1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

立命館大学と共同研究を実施

PR TIMES / 2024年3月21日 12時45分

~キャリア形成への影響要素が判明~

株式会社オープンアップグループ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤大央)の子会社である株式会社ビーネックステクノロジーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉井栄伸)は、立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科(所在地:大阪府茨木市)の古田克利准教授(以下:古田准教授)と「エンジニアのキャリア形成支援制度」を構築するための共同研究を実施しました。



この度の調査により、ビーネックステクノロジーズに勤めるエンジニアのキャリア形成に影響するのは以下の3 つの点であることがわかりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/8894/41/resize/d8894-41-770fa2ddcb04cec49ec8-0.png ]

そして、「コミュニケーションの質を高めると、キャリア意識の高いエンジニアが将来の自己像をイメージ」しやすくなり、そのイメージに基づいた職場の選択を行うことで「意義のある仕事との出会い」が増えて、継続的な就業意識も高まるということが判明しました。
これを受け、ビーネックステクノロジーズでは従来のキャリア支援に加え、エンジニアとのコミュニケーション窓口の一つである担当営業とエンジニアとのコミュニケーションの質(傾聴的態度、個々の強みや可能性に関する対話)を高めます。質を高めることでエンジニアが自身の中長期的なキャリアをイメージしやすくなるため、ギャップの解消につながると考えています。当社並びに職場となるお客様企業を通じて、仕事の意義を感じられるようサポートしてまいります。

【研究の詳細】
この共同研究は、技術者派遣業を手がけるビーネックステクノロジーズのエンジニアがキャリア形成を通して就業における満足度の向上を図ることを目的としてスタートしました。
ビーネックステクノロジーズで正社員として働くエンジニア約5400 人にアンケートを実施し、キャリア支援の際に参考とする情報を収集・分析しました。

【結果の詳細】
1、キャリアについて
「自分のキャリアを決めているのは私だ」という質問項目に対し、若手(18歳~27歳)エンジニアの約65%が「そう思う」と回答。一方で、「そう思う」と回答した若手エンジニアのうち、43%が「将来の自己像を簡単にイメージできない」と答えています。
ここから、若手エンジニアの6割以上が「キャリアの自己決定意識」を高く持ちながら、その多くが「将来どうなりたいか、何をしていたいのかがわからない」、つまり意識と実態にギャップを抱えていることがわかりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/8894/41/resize/d8894-41-17c43c2f9a0324098517-1.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/8894/41/resize/d8894-41-64f31c8c98caee59a0c6-1.png ]

2、会社とのコミュニケーションについて
エンジニアとのコミュニケーション窓口の一つである担当営業の対応について調査しました。「担当営業は私の話を理解してくれると感じる」と思うエンジニアの、30.1%が「現在の会社(派遣元企業)で働き続けたい」と答え、「担当営業は私の話を理解してくれる」と感じていないエンジニアの約3 倍の結果となりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/8894/41/resize/d8894-41-d0b90b2706c54d81c99d-1.png ]


また、「あなたの『強み』や『可能性』に関する会話が多い」と思うエンジニアについても、33.1%が「現在の会社(派遣元企業)で働き続けたい」と答え、「『強み』や『可能性』に関する会話が多い」と思っていないエンジニアの約2 倍の結果となりました。
これらのことから、会社とのコミュニケーションの質(傾聴的態度、個々の強みや可能性に関する対話)が高いほど仕事の継続意識が高くなることがわかりました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/8894/41/resize/d8894-41-6d46cae8446c632fbfbf-1.png ]

3、仕事のやりがいについて
「意義のある仕事に出会えた」と思うエンジニアのうち30.0%が「現在の会社(派遣元企業)で働き続けたい」と回答しました。これは「意義のある仕事に出会えた」とは思っていないが、「現在の会社(派遣元企業)で働きたい」と答えたエンジニアの2 倍以上の数字です。
このことから、意義のある仕事をしているかが仕事継続の意識に影響していることがわかりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/8894/41/resize/d8894-41-f72f511ac5babb0dabf4-4.png ]


【古田准教授のコメント】
「キャリア意識は高い」が「将来の自己像を簡単にイメージできない」という、若手エンジニアの意識と実態のギャップの存在を明らかにしたことは大きな発見でした。担当営業とエンジニアのコミュニケーションの質を向上させる取り組みは、エンジニアの就業継続意識を高めるだけでなく、エンジニアの自己一致(意識と実態のギャップのない状態)を促すことにも繋がると思います。本調査の結果から、担当営業にはコーチングスキルとカウンセリングマインドのスキルアップを、エンジニアには共感力と心理的柔軟性の向上を促す取り組みが有効だと考えています。

【ビーネックステクノロジーズ 執行役員 菊地信仁のコメント】
昨今、採用と退職抑制を将来の事業継続における重要な課題として認識されているお客様企業が増えていると感じます。少子高齢化で労働市場へ「入る」新規入職者が減っている一方で、定年退職者が増えて「出る」離職者・引退者が増えてからです。そこで注目を集めているのが、現代の労働市場において「中で移動」する労働者です。当社のエンジニアも多くが「移動」してきた労働者です。
そのような背景の中で、今回の研究では当社のエンジニアがどのような価値観を重要視して働いているかを分析しました。この結果を受け、当社ではより良い仕事を提供してまいります。そして、その仕事が価値や意味のある経験となるように、またその仕事がオープンアップグループのパーパスにある「幸せな仕事」となるように、挑んでまいります。

【ビーネックステクノロジーズについて】
ビーネックステクノロジーズは、機械・電機分野のエンジニアを正社員で雇用し、人材不足などの課題を抱えるモノづくり企業に派遣しています。「キャリアブラッシュアップ制度」などさまざまな施策を通じて、エンジニアのキャリア形成にも力を入れております。優秀なエンジニアを各企業へ輩出することで、産業の発展に貢献してまいります。

【オープンアップグループについて】
オープンアップグループは「幸せな仕事を通じてひとりひとりの可能性をひらく社会に」をパーパスに掲げ、多様性が認められ個人の能力が発揮できる、働きやすい環境づくりを進めています。事業活動を通じて社会課題の解決を推進し、持続可能な社会の実現を目指します。
機電、建設、IT、製造領域に技術者を派遣しており、国内に 13社、海外にもイギリスを中心に事業会社を有しています。また、未経験者を中心に正社員として雇用し、社内リソースを活用した研修を実施。即戦力のエンジニア人材としてお客様企業に派遣する、という特徴を有しています。グループ全体で売上高1,617億円、営業利益 128 億円(売上高、営業利益は、2023 年 6 月期)を計上しています。在籍エンジニア数は 2 万人です。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください