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「ダニ・ノミ・トコジラミ」警報!ベッドから家中に害虫が大繁殖【調査】

PR TIMES / 2018年8月16日 17時1分

~3,000件超の衛生害虫相談に見る被害の実態とは?~

日本最大級のライフサービスプラットフォームを展開するシェアリングテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市中村区、代表取締役CEO:引字 圭祐、証券コード:3989、以下シェアテク)は、全国から寄せられた衛生害虫(ダニ、トコジラミ、ノミなど)の駆除相談に関するデータ3,128件をもとに利用実態を調査しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/15832/136/resize/d15832-136-327304-0.jpg ]


1.衛生害虫はどこに出る?特に「寝室」には要警戒
まずは2015年5月~2018年4月の期間中に寄せられた衛生害虫の相談をもとに、衛生害虫が出やすい「家の中の場所」を調査しました。その結果が下表です。

表1・【発見場所別】衛生害虫駆除相談件数・割合
[画像2: https://prtimes.jp/i/15832/136/resize/d15832-136-506293-1.jpg ]

(調査期間2015年5月~2018年4月、調査総数840件)

・建物全体 312件(37.1%)
・寝室   285件(33.9%)
・和室   106件(12.6%)
・リビング 71件(8.5%)
・庭    49件(5.8%)
・屋外   14件(1.7%)
・浴室   2件(0.2%)
・トイレ  1件(0.1%)

もっとも多いのが「建物全体 312件」(37.1%)で、次いで「寝室 285件」(33.9%)の順となりました。

「建物全体」の割合が高く思えますが、たとえばダニは6週間の間に150倍に増えるともいわれています。これはたった100匹のダニが3か月たらずで225万匹に増える計算になりますが、家庭の一部で発生したダニが驚異的なスピードで「建物全体」にまで繁殖した状況が読み取れそうです。

さらに衛生害虫の被害について、より詳細な場所を調査したものが下表です。

表2・【発見場所(詳細)別】衛生害虫駆除相談件数・割合
[画像3: https://prtimes.jp/i/15832/136/resize/d15832-136-323060-2.jpg ]

(調査期間2015年5月~2018年4月、調査総数331件)

・ベッド、マットレス 158件(47.7%)
・タタミ       57件(17.2%)
・クローゼット、衣類 31件(9.4%)
・カーペット     28件(8.5%)
・壁周辺       16件(4.8%)
・天井        10件(3.0%)
・床         9件(2.7%)
・屋根裏       8件(2.4%)
・柱         5件(1.5%)
・ソファ       5件(1.5%)
・床下        4件(1.2%)

トコジラミは英語で「Bed bug」といわれるように、被害場所として「ベッドやマットレス(47.7%)」などの寝具が突出していることがわかります。

また、衛生害虫はタタミよりも毛足の長いカーペットで発生しやすいイメージがありますが、本調査では「タタミ(17.2%)」が2番目に多い被害場所となりました。特に小さいお子様がいらっしゃる家庭では、寝具はもちろんタタミのケアも忘れずに行う必要性がありそうです。

2.衛生害虫が増える条件は?
ダニをはじめとする衛生害虫は、下記3つの条件が揃うと爆発的に繁殖します。

(1)20~30℃ほどの温度
(2)約60%以上の湿度
(3)フケや垢などのエサ

これらの条件をもっとも満たしやすい空間が、布団やベッドがある「寝室」です。

人は寝ている際に多量の汗を流すため、汗が染み込んだ寝具は湿気が多くなりがちなうえに、体温で暖められるので20~30℃の適温を保ちやすい環境となります。

さらにマットレスや布団はこまめに洗濯するのが大変なため、フケや垢なども残りがちになってしまいます。そのため、寝具は衛生害虫の繁殖にもってこいの環境となるのです。

こうして繁殖した衛生害虫は人にくっついて別の部屋に移動し、移動先の部屋で繁殖を始めてしまうので、衛生害虫の対策は被害が出ているところだけではなく家全体で対策を考えていく必要があります。

3.衛生害虫が繁殖しやすいのは「7月」。ピークが過ぎても要警戒!
続いて、衛生害虫の発生時期について調査を行いました。

表3・【月別】衛生害虫駆除相談件数
[画像4: https://prtimes.jp/i/15832/136/resize/d15832-136-222495-3.jpg ]

(調査期間2015年5月~2018年4月、調査総数3,128件)

1月  67件(2.1%)
2月  62件(2.0%)
3月  73件(2.3%)
4月  140件(4.5%)
5月  247件(7.9%)
6月  351件(11.2%)
7月  640件(20.5%)
8月  565件(18.1%)
9月  431件(13.8%)
10月  320件(10.2%)
11月  143件(4.6%)
12月  89件(2.8%)

調査の結果、3,128件の相談件数のうち約20.5%にあたる「640件」が、7月に寄せられた相談でした。

ダニなどの衛生害虫が好むのは、高温多湿の環境です。日本では7月中旬まで梅雨によって湿度の高い日が続くうえに、夏に向けて気温も上昇します。高温多湿になりやすい7月に衛生害虫の相談件数が増えるのは、必然と言えそうです。

また、夏を過ぎれば衛生害虫の被害を心配する必要がないわけではなく、上表を見ても 10月の秋まで被害相談は多く寄せられますし、たとえ冬であっても衛生害虫の相談は一定数寄せられます。

冬でも寝室で暖房器具と加湿器を併用する場合は、衛生害虫にとって繁殖しやすい環境条件を満たすことがあります。そのため衛生害虫対策は一年を通して考えておく必要があるのです。

4.衛生害虫の死骸によるアレルギー被害にも注意
ダニが及ぼす被害は刺すことだけではなく、「チリダニ」などの人を刺さないダニが人に悪影響を及ぼすことがあります。

梅雨の時期に産まれたチリダニは秋になると寿命を迎えますが、その死骸が乾燥すると砕け散って空気中に舞い上がります。これは「アレルゲン」というアレルギーを引き起こす原因物質の1つであり、体内に侵入することでアレルギー症状を引き起こします。

特に子どもは免疫力が大人と比べて高くないため、こうしたアレルギーによる影響を受けやすいでしょう。

5.衛生害虫の弱点とは?
衛生害虫が苦手とするのは、「低湿度」と「高温」です。布団乾燥機などで寝具に熱処理を加えることで、衛生害虫を死滅させることができます。熱処理した後に掃除機をゆっくりかけて取り除けば、死骸によってアレルギーを発症するのを防ぐことができるでしょう。

なお、衛生害虫駆除の方法として天日干しが推奨されることがありますが、寝具を乾燥させて湿度を下げることはできるものの、すでに繁殖している衛生害虫を駆除できる60℃までは達しません。こちらはあくまで予防法であって、駆除方法ではないことにご留意ください。

6. 都道府県別の衛生害虫相談数は「沖縄県」がトップ!
最後に、衛生害虫駆除の相談が多かった都道府県について調査を行いました。その結果が下表です。

表4・【都道府県別】衛生害虫駆除相談件数順位
[画像5: https://prtimes.jp/i/15832/136/resize/d15832-136-812926-8.jpg ]



(調査期間2015年5月~2018年4月、調査総数3, 126件)
(データ出典:総務省「統計でみる都道府県のすがた2018」https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200502&kikan=00200&tstat=000001111975&cycle=0&stat_infid=000031671666&result_page=1&second=1&second2=1&tclass1val=0)

  都道府県 10万世帯あたりの件数
1位  沖縄県 12.6件
2位  大阪府 8.8件
3位  東京都 8.6件

全国平均 6.9件

45位 岩手県  1.3件
46位 秋田県  0.7件
47位 福井県  0.0件

調査の結果、衛生害虫相談の多い都道府県トップ3は「沖縄県」、「大阪府」、「東京都」となり、沖縄県がもっとも衛生害虫の被害が発生しやすく、次いで大阪府や東京都などの都市圏が上位となりました。

沖縄県の10万世帯あたりの発生件数が「12.6件」という数字は、全国平均が「6.9件」に対して2倍ほど多いことがわかります。

というのも沖縄県の気候は、日本で唯一「亜熱帯気候」に分類されています。亜熱帯気候は高温多湿で雨が多いのが特徴です。そのため衛生害虫にとって、非常に住みやすい環境でもあります。沖縄県からもっとも相談が寄せられるのは、こうした気候が主要因として考えられます。

・大阪府と東京都にトコジラミが多いのはなぜ?
一方で、大阪府と東京都から相談が多いのはなぜでしょうか?この上位3都道府県から寄せられる衛生害虫の割合を比較したのが、下表です。

表5・【上位3都道府県】衛生害虫種類別の件数と割合
[画像6: https://prtimes.jp/i/15832/136/resize/d15832-136-757624-7.jpg ]



調査期間2015年5月~2018年4月、調査総数549件)

沖縄県 ダニ37.0%、ノミ26.1%、トコジラミ28.3%、複数8.7%
大阪府 ダニ28.7%、ノミ28.2%、トコジラミ38.5%、複数4.6%
東京都 ダニ43.2%、ノミ10.4%、トコジラミ37.7%、複数8.8%

注目すべきは都市圏の「トコジラミ」の相談の多さです。大阪府ではもっとも相談が多い衛生害虫となっています。

この都市圏の「トコジラミ」の相談件数の多さは、大阪府と東京都にお住まいの方の出国率と関係がありそうです。「日本旅行業協会」の調べによると、2017年の東京都民の出国率は全国でもっとも多い「28.5%」で、大阪府民も「16.5%」と全国で4位の高さでした。

(データ出典:日本旅行業協会「数字が語る旅行業」https://www.jata-net.or.jp/data/stats/2018/pdf/2018_sujryoko.pdf

海外旅行の際に、宿泊先のホテルでトコジラミを付着させ、そのまま国内に連れて帰ってきてしまうケースは珍しくありません。特に近年、海外でトコジラミが多く発生するようになっているため、注意が必要です。

実際にシェアテクに寄せられたトコジラミ相談でも、こうした相談内容が散見されています。
海外にいるトコジラミ対策として、宿泊施設に泊まるときはベッド付近に荷物を置かず、身に着けた衣服はビニールバッグなどに密封して持ち帰るようにしましょう。帰国後に衣服を60℃以上のお湯に1分以上浸けておくと、トコジラミは死滅します。
1990年代後半には日本から姿を消しかけていたトコジラミですが、現在ではシェアテクに寄せられる相談の中でも、ノミよりトコジラミについてのものが多く寄せられるようになっています。

表6・【害虫種類別】衛生害虫駆除相談件数・割合
[画像7: https://prtimes.jp/i/15832/136/resize/d15832-136-522392-6.jpg ]



(調査期間2015年5月~2018年4月、調査総数1,680件)

ダニ    626件(37.3%)
トコジラミ 496件(29.5%)
ノミ    430件(25.6%)
複数種類  128件(7.6%)

トコジラミは非常に繁殖力が高い衛生害虫です。そのうえ殺虫剤が効きにくいために個人での駆除が難しく、トコジラミ対策に専門業者の手を借りる人も多くなるのでしょう。

すでに2018年も衛生害虫のシーズンに入っています。
「低湿度」と「高温」をキーワードに、特に寝室・寝具を中心に衛生害虫対策をして快適な夏をお過ごしください。

▼本調査の結果ページ
https://www.seikatsu110.jp/vermin/vr_sanitary_insect/107161/
▼衛生害虫に関するコラム
https://www.seikatsu110.jp/vermin/vr_sanitary_insect/
▼衛生害虫駆除業者一覧ページ
https://www.seikatsu110.jp/service/vermin/vr_sanitary_insect/

<<本調査データの収集元サイト>>
▼衛生害虫110番
http://www.ricohteknoforce.com/
▼生活110番
https://www.seikatsu110.jp/

■会社概要
会社名 :シェアリングテクノロジー株式会社
所在地 :〒450-6319 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋19F
代表取締役CEO :引字 圭祐(ひきじ けいすけ)
設 立 :2006年11月24日
資本金 :6億6,801万円(払込資本13億103万円)※2018年7月末現在

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