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米国人女性初のノーベル平和賞 社会運動の先駆者 ジェーン・アダムズの伝記絵本『危険なジェーンとよばれても』発売!

PR TIMES / 2019年8月9日 15時40分

株式会社岩崎書店(代表取締役:岩崎弘明、本社:東京都文京区)は、有名ではないけれど、世界の発展に寄与した女性の姿を描く伝記絵本シリーズ「世界をみちびいた知られざる女性たち」の第2弾『危険なジェーンとよばれても』を2019年8月10日に発売いたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/35751/135/resize/d35751-135-630043-0.jpg ]


◆アメリカ人女性として初めてノーベル平和賞を受賞 世界の平和に力をつくしたジェーン・アダムズの物語

[画像2: https://prtimes.jp/i/35751/135/resize/d35751-135-523269-2.png ]


アメリカのイリノイ州で生まれたジェーンは、2歳のときにお母さんを亡くしました。自分も4歳のとき、脊椎カリエスという病気になり、腰が曲がってしまいます。

「つらい」という気持ちがよくわかるジェーンは、「こまっている人を助けたい」という思いを強く持ち続け、大人になってから、みんなが助け合いながら暮らす「ハルハウス」という施設を作りました。

そして第一次世界大戦が始まると、「平和をねがう女性の会」を結成。国際女性会議のリーダーとなります。
功績が認められる一方で、国籍問わず人助けをするジェーンはやがて危険人物扱いされ、「危険なジェーン」と呼ばれることに。
けれど、ジェーンは決してあきらめませんでした。

◆ジェーン・アダムスはこんな女性
ジェーン・アダムス(アメリカ、1860~1935年)
アメリカ・イリノイ州生まれの社会事業家・平和運動家・女性運動家。1931年ノーベル平和賞受賞。
ジェーンは、幼少時から身体が弱く、脊椎カリエス、肺炎、腎臓の病気、心臓発作、がんなどを患っていました。少女の頃、父親と一緒に貧困地区を通りがかったジェーンは、困っている人たちを見て「大人になったら、大きな家を買って困っている人たちと一緒に暮らそう」と心に誓います。
28歳のとき、ロンドンで世界初のセツルメント(生活改善施設)「トインビーホール」を見たジェーンは、アメリカでも同様の施設を作ろうと決意。29歳で、友人とともに、シカゴのスラム街に「ハルハウス」を設立します。これは当時、世界最大規模の移民と貧困者のための社会福祉センターとなりました。
その後もジェーンは、貧しい人や、自分では声を上げにくい人たちを助けるとともに、女性、アフリカ系アメリカ人の権利を求め、政治家の不正問題にも取り組みました。作家として、民主主義、教育、平和などについて、11冊の本も著しました。そして第一次世界大戦が始まると「平和を願う女性の会」を結成。国際女性会議のリーダーとなります。
指導者、開拓者、平和主義者、人道主義者…。ジェーンは、さまざまな呼び方で呼ばれましたが、大戦中も、国籍を問わず貴重な食料を無償で分け与えるなどしたため、とうとうFBIにまで危険人物とみなされました。
「うらぎりもの」「危険なジェーン」と呼ばれても、ジェーンの信念がゆらぐことはありませんでした。
その後も、女性の救援や平和主義の運動で、強力なリーダーシップを発揮し続け、ついに1931年、アメリカ人女性として初めてノーベル平和賞を受賞したのです。

まだ社会福祉が確立していない当時、「困っている人を助けたい」というゆるぎない思いで、さまざまな社会運動を繰り広げたジェーン・アダムズ。女性に社会活動家という道を切り開いた先駆者といえるでしょう。

読むと自分の生き方を考えるきっかけになる、知られざる偉人の伝記絵本。将来の夢を描きはじめる若い世代に、ぜひ読んでほしい1冊です。

[画像3: https://prtimes.jp/i/35751/135/resize/d35751-135-869793-1.jpg ]

◆書籍情報
書名:『危険なジェーンとよばれても』
シリーズ名:世界をみちびいた知られざる女性たち
文:スザンヌ・スレード/絵:アリス・ラターリー/訳:小林晶子
定価:本体1,600円+税 体裁:A4変型判/36頁/ハードカバー
ISBN:978-4-265-85129-4
対象年齢:小学校低学年~中学年 発売日:2019年8月10日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/2MQw49M ◎Amazon https://amzn.to/2MQBq4E

◆作者紹介
○文:スザンヌ・スレード
100冊以上の子ども向けの本を書き、数々の賞を受賞。勇気をくれる歴史上の人物の伝記や、サイエンス・ノンフィクションが多い。機械工学の学位を持つ。日本語に翻訳された著作はこれが初めて。ハルハウスのある米国シカゴに住み、ジェーン・アダムズにずっと心惹かれてきた。
○絵:アリス・ラターリー
イラストレーターであり、声楽家。本書が初めて手掛けた絵本。ハルハウスをたずね、当時の写真を集めて、この絵本に反映させた。米国サウス・カロライナ州グリーンビル在住。
○訳:小林 晶子
東京生まれ。夫の転勤に伴いイタリア、カナダ、ドイツに暮らす。バベル・ユニバーシティで絵本翻訳を学ぶ。第18回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)大賞受賞。訳書に『こおりのなみだ』(ジャッキー・モリス作、岩崎書店)他。

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