生長・変化することから、その変化が認知症当事者の喜びや期待感につながると考えられています。また、植物の世話を通して周りとのコミュニケーション、ひいては心理的安心感にもつながります。「喜びをもたらしてくれる園芸を、気に入りのバッグと一緒に取り組めたら、より楽しい時間になるのでは?」そう考え、今回の開発に至りました。

2.認知症当事者でなくても欲しくなるデザイン
視覚で訴えるのはもちろんですが、「認知症当事者でなくても欲しくなるデザイン」を心がけました。「認知症当事者専用」として、当事者でない人が使いたがらないようなプロダクトでは、差別を助長しかねません。当事者の方もそうでない方も、幅広く使っていただければと思っています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/31868/17/resize/d31868-17-130140-1.jpg ]

<トートの特徴>
同じところにものを収納できるよう、「アイコン」で働きかける
認知症の症状としてあげられるものに、「モノのしまい忘れ」「片付けたことを忘れ、常に探し物をしている」ことがあげられます。この園芸バッグでは、ハサミやスコップ、霧吹きなどのアイコンをポケットに描き、どこに何をいれておくべきかを視覚的に理解できるようにしました。同じところに同じものを収納するように働きかけ、当事者や家族の負担軽減を目指します。

[画像3: https://prtimes.jp/i/31868/17/resize/d31868-17-833587-0.jpg ]

<エプロンの特徴>
ガーデニング用のエプロン。認知症では、視空間の認知機能が低下する症状がでることもあります。服や靴のひもを結ぶことが難しいのです。そこで、被るだけで簡単に着たり脱いだりできるリング式のエプロンに仕上げました。


■発売の背景

[画像4: https://prtimes.jp/i/31868/17/resize/d31868-17-167004-5.jpg ]

2021年6月、福岡市は、認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる社会の実現を推進するため「福岡オレンジパートナーズ」制度を設立しました。認知症の人を見守る企業・団体が増え、取り組みの輪が広がることで、認知症の人が安心して生活できるまちづくりをめざしています。園芸・農業専門商社である株式会社ニチリウ永瀬は、「福岡オレンジパートナーズ企業」として、福岡市と協力して認知症の人にやさしいまちづくりに貢献できるよう、事業活動を行います。その第一弾として、「モノが無くならないガーデニングトートバッグ」と「結ばなくていいガーデニングエプロン」が生まれました。


福岡市と、医療法人すずらん会たろうクリニックの協力を得て、デイケアセンターに通う認知症の方の意見を聞きながら製作。「反射素材は素材せず、まぶしさを抑えてほしい」「認知症の方にも優しい、コントラストのある色使いがよい」といった意見を反映して、バッグが完成しました。

デザインしたのは、クリエイティブを通して熊本の復興を目指す団体である一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO。BRIDGE KUMAMOTOは、熊本地震の被災地のブルーシートを回収・洗浄して、トートバッグに 生まれ変わらせる「ブルーシードバッグ」を製作した実績を持ちます。ブルーシードバッグ製作で得た知見を応用し、認知症フレンドリーなバッグの開発に携わりました。これからもBRIDGE KUMAMOTOは、デザインを社会課題の解決に生かしてまいります。

■商品情報
▽トート・エプロンセット価格: 22,000円(税込)
▽販売チャネル:7月上旬より、ニチリウ永瀬のネット通販サイトで販売開始予定
▽問い合わせ先:株式会社ニチリウ永瀬 山村(理)
Tel:080-3023-4464
E-mail:r.yamamura@nichiryunagase.com

■プロジェクトについて
プロジェクトオーナー:株式会社ニチリウ永瀬(https://www.nichiryunagase.co.jp/
企画進行:株式会社ゼロテン(https://zeroten.jp/
企画検証協力:福岡市・医療法人すずらん会たろうクリニック
企画・プロダクトデザイン:佐藤かつあき(BRIDGE KUMAMOTO)
バッグ製作:社会福祉法人大和福祉会 光あけぼの園 はんぷ工房「結」(http://hikariakebono.jp/yui.html

■一般社団法人BRIDGE KUMAMOTOについて

[画像5: https://prtimes.jp/i/31868/17/resize/d31868-17-159449-4.png ]

復興支援や環境問題、障害者福祉などの領域を手がける、ソーシャル・デザイン・カンパニーです。クリエイティブの力で復興支援を行おうと、熊本地震の1ヶ月後の2016年5月に設立されました。地震の影響で仕事が減るなか、「それなら熊本の支援につながることをしよう」という思いでした。

広告制作やグラフィックデザイン、イベント企画運営の業務を請負い、あらかじめ取り決めた寄付額を復興支援団体に寄付しています。さらに、自ら商品開発を行い、収益の一部を復興支援に寄付。その寄付総額は、2700万円以上。2021年4月で熊本地震から5年が経とうとしている今、環境問題や障がい者福祉等、社会課題全般に対して、クリエイティブの力で挑もうとしています。
※Webサイト:http://bridgekumamoto.com

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