ロボットスタートアップのキビテク、8.1億円の資金調達を完了。自律ロボット遠隔支援サービス”HATS”の展開を加速
PR TIMES / 2024年3月27日 10時45分
自律ロボット遠隔支援サービスなどのロボットシステムやロボット開発技術を提供する、株式会社キビテク(本社:東京都品川区 代表取締役:林摩梨花、吉海智晃、以下キビテク)は、8.1億円の資金調達を実施いたしました。
本ラウンドは、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をリードインベスターとして、Spiral Capital株式会社、株式会社ディープコア、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社ココナラスキルパートナーズ、新生企業投資株式会社、みずほキャピタル株式会社、未来創造キャピタル株式会社、株式会社シンク・アイ ホールディングスを引受先としております。これまで合計3回の資金調達により、累計調達額は10億円超えとなりました。
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■今回の資金調達の概要
調達金額:約8.1億円
調達方法:第三者割当増資
新規投資家
・JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社
・株式会社ディープコア
・株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
・三菱UFJキャピタル株式会社
・株式会社ココナラスキルパートナーズ
・新生企業投資株式会社
・みずほキャピタル株式会社
・未来創造キャピタル株式会社(みずほリース株式会社CVC)
既存投資家
・Spiral Capital株式会社
・株式会社シンク・アイ ホールディングス
■資金調達の目的
今回の資金調達によってエンジニア及び営業担当の採用強化とラボスペースの確保を行い、プロダクト開発体制を拡充させてまいります。またより多くのお客様へ当社のサービスを届けるため、これまでの共同研究や受託開発で培ったロボットの各技術をパッケージングし、ロボットの導入検討・立ち上げ・運用・保守の全フェーズを支援できる仕組みを提供します。従来のロボット遠隔制御サービスにとどまらず、メーカー様やSIer様にとっても有益なサービスを提供し、人手不足をはじめとした現場の課題を解決することで、人間の労働をロボットで代替できる可能性を広げ、より持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
■大企業や研究機関、大学との共同研究や数多くの受託開発で培ったロボット技術の保有
当社は業界の黎明期から10年以上、ロボットの開発実績があります。今回その保有技術を活用し、搬送ロボットをはじめ、アームロボットやモバイルマニピュレーターなど様々なロボットによる現場の「ロボット化」に役立つシステム群(HATSプラットフォーム)を提供するサービスを拡大いたします。
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物流倉庫や工場、商業施設などにロボットを導入する際は、ロボット本体と現場のニーズに合わせたシステム導入を行いますが、これまでは専門会社が個別開発を行い導入期間や費用が大きくなることがスタンダードでした。これに対し、当社のHATSプラットフォームにある各種機能を選択的に提供することで安価かつ迅速にロボット活用が可能となります。
また、これまで行ってきた受託開発も更に拡大させていきます。HATSプラットフォームにある機能を活用することで、お客様に高品質な開発をご提供致します。これまで当社が提供してきたロボット遠隔制御システムとそのオペレーションサービス「HATS」は導入後の保守での活用が主なる用途となっていましたが、HATSプラットフォームでは、導入前に役立つシミュレーション機能をはじめ、多種複数台運用にも対応する知能制御、導入後の長期的な運用改善や保守、そして遠隔支援の機能面もこれまで以上に充実させ、当社が保有する技術を柔軟にお客様に提供することで必要な機能のみ選択頂けるような便利なプラットフォームを目指します。
またこのHATSプラットフォームにある機能を基に迅速にソリューションを顧客に併せて提供し、オファリング型の価値提供へ広げてゆきます。
■採用情報
各職種で採用を強化しています。
採用サイト:https://qibitech.com/recruit.php
■投資家の皆さまからのコメント
JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社 パートナー 桑原 優樹氏
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今後の日本において少子高齢化による労働力不足がますます大きな社会課題となる中で、その解決策として作業現場でのロボット活用への期待が増していますが、ロボットの現場への導入や安定的な運用には技術・コスト・時間の面で高いハードルがあるのが実情です。キビテクは優秀なエンジニアチームによる長年のロボット分野での開発実績を活かして、現場でのロボットの導入・運用を支援するプラットフォーム「HATS」を開発・提供しています。このHATSによって現場へのロボット導入のハードルが下がり、様々な現場でのロボットの活用促進に大きく貢献するものと期待して今回ご出資をさせていただきました。キビテクの今後の更なる事業成長に向けて全力でご支援いたします。
Spiral Capital株式会社 ジェネラルパートナー 千葉 貴史氏
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前回のリード出資に引き続き、今回も追加出資させていただきました。前回ラウンドから開発体制は拡充し、多くの現場へのロボット導入が進み、HATSの有効性と本格普及への大きな手応えを感じています。今回それら進捗もご評価いただき、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をはじめとする素晴らしい株主陣に恵まれた調達ラウンドを実現することができました。労働力人口が減少する日本においては、ロボットの利活用による業務の自動化・省人化が不可欠です。キビテクのHATSは、人とロボットの協働による半自動化というアプローチでロボット導入におけるボトルネックを解決することで、ロボットの社会実装を加速する重要な役割を担っていけることを期待しております。
株式会社ディープコア Senior Director 三宅 俊毅氏
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少子高齢化が進行する国内は構造的な人手不足にあり、代替労働力であるロボットの導入により、生産性向上と持続可能な社会の構築が求められています。しかし、現実には導入環境の複雑さに起因する様々な障害に阻まれ、社会の要請にロボットが応えられているとは言えない状況です。この度、チームキビテクの情熱と高い技術力、そしてその結晶であるHATSがロボット導入プロセスを変革すると確信し、ご出資させていただきました。ヒトとロボットの共生という大きな社会的テーマに対し、今後も当社が独自技術をさらに発展させ、貢献していくことを期待しながら、全力で成長をご支援していきます。
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ マネージャー 太田 俊彦氏
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この度、キビテクが目指す“ロボットの更なる社会実装”に向けた挑戦にご一緒できることを嬉しく思っています。国内産業全般でロボットが一層活用されることにより、労働力不足の解消、人材の適切な再配置による収益性向上、それに伴う所得向上など、絶大な波及効果をもたらすと認識しています。キビテクの「HATS」サービスは、様々な企業や人のロボット活用における新たなスタンダードとなり得る可能性を秘めており、これからのロボット活用に革新をもたらすことを期待しています。
三菱UFJキャピタル株式会社 投資第一部 新谷 圭次郎氏
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キビテクの資金調達ラウンドに参加できたことを大変喜ばしく思います。革新的な高度自律型遠隔制御サービス"HATSプラットフォーム"はロボットの現場投入を加速させ、様々なお客様の課題解決に寄与するものと期待しております。キビテクの更なる事業成長に向けてMUFGのリソースを最大限活用し、ご支援して参ります。
株式会社ココナラスキルパートナーズ 代表取締役 南 章行氏
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圧倒的に優秀な開発メンバーによる実績に裏打ちされたロボット制御技術を持つ一方で、完全自動化ではなく半自動化という柔軟かつ現実的なビジネスコンセプトを生み出したことで、ロボットの遠隔制御のマーケットを飛躍的に前に進めていくと期待しています。人手不足が最重要課題である日本において、大きなインパクトを残すであろう当社をご支援させていただく機会を頂けたことを大変うれしく思っています。
新生企業投資株式会社 シニアディレクター 大目 晃弘氏
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今回キビテクに出資させていただき、ご一緒できることを大変うれしく思います。
日本では労働力不足が課題であると認識されているにもかかわらず、現場へのロボットの導入はなかなか進んでいません。キビテクのHATSはそのような状況を打破し、ロボットの導入を加速していける大きなポテンシャルがあると考えています。HATSを用いて多くの方に使いやすいロボットが提供され、ロボットの社会実装が進み、日本の人手不足の解消に貢献されることを期待しています。
みずほキャピタル株式会社 代表取締役社長 大町 祐輔氏
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林CEOや吉海CTOをはじめとするロボットのスペシャリスト集団であるキビテク様は魅力的なチームであり、ロボットの普及促進を通して人手不足などの社会課題解決に資するものと考え、今回出資させて頂きました。
遠隔制御システム「HATS」を搭載した自律ロボットにより、課題を抱える現場へのロボット導入運用の効果改善を期待しています。
みずほグループはキビテク様と共に、社会や企業の課題解決を目指して参ります。
未来創造キャピタル株式会社 代表取締役社長 竹内 信房氏
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みずほリースCVCファンドを通じて、キビテク様に出資参画できることを大変嬉しく思います。キビテク様のロボット開発で培った技術を活かした「遠隔制御サービスHATS」によって、ロボットの社会実装が進展していくことを大いに期待しております。みずほリースは、本出資を通じて社会的課題を解決し持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えております。
株式会社シンク・アイ ホールディングス 取締役・CFO/CIO 浜崎 義樹氏
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この度は、キビテクの画期的なHATSサービスに大きな可能性を見いだし、出資の機会を得られたことを嬉しく思います。当社が展開する工場・倉庫の自動化ソリューションとキビテクの革新性を融合させることにより、業界に新たな価値を提供し、共に未来に向けた一歩を踏み出すことに大きな期待を寄せています。
■代表メッセージ
株式会社キビテク 代表取締役CEO 林 まりか
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キビテク社がこれまで12年以上培った、実に多くの種類のロボットの現場適用技術や、人とロボットの協力のやり方に関する「半自動」の技術を生かして、完全自動にはあと一歩技術的に至らないというフロンティア領域の自動化を行い、より多くのお客様に喜ばれるロボットを増やしてゆきます。今回の調達資金を活かし、当社のミッション(存在意義)である、就労機会の増大と格差の低減の実現に向けてより一層まい進してゆきます。人がロボットを介して働くことを通してより世界が繋がり、グローバルな視点での持続可能性の取り組みの機会を増やすことという大きな夢と、新しいロボットシステムを開発するワクワク感をもって取り組んでいます。ロボット技術で社会問題にアプローチするという想いに共感していただける方、ロボット技術がとにかく好きな方など、一緒に走る仲間を求めています。ぜひお気軽にお声がけ頂けますと幸いです。
■株式会社キビテクについて
当社は、東京大学の人型ロボット研究室JSK(情報システム工学研究室)出身者を主として2011年に創業した、知能ロボットの開発を行うスタートアップ企業です。会社名「キビテク」の「キビ」は心の「機微」を意味しています。当社の得意な技術を通して、未来の世界の人々の心の幸せに貢献することを最も大切にしています。
■会社概要
会社名:株式会社キビテク
所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川五丁目7番14号
代表者:代表取締役 林 摩梨花(はやし まりか)
代表取締役 吉海 智晃(よしかい ともあき)
設立:2011年11月
事業内容:
(1)ロボット遠隔制御システム企画・開発
(2)ロボットシステム受託開発
URL:https://qibitech.com/
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
株式会社キビテク 本山 promotion@qibitech.com
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