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2021年第2四半期台湾自動車・バイク産業の振り返りと業界動向<ワイズ機械業界ジャーナル2021年9月第2週号発行>

PR TIMES / 2021年9月9日 14時15分

~台湾機械業界の最新動向と分析~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の9月第2週号を発行しました。今週号では、機械業界、台湾工業総会産業白書、電子部品メーカーのChiconyPower、エネルギー業界を紹介します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/59899/91/resize/d59899-91-1400f59b13d865830af5-0.jpg ]

<210909号内容>

[表: https://prtimes.jp/data/corp/59899/table/91_1_97f9d02c226d0613035d3b9329eb97e5.jpg ]




●今週号記事の一部を紹介します。


台湾自動車・バイク産業の振り返りと業界動向ー2021年第2四半期


一、産業概況
1.自動車完成車産業
第2四半期は自動車市場の需要期に当たることに加えて、台湾の自動車メーカーが小型SUV(多目的スポーツ車)の年間販売目標を4万台に設定したことから、2021年4月と6月の月間生産台数は3,000台を超え、21年第2四半期の生産台数は前年同期比1万1,000台増となった。また、中古車の買い替え補助が延長されたことに加えて、21年第2四半期の自動車完成車の輸出台数が前年同期比105.0%増となったことから、21年第2四半期の自動車完成車産業の生産額は前期比1.2%増、前年同期比19.2%増の450億2,000万台湾元となった。

2.自動車部品産業
第2四半期は自動車部品市場の非需要期に当たるが、車載用半導体不足の継続を受けて主要輸出市場である欧米各国で新車販売台数が減少し、中古車の割合が増加したことから、自動車部品の需要は成長した。
さらに新型コロナウイルス感染症の流行拡大が緩和しつつあり、輸出市場の需要が増加したことから、2021年第2四半期の自動車部品産業の生産額は前期比2.6%増、前年同期比8.6%増の561億2,000万台湾元となった。

3.バイク産業
2021年第2四半期のガソリンバイクの新車登録台数は14万4,000台で前年同期比25.5%減となった一方、電動バイクの新車登録台数は2万2,000台で同20.6%増となった。21年第2四半期、台湾は新型コロナウイルス感染症の市中感染が拡大したため、消費者は外出を自粛し、ガソリンバイクに対する需要も減少した。しかし、電動バイクは大手メーカーによる低価格モデルのリリースと政府の購入補助の恩恵を受けて、21年4~5月の販売は好調だった。総合すると、21年第2四半期のバイク産業の生産額は前期比5.1%増、前年同期比23.0%減の129億5,000万台湾元となった。

4.電動車両産業
第2四半期は電気自動車(EV)の需要期に当たる。また、2022年に燃費規制が強化されることから、各自動車メーカーがEVの販売割合を引き上げており、台湾の自動車メーカーもハイブリッド車の年間販売目標達成に力を入れているため、21年第2四半期の生産額は前期比1.5%増、前年同期比104.2%増の44億8,000万台湾元となった。
電動バイクについては、第2四半期は需要期に当たることに加えて、各地方政府の購入補助金額が確定したこと、電動バイク大手メーカーによる低価格モデルのリリースによって消費者の購買意欲が上昇したことなどから、2021年第2四半期の電動バイクの生産額は前期比129.7%増、前年同期比3.8%減の18億6,000万台湾元となった。

総合すると、2021年第2四半期の電動車両産業の生産額は前期比21.4%増、前年同期比53.6%増の63億4,000万台湾元となった。
[画像2: https://prtimes.jp/i/59899/91/resize/d59899-91-a20a596e46d09865281d-1.jpg ]


二、業界動向
1.巧新科技がホイールの自動化生産ラインを導入 出荷能力を強化
巧新科技(SAI)はスポーツカー及び高級車メーカーの1次サプライヤー(ティア1)で、欧米及び日系自動車メーカー向けのEV用カスタマイズホイールを開発している。新車種用製品の生産開始に合わせて、2021年第2四半期からネットシェーピングホイールの自動化生産ラインを導入した。
<分析>
主要顧客のカスタマイズホイールの需要が安定して成長し続けていることから、2021年5月の連結売上高は前年同期比122.9%増の6億1,000万台湾元となった。鍛造ホイールは軽量で高安定性といった長所があるため、新車種に導入される比率は増加し続けており、受注も順調に成長している。
自動車部品メーカーはEV向け製品の開発に力を入れており、巧新科技はネットシェーピングホイールの自動化生産ラインの導入と生産プロセスの最適化によって、鍛造ホイール製品の付加価値向上を目指している。

2.Gogoroと鴻海が提携 電動バイクとバッテリー交換システムの生産力を拡大
2021年6月、睿能創意(Gogoro台湾)と鴻海精密工業は電動バイクの製造やバッテリー交換技術などに関する提携覚書(MOU)を交わした。鴻海の生産力と品質管理能力、海外生産拠点を活用し、Gogoroが▽製品の設計、▽研究開発(R&D)、▽マーケティング、▽販路拡大、▽アフターサービスを行う。
<分析>
Gogoro台湾の台湾市場シェアは80%に達しており、産業と市場の主導権を握っている。鴻海との提携によって、電動バイクと関連設備の生産分業化と規模拡大を達成できるだけでなく、生産コストを抑えて世界市場の需要にスピーディーに対応することも可能となる。
また、鴻海の中国及びインド工場で生産することによって、Gogoro台湾は海外販路を拡張し、中国とインド市場におけるサービスを向上させることができ、さらに関税による製品価格の高騰などの課題を解決できる。一方で、効率的な遠距離管理方法の構築と、従業員の訓練、コスト管理などが将来の課題となるだろう。




ワイズ機械業界ジャーナルとは


[画像3: https://prtimes.jp/i/59899/91/resize/d59899-91-72fb9cab96125e2f9acf-2.png ]

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所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
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設立:1996年11月
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