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デルタ航空とヴァージン アトランティック航空、戦略的提携関係を構築

PR TIMES / 2012年12月12日 16時26分

デルタ航空は3億6,000万ドルを投じてヴァージン アトランティック航空の株式の49%を取得、新規共同事業により大西洋路線の拡大と顧客利益の増加を目指す



*本リリースは12月11日に米国および英国で発表されたリリースの翻訳です。
【米国アトランタ、英国ロンドン、2012年12月11日】 - デルタ航空(NYSE:DAL)とヴァージン アトランティック航空は本日、大西洋路線を拡大し、北米と英国間の路線の競争力を高め、同路線の利用者利益を創出することを目指し、新たな共同事業契約に合意しました。

共同事業合意の一環として、デルタ航空はヴァージン アトランティック航空に3億6,000万ドルを出資し、現在シンガポール航空が保有している49%の株式を取得します。ヴァージングループおよびリチャード・ブランソンは株式の過半数51%を引き続き所有し、ヴァージン アトランティック航空のブランドと運航許可証を保持します。

合意内容の概要は以下のとおりです。

・運航主体や使用機材に関わらず、すべての共同事業便に関してコストと売上げを共有し、大西洋路線において完全に統合された共同事業を実施する。
・両社合わせてピーク日に最大1日31往復の英国-北米路線を統合する。
・ロンドンのヒースロー国際空港とニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港およびニューアーク・リバティー国際空港を結ぶ1日9往復のロンドン‐ニューヨーク間のサービスについて協力し、顧客の利便性を高める。
・両社のマイレージプログラム特典の相互利用。
・両社の空港ラウンジ(デルタ航空の空港ラウンジ「デルタ スカイクラブ」、ヴァージン アトランティック航空の「クラブハウス」)へのアクセスを共有する。

両航空会社は、運航体制やフライトスケジュールの緊密な調整を可能にするため、米国運輸省に対して独占禁止法適用除外(ATI)の申請を行う予定です。株式の取引には、米国司法省および欧州連合(EU)の市場競争に関する監督機関、および他の関係当局による審査を受ける必要があります。デルタ航空による株式の取得および共同事業開始は2013年末までに実現すると見込まれます。 

デルタ航空の最高経営責任者、リチャード・アンダーソン(Richard Anderson)は次のように述べています。
「デルタ航空とヴァージン アトランティック航空の新たなパートナーシップは、両社の事業を強化するとともに、北米-英国間、特に大西洋路線最大の航空路であるニューヨーク-ロンドン路線において、より効果的な競合勢力を形成することができます。両社それぞれの強みを、共同事業を通じて組み合わせることにより、北米と英国間のシームレスなネットワークを提供し、お客様や従業員、株主にとってより良い航空会社を構築することができます。」

ヴァージン アトランティック航空の最高経営責任者、スティーブ・リッジウェイ(Steve Ridgway)は次のように述べています。「ブランド力のある航空会社2社のパートナーシップにより、英国からアメリカ、カナダ、メキシコに渡航するお客様は、競争力のある航空運賃で、業界最高の基準を満たすサービスを受けることができるようになります。両社独自の共同事業は、ヒースロー空港により効果的な競争をもたらすでしょう。両社とも、米国運輸省が新共同事業による顧客利便性向上を認め、2013年内に速やかに共同事業の認可を下すものと自信を持っています。大西洋路線はヴァージン アトランティック航空創立以来、中核となる市場です。デルタ航空と連携することにより、北米路線をさらに充実させ、全米各地へのアクセスを飛躍的に向上させることができます。」

ヴァージン アトランティック航空社長、リチャード・ブランソン(Sir Richard Branson)は次のように述べています。
「本日はヴァージン アトランティック航空の歴史の中で、胸躍る一日となりました。拡大に向けた新たな時代の幕開けや財政的な成長、お客様や私たちのビジネスにとって、数々の可能性を象徴するものです。デルタ航空とのパートナーシップにより実現される様々な可能性を大変楽しみにしています。 私たちは常にその革新的な戦略とサービスで広く認知され、28年の間、自社より大きな競合や難しい市場に果敢に立ち向かってきました。だからこそヴァージン アトランティックはお客様に愛されているのです。私たちはこの独立の精神を保ちつつ、デルタ航空との強力なパートナーシップを構築していきます。」 

デルタ航空とヴァージン アトランティック航空のお客様は、デルタの「スカイマイル」、ヴァージンの「フライング クラブ」の各マイレージプログラムにおいて、マイルの獲得および利用が相互に行えるようになります。また、プレミアムクラス利用のお客様やマイレージプログラムの上級会員は、デルタ航空の「デルタ スカイクラブ」とヴァージン アトランティック航空の「クラブハウス」の両社空港ラウンジの相互利用が可能となります。詳細はサービス開始時に発表します。 

今回の提携により、両社は世界有数の利用者数を誇るヒースロー空港にて、ネットワークを大幅に拡大し、これまで両社の成長と競争力を阻んできた発着枠の制限を克服することができます。2つの航空会社は英国と北米間でピーク日にあわせて31往復運航し、このうち23便がヒースロー空港発着便です。ネットワークの拡大により、より広範な路線網へのアクセス、乗り継ぎの改善や、予約時の利便性向上など、両社の顧客に利益をもたらします。

デルタ航空ではかねてより30億ドルを投じて機内設備やサービス、空港施設の改善を進めており、2014年までに米国とロンドンのヒースロー空港間を運航する全便のビジネスクラスに全座席通路側のフルフラットベッドシートを導入します。エコノミークラス前方には、好評の「エコノミーコンフォート」セクションを設け、エコノミークラス全席にオンデマンド型機内エンターテインメントシステムを装備するほか、2013年から国際線での機内Wi-Fiサービスを開始します。

ヴァージン アトランティック航空は1億5,000万ポンドを投じたアップグレードプログラムを完了させました。新「アッパークラス」キャビンは、エアバス330型機に導入され、最長のフラットベッドを搭載しています。合わせて機内バーのデザインも刷新し、ニューヨークJFK空港、ニューアーク空港に「クラブハウス」ラウンジを新設しました。ボーイング747型機も全面リニューアルを終えヴァージン独自のタッチスクリーン画面の機内エンターテインメントシステム(VERA Touch)により、豊富なエンターテイメントを提供しています。

共同事業が開始されると、大西洋をはさんで両サイドの営業部門が連携することより、両航空会社の法人顧客および取引のある旅行会社の利益にもつながります。

デルタ航空について
デルタ航空は年間1億6,000万人以上の搭乗者数と広範なネットワークを持つ航空会社です。トラベルウィークリー誌の読者により「2011年米国内ベストエアライン(domestic “Airline of the Year”)や、PCWorld誌の「最もテクノロジーの進んだ(Tech-Friendly)米国航空会社」に選出されたほか、ビジネストラベルニュース誌のエアラインサーベイ、エグゼクティブ・トラベル・マガジンのリーディング・エッジ・アワードなどを受賞しています。デルタ航空およびデルタ・コネクションの運航便とあわせて、世界58カ国、313都市に向けてフライトを運航しています。世界で8万人以上の従業員を擁し、700機以上の主要機材を運航しています。 デルタ航空は、航空連合(アライアンス)「スカイチーム」の創立メンバーとして、大西洋路線においてエールフランス-KLM、アリタリア-イタリア航空とともに、共同事業を展開しています。アトランタ、シンシナティ、デトロイト、メンフィス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク(ラガーディア)、ニューヨーク(JFK)、ソルトレイクシティ、パリ(シャルルドゴール)、アムステルダム、東京(成田)をハブ空港とし、提携航空会社と合わせて一日に1万3,000便以上のフライトを運航しています。 デルタ航空のサービスには、世界最大のマイレージプログラム「スカイマイル」、各賞を受賞しているビジネスクラス「ビジネスエリート」、世界中の空港に50箇所以上設置しているラウンジ「デルタ スカイクラブ」等があります。デルタ航空は2013年にかけて総額30億ドルを投じて空港施設やプロダクト、空港および機内での顧客サービス向上とテクノロジー導入を進めています。詳しくはホームページdelta.comをご覧ください。

ヴァージン アトランティック航空について
ヴァージン アトランティック航空は北米各地、カリブ海諸国、アフリカ、アジア、オーストラリアなど、世界34都市に就航しています。最近就航した都市にはメキシコのカンクン、カナダのバンクーバー、インドのムンバイが含まれます。
英国のクールなブランドを選出するUK Coolest Brands Leagueで8位を獲得したほか、これまでに法人、顧客、トレードの各分野で数々の受賞経験を持ちます。サービスの新基準を構築する革新性が他社にも影響を与え、追随されたこともあります。ビジネスの拡大にも関わらず、顧客目線でのサービス提供を続け、バリュー・フォー・マネー、高品質、楽しさと革新性を重要視する姿勢を持ち続けています。保有機材はボーイング747-400型機、エアバス340-300型機、エアバス340-600型機、およびエアバス330-300型機です。また、2014年からはドリームライナー、ボーイング787型、計16機の納品を受ける予定です。

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