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ガザ抗議デモ、3月から少なくとも1,000人の子どもが負傷。子どもの被害が拡大することを懸念―国際NGOセーブ・ザ・チルドレン

PR TIMES / 2018年5月15日 16時1分

パレスチナ自治区ガザ地区で3月から続く抗議デモで、これまでに少なくとも1,000人の子どもが負傷しています。パレスチナ保健省によると、そのうち少なくとも600人が入院し、7人の子どもが死亡しています。14日には新たに5人の子どもが死亡し、そのうちの1人は14歳で、これまでの犠牲者の最年少でした。子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、今日15日にはさらに激しい抗議行動が予想されることや、衝突が今後、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区やエルサレムへも広がる可能性から、子どもの被害が拡大することを懸念しています。



[画像: https://prtimes.jp/i/5097/152/resize/d5097-152-641915-0.jpg ]

先週、セーブ・ザ・チルドレンとパートナー団体であるMAAN Development Centreは、負傷した際の詳しい状況が判明している500人の子どものうち、半数の250人が実弾を受けていると明らかにしました。また、子どもの保護に関する機関間ワーキンググループでは、抗議デモが始まってから、およそ600人の子どもが心理社会的支援を必要としており、デモが続く中、その数は増えていくとみています。

セーブ・ザ・チルドレン パレスチナ自治区事務所代表ジェニファー・ムーアヘッドは、「ガザにおける状況は急速に悪化しています。重傷を負った子どもたちは十分な医療を受けることができず、親たちは途方に暮れています。暴力を目撃している子どもたちは、絶望感や不安感、恐怖心に襲われており、心理的な影響も懸念されます。両足に重傷を負った14歳の少年は、2年は歩くことができないと聞かされたとき、気がおかしくなりそうだったと、私たちに訴えました。

ガザの人々は、10年に及ぶイスラエルによる封鎖で、教育や雇用、健康、衛生など生活のあらゆる側面に影響を受けてきました。私たちは、全ての抗議活動が平和的に行われ、イスラエルの人々とパレスチナの人々双方の尊厳と安全が確保されるよう、当事者間で、今回の衝突の要因となっている長期的な課題に取り組むことを強く求めます」と訴えます。

<セーブ・ザ・チルドレンのガザにおける活動>
セーブ・ザ・チルドレンは、ガザで活動する最大規模のNGOの一つで、子どもたちやその家族に対して教育支援、子どもの保護、食料・生計支援、心理社会的支援、就労支援を行っているほか、パートナー団体を通じて水・衛生支援なども行っています。

<セーブ・ザ・チルドレン概要>
セーブ・ザ・チルドレンは、すべての子どもにとって、生きる、育つ、守られる、参加する、「子どもの権利」が実現されている世界を目指して活動する子ども支援の国際NGOです。1919年に英国で設立され、現在、日本を含む29の国と地域の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国で子ども支援活動を展開しています。
http://www.savechildren.or.jp/

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