ジョンソンコントロールズ、国際WELLビルディング協会（IWBI）と提携ヘルシービルディング・センター・オブ・エクセレンスを設立し世界中でWELL認証取得をサポート

[2021年4月22日、ジョンソンコントロールズ米国本社（ウィスコンシン州ミルウォーキー）より発表】
プレスリリース要約
・ジョンソンコントロールズは国際WELLビルディング協会（IWBI: International WELL Building Institute）との提携を通じWELL認証の普及を世界規模で促進
・当社はIWBIの中枢メンバーとして、同組織とともにヘルシービルを世界で推進
・WELL認証取得サポートのためのグローバル拠点として、ヘルシービルディング・センター・オブ・エクセレンスを設立
・今年中に、当社の米国および中国の本社社屋の「WELL Health-Safety Rating（WELL健康安全性評価）」認証を取得し、従業員500名が「WELL 認定プロフェッショナル（WELL AP）」資格を取得





　スマートで健康的かつ持続可能な建物を実現するビルテクノロジーのグローバルリーダー、ジョンソンコントロールズインターナショナル（ニューヨーク証券取引所略号：JCI、以下ジョンソンコントロールズ）は、本日、人に重点を置いた建物やコミュニティへの先駆的なアプローチを展開する国際WELLビルディング協会（IWBI: International WELL Building Institute）とグローバルパートナーシップを締結し、WELL™認証（WELL Building Standard™ ）の世界的な普及を促進していくことを発表しました。135年以上にわたる建物分野のリーダーとしての実績を有するジョンソンコントロールズは、人々の健康や空間の健全性を促進し、環境にやさしい地球の実現に貢献する、ヘルシービルの再構築を加速するためのテクノロジーとソリューションを提供することのできる理想的な立場にあります。両者は今後、建物の利用者やコミュニティの健康と安全性を向上するための技術開発、成果ベースのプランニングおよびベストプラクティスの促進に協力して取り組んでまいります。

　ジョンソンコントロールズはIWBIとの提携を確実に遂行するための拠点として、自社のOpenBlueイノベーションセンターのグローバルネットワークを活用して、WELL認証取得を集中的にサポートするヘルシービルディング・センター・オブ・エクセレンスを設立します。ヘルシービルディング・センター・オブ・エクセレンスを活用することで、ジョンソンコントロールズは本会計年度の第3四半期（2021年6月末）までに米国および中国の本社社屋でWELL Health-Safety Rating（WELL健康安全性評価）*を確実に取得するとともに、WELL評価システムにおける専門性と高度な知識を有することを示すWELL 認定プロフェッショナル（WELL AP）資格制度への投資も進め、年内に500名の従業員がWELL AP資格を取得することを目指します。IWBIの中枢メンバーとして、ジョンソンコントロールズはヘルシービルの進化を支えるための研究支援も行います。

　ジョンソンコントロールズのグローバルサービス担当バイスプレジデント兼プレジデントのガネッシュ・ラマスワミ（Ganesh Ramaswamy）は「ジョンソンコントロールズはヘルシービルを環境に優しい健全な世界の実現に欠かすことができないものだと考えています。IWBIとの今回の提携は、より良い空間創りがオペレーション効率の改善、人々の健康やウェルビーイング（身体的、精神的、社会的に良好であること）の向上を可能にするだけでなく、生産性の向上やサスティナビリティ実現につながるとの共通の考えによって実現しました。 OpenBlue ヘルシービルソリューションの展開をはじめ、ビルテクノロジー業界をけん引するジョンソンコントロールズは、ビルシステムの統合技術に精通しており、IWBIに深い知見を提供することができます。この提携を通じ、当社はWELL認証の発展を支えるとともに、世界中のヘルシービル実現を可能にする継続モニタリング分野などを探究していきます」と述べています。

　当社は健康的な建物環境における世界的な戦略パートナーおよびエキスパートとしてお客様と協力し、WELL認証の指標に沿った建物利用者の健康やウェルビーイング向上につながる製品、ソリューションを特定し、適切な従業員に対してWELL AP資格取得のための費用を負担するほか、業務時間内の資格取得準備もサポートします。WELL認証に関する専門知識と、建物利用者の健康増進への取り組みを示すこの資格の取得を会社として支援することで、信頼できるアドバイザーとしてお客様にさらなる付加価値を提供します。

　IWBIのプレジデント兼CEOであるレイチェル・ホジドン（Rachel Hodgdon）氏は「今回の提携は、健康を最優先に据えたイノベーションの醸成、健全性の最適化、そして、WELL認証取得によってもたらされる利益を皆様に提供できるようWELL認証の普及を加速するという点で重要な意味を持つものです。ジョンソンコントロールズのリーダーシップは素晴らしく、今後、より緊密に連携して、市場の真の変革を実現するという共通の目標達成に取り組んでいけるものと楽しみにしています」と述べています。

　WELL認証は、米国グリーンビルディング協会（USGBC）のLEED認証のほか、リビング・ビルティング・チャレンジ（Living Building Challenge）認証を始めとする世界の主要なグリーンビル認証と調和して機能するよう考案されています。

　ジョンソンコントロールズはサスティナビリティへの意欲的な取り組みを加速させ、二酸化炭素排出量の削減、省エネ、水資源の保全など、地球規模での重要な環境課題の解決に取り組んでいます。また、今回のIWBIとの提携を通じてWELL認証の普及を推進することは、ビルの建設、施設管理、さらには人々を取り巻く環境を通じたウェルビーイングの改善といったより広範なアクションの支援を意味します。ジョンソンコントロールズのグローバルな事業展開は、特定の環境要因を考慮に入れた認証規格の開発をサポートします。世界9ヵ所にイノベーションセンターを擁するジョンソンコントロールズは、米国中西部の湿潤大陸性気候やシンガポールの熱帯性気候など、世界のさまざまな気候条件におけるヘルシービルニーズに対応した規格開発を支援する理想的な体制を備えています。このイノベーションセンターは建物の在り方を再定義し、健康的な空間と充実した利用者体験、コスト削減を実現しながら、企業のサスティナビリティ・コミットメントの達成を支援する、ダイナミックでスマートな施設の研究開発を目的としています。

ジョンソンコントロールズのサスティナビリティのためのコミットメントと成果の詳細については、こちらhttps://www.johnsoncontrols.com/corporate-sustainability/environment　をご覧ください。

* WELL™認証（WELL Building Standard™ ）とは、人々の健康とウェルネスに焦点を合わせたビルト・エンバイロメント(建築や街区の環境)の性能評価システムです。

*WELL Health-Safety Rating（WELL健康安全性評価）とは、新型コロナウィルス感染症やその他の緊急事態に対して、対策を実施していることを示す第三者評価で、建物や施設の「健康・安全性」をグローバルな基準で評価、一定の基準を満たすことで評価が得られます。

ジョンソンコントロールズ　インターナショナルについて
ジョンソンコントロールズ（NYSE:JCI）は、人々の生活空間や職場、文教施設からエンタメ施設まであらゆる環境を変革します。スマートで健康的かつ持続可能な建物を実現するグローバルリーダーとして、建物利用者や建物環境、さらには地球環境に最適な建物のパフォーマンスを再定義することが当社のミッションです。
135年以上のイノベーションの歴史を持つジョンソンコントロールズは、包括的なデジタルソリューション群であるOpenBlueを通じて、医療施設、学校、データセンター、空港、スポーツエンタメ施設、工場などの未来の青写真を提供しています。ジョンソンコントロールズは、世界150ヵ国以上に10万人のエキスパートを擁し、業界で最も信頼されているパートナー企業とともに、ビルテクノロジー、ソフトウェア、サービスソリューションにおいて世界最大のポートフォリオを提供しています。詳細については、www.johnsoncontrols.com をご覧いただくか、ツイッターで @johnsoncontrols をフォローしてください。


ジョンソンコントロールズ日本法人について
ジョンソンコントロールズ株式会社は、ジョンソンコントロールズ インターナショナル（Johnson Controls　International, Plc.）の日本法人（本社： 東京都渋谷区、 代表取締役社長：吉田　浩）です。建物のライフサイクルを通じた効率化を促進する中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの設計、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供しています。国内での導入業種はオフィスビル、商業施設、医療機関、教育機関、スポーツ施設、交通機関など多岐にわたり、数多くのランドマーク的存在の建物における施工実績があります。1971年6月設立。国内45事業拠点。詳細はwww.johnsoncontrols.co.jp をご覧いただくか、Facebookで https://www.facebook.com/johnsoncontrols.jp.be/　もしくはTwitterで@JCI_jpをフォローしてください。

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