ファーメンステーションが中国銀行等の地域事業者と未利用資源再生・循環パートナーシップ:岡山県赤磐産の規格外ぶどうから作る発酵アルコールを配合し「岡山・赤磐産ぶどうのウエットティッシュ」を商品化
PR TIMES / 2021年5月17日 10時15分
独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップの株式会社ファーメンステーション(本社:東京都、代表取締役:酒井 里奈)と株式会社中国銀行(本社:岡山県、頭取:加藤 貞則)は岡山県赤磐地域の地域事業者と協力し、持続可能な社会に向けたサーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指した未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みとして、規格外等を理由に従来やむなく廃棄等されていた岡山県赤磐産のぶどうを原料に、発酵アルコール(エタノール)を精製し、天然由来成分99%の「岡山・赤磐産ぶどうのウエットティッシュ」として商品化いたします。
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この「岡山・赤磐産ぶどうのウエットティッシュ」は、中国銀行が赤磐地域の魅力の発信およびSDGsの取組みの普及を目指すため購入し、同行のお客様への頒布品として採用することが決まっております。
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■未利用資源 再生・循環パートナーシップとは
ファーメンステーションは「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をミッションに、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップです。岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場(奥州ラボ)を持ち、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造しています。
当社は、未利用資源の活用において、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を再生することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発に取り組んでいます。
未利用資源 再生・循環パートナーシップ事業として、これまでも、アサヒグループとJR東日本グループが製造するりんごのお酒「シードル」の醸造工程から発生する副産物である「りんごの搾り残さ」や、ANAグループが取り扱う流通過程で汚れや傷みなどにより規格外となり販売できないバナナ、象印マホービンが炊飯ジャーの商品開発において炊飯と試食で食べきれないごはん等を活用し、それら未利用資源を発酵・蒸留、精製した「エタノール」を用いたアロマ製品や除菌ウエットティッシュなどを製造・販売するパートナーシップに取り組んでいます。
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■本パートナーシップの背景
本取り組みは、岡山県赤磐市地域おこし協力隊の戸田洋美氏の呼びかけに応える形で、未利用資源再生・循環パートナーシップで協業する中国銀行をはじめとする岡山県赤磐地域にて事業展開する複数の地域事業者が、地域の廃棄食料ゼロを目指したサステナブルな商品開発を通じて、岡山県赤磐地域の地元農家の抱える課題を解決するというミッションからスタートしています。
具体的には、規格外等を理由に従来やむなく廃棄等されていた岡山県赤磐産のぶどうを原料にした商品開発が検討される中で、独自のエタノール精製技術を有するファーメンステーションとタッグを組み、本協業が実現しました。廃棄されるぶどうをエタノールへと加工しアップサイクル(※)することで、赤磐産果物を使った製品の商品化に向けて本格的に事業を進めていきます。
また、今回、パッケージのデザインには、赤磐市在住のアーティストの方が協力をおこなっています。赤磐地域におけるフードロスの課題解決に向けて、各地域のさまざまな関係者の方々が協力する中で、SDGsの達成に向けた取組みの一つとして地域循環型社会の貢献へと繋がる事業となりました。
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ファーメンステーションが持つ独自のエタノール精製技術を用いて、ぶどうから高品質のエタノールを精製、そのエタノールを使用した「岡山・赤磐産ぶどうのウエットティッシュ」を商品化いたします。また、エタノール精製後に出来る「発酵粕」は、製造拠点のある岩手県の産卵鶏の飼料として利用するなどサーキュラエコノミーの実現を目指してまいります。
(※)アップサイクルとは
リユース(再利用)、リサイクル(再循環)と異なり、廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられたり有効活用されていないものを、様々なアイデアや手法でさらに価値の高いプロダクトに転換すること。
ファーメンステーションでは、今後も未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みを拡大し、貴重な未利用資源を有する企業(食品・飲料メーカー等)や地域、そのアップサイクルした原料や商品を展開可能な企業(化粧品・生活雑貨メーカー、小売り等)との連携を推進してまいります。
■パートナーシップの中核となる中国銀行のSDGsに関する取り組み
今回、中国銀行では、岡山県赤磐地域の持続可能な循環型社会の実現を目指し、下記を目的に赤磐市地域にて事業展開する地域事業者連合の本取り組みの商品化に向けた支援をおこないました。
・地域の特産品の果物を循環資源として活用し、本商品を通じて地域の魅力を発信するため
・地域やお客さまの課題解決に向けたご支援のため
・SDGsの達成に向けて取組みをおこなうため
本商品を通じて、赤磐地域の魅力の発信およびSDGsの取組みの普及を目指すため、同行では本商品を購入し、お客さまへの頒布品として採用することといたしました。
フードロスの課題を身近に捉えるとともに地域資源を活用したSDGsの取組みを少しでも多くのお客さまへご理解いただくことができるよう、引き続き協力をおこなってまいります。
会社名 : 株式会社中国銀行
代表者 : 頭取 加藤 貞則
所在地 : 〒700-8628 岡山県岡山市北区丸の内一丁目15番20号
創業 : 1878年
事業内容 : 預金業務・貸出業務等を中心とした金融事業
自社サイト : https://www.chugin.co.jp/
【サステナブルなファーメンステーションの取り組み】
ファーメンステーションは「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をミッションに、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップです。岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場(奥州ラボ)を持ち、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造しています。これらのサステナブル原料を化粧品・ライフスタイル製品の原料として化粧品メーカー・原料卸に販売する原料事業のほか、自社ブランドによるオーガニック化粧品事業、原料提案から製品開発まで一貫して引き受けられる化粧品・ライフスタイル製品等のODM/OEM事業を行っております。また、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を活用しアップサイクルすることで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発を大企業との共創を通じて取り組んでおります。
また、エタノールの製造過程で生成される発酵粕は、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築し、地域循環型社会の形成にも取り組んでおります。
会社名 : 株式会社ファーメンステーション
代表者 : 代表取締役社長 酒井 里奈
所在地 : 〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3 センターオブガレージ Room08
奥州ラボ所在地 : 〒029-4204 岩手県奥州市前沢本杉141-1
設立 : 2009年7月7日
事業内容 : アルコール等の化粧品・雑貨・食品向け原料提供/開発、化粧品・雑貨OEM/ODM、未利用資源を活用した事業共創、自社オーガニックブランド事業
自社サイト : https://fermenstation.co.jp/
オンラインサイト : http://www.fermenstation.jp/
このニュースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
株式会社ファーメンステーション 北畠 Tel:03-6206-9485 E-mail:info@fermenstation.jp
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