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父親が子育てに積極的になる「パパスイッチ」の発動要因を調査。上司や同僚が“子育てする自分を認めてくれる”人ほど、発動しやすいことが明らかに。

PR TIMES / 2022年4月21日 14時45分

妊娠から出産、育児期のママやそのご家族に寄り添うアプリninaruシリーズの運営会社、株式会社エバーセンス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:牧野哲也)は、父親が子育てに積極的になる「パパスイッチ」の要因について明らかにすべく、アンケート調査を実施しました。調査票の作成や解析は、妊産婦や子供の健康・幸福に役立つ疫学研究をする東京医科歯科大学大学院の森田准教授、伊角助教、博士課程の学生らの研究グループに協力を依頼しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-bfec33b3d01c5f514f48-15.png ]

■背景
今年の4月から改正育児・介護休業法が段階的に施行され、男性の育児休業や働き方、職場環境の整備などに注目が集まっています。政府は、2025年までに男性の育休取得率30%を目標に掲げていますが、2020年時点ではわずか12.65%(※)にとどまりました。
エバーセンスは、2016年にパパ専用アプリ「パパninaru」を開発。妊娠~育児期に必要な情報をパパたちに提供することで、家族の幸せをサポートしています。今回は、制度改正によって社会的に男性の育児参加が推進されていく中、男性自身が父親として積極的に子育てに関わるようになる「パパスイッチ」の要因を紐解きたいと考え、アンケートを実施しました。
(※)厚生労働省「令和2年度雇用均等基本調査」より。

■調査結果
今回の調査には、未就学児を持つ267名のパパが参加してくれました。育児をする理由が内発的(おもしろい、楽しい、子供を育てることが好き)である人ほど、パパスイッチが発動されていると定義し、参加者を内発的動機の得点に基づいてパパスイッチ高群(15点満点)、中群(13~14点)、低群(12点以下)に分けています。パパスイッチ高群は、休日に6時間以上育児している割合が85.9%と、低群(82.3%)と比べて3.6ポイント高く、内発的動機が高いパパほど、子どもを世話する時間が長いことが示唆されました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-7759d51a71b5f256d538-6.png ]

また、下記の要因を持っているほど、育児をする理由がより内発的であることが明らかになりました。つまり、これらの要因が、パパスイッチを発動するきっかけになり得る、と考えられます。

【パパスイッチの発動と関連が見られた要因】
・妊娠中の教育や愛着形成機会
結婚前に乳幼児の世話をしたり触れ合う経験をした
妊娠中に超音波検査で3D/4D画像を見た

・周囲の育児観や行動
子育てを心の底から楽しんでいるパートナーがいる
自身の子育てを認めてくれる上司や同僚、仕事仲間、医療従事者がいる

・夫婦関係・夫婦間コミュニケーション
性役割への考え方が平等である
夫婦間で共感的コミュニケーションが取れている
結婚生活への満足度が高い

■調査詳細


妊娠中の教育や愛着形成機会

妊娠前や妊娠中に経験する出来事が、どれだけ父親の内発的動機に関連しているかを調べました。
「第一子の妊娠出産時にあなたが経験したことについて教えてください」という質問に対し、内発的動機が高い群と低い群の間で有意な差が確認できた回答は、「超音波検査で3D/4D画像を見た」「結婚前に、乳幼児の世話をしたり触れ合う経験をした」の2つ。
超音波検査は、日本は世界各国と比べても頻繁に実施されています。お腹の中の赤ちゃんとのコミュニケーションツールとしても活用されており、父親も積極的に妊婦健診に同席して超音波画像をみることで、パパスイッチを発動するきっかけにつながるかもしれません。
また立ち会い出産については、コロナ禍で希望していても実現できなかった人が多いかと思いますが、もともと希望していた人は、実際には立ち会えなかったとしても、育児に対する内発的動機は低下しないことがわかりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-6620532b0e55bbfc9daa-9.png ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-a1184a11d4300c6ec6b7-10.png ]



周囲の育児観や行動

育児に対する内発的動機の度合いによって、家族や友人、職場の人等の育児観や行動に差があるかを調べました。
「子育てを心の底から楽しんでいる、または楽しんでいた人はいますか?」という質問に対し、内発的動機が高い群ほど、「パートナー」と回答した人の割合が高く示されました。また、「子育てをしているあなたを認めてくれる人はいますか?」という質問に対し、育児に対してより内発的動機が高い群は、子育てをする自分を認めてくれる「上司」「同僚/仕事仲間」「医療従事者」がいると回答した割合が高くなりました。
これらのことから、パートナーが育児を心から楽しんでいたり、職場で育児への理解があったりする人は、パパスイッチが入りやすい傾向にあると言えそうです。
[画像5: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-23cefeae8cec77fa69b5-11.png ]



[画像6: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-8f815f41dd4768a6e6ef-12.png ]



夫婦関係・夫婦間コミュニケーション

夫婦の関係性やコミュニケーションの仕方が、父親の育児への内発的動機とどのように関連しているかを調べました。
「あなたとパートナーの関係について、各項目がどのくらい当てはまるか答えてください」という質問に対し、内発的動機が高い群と低い群の間で有意な差が確認できたのは、「性役割への考え方が平等」、「夫婦間で共感的コミュニケーションが取れている」、「結婚生活への満足度が高い」、という3つの要素です。総じて夫婦関係や夫婦間のコミュニケーションが、父親の内発的動機に関連する可能性が高いことがうかがえました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-7a434711e4d1e7e7a1a5-13.png ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/8105/49/resize/d8105-49-f2d429d6ad41c2588478-14.png ]

■調査概要
調査名称:パパスイッチに関するアンケート
調査対象:アプリ「パパninaru」利用者
調査人数:267名
調査期間:2021年12月30日~2022年1月31日
調査方法:アプリ「パパninaru」内アンケート
※本調査をご使用される際は、「パパninaru調べ」とご記載いただけますよう、お願いいたします。

■パパninaruについて
パパにとって、妊娠中~産後のママの身体や赤ちゃんの成長のことは、わからないことばかり。そんなパパたちのために、妊娠・出産・育児に関する必要な情報が毎日届きます(妊娠中~3歳まで。3歳~4歳は週1回)。ママの気持ちや先輩パパからのアドバイスも届き、今やるべきことがわかるから、初めての妊娠・育児でも安心です。AppStoreのレビュー点数は、現在5点満点中4.8(2022年3月末時点)。「BabyTech(R) Award Japan 2021」妊活と妊娠部門において大賞を受賞しました。
【サービス名】パパninaru
【月額料金】無料
【配信形式】スマートフォン(iOS、Android端末)向けアプリ
【URL】https://eversense.co.jp/product/papaninaru

■株式会社エバーセンスについて
「家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる」をミッションとし、WEBメディアの企画・運営、子育て支援アプリの企画・開発をしています。妊娠アプリ「ninaru(ニナル)」から始まった「ninaruシリーズ」では、育児アプリ「ninaru baby」、パパ専用アプリ「パパninaru」、祖父母専用アプリ「祖父母ninaru」、育児マンガ・エッセイアプリ「ninaruポッケ」など多くの無料アプリを展開。今後もさまざまな領域で、家族を幸せにするサービスを増やします。
【URL】https://eversense.co.jp

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