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「フィリピン台風緊急援助」の寄付受付を終了

PR TIMES / 2013年12月10日 12時57分



国境なき医師団(MSF)日本は、台風30号で被災したフィリピンでの緊急援助活動向けに使途を指定した寄付の受付を終了した。多くの人からの支援により、当面の活動資金のめどがついたため。

MSFでは今回の緊急援助活動に当面必要な資金を3,100万ユーロ(約43億円)と見積もっており、これまでにMSF全体で2,960万ユーロ(約38億円)の寄付金が寄せられた。日本でも11月12日より使途指定の寄付募集を開始し、これまでに20,575件、約2億5060万円が寄せられた。これらフィリピン台風緊急援助指定寄付はすべて現地での援助活動に使用される。

<依然として膨大な医療ニーズ――活動は継続>

台風直撃から1ヵ月が経過し、国際医療援助チームの一部は撤収を始めた。MSFは医療制度が充分に回復するまで現地に留まり、膨大な医療ニーズへの対応を継続する予定だが、それによって生じる活動資金の不足分は、支援対象を指定せずに寄せられている通常の寄付金でまかなう。MSFでは現地のニーズに合わせて活動予算を設定しており、必要額以上の寄付を集めないことをポリシーとしている。

「MSFでは、自然災害などの緊急事態に迅速かつ柔軟に対応できるよう、支援対象をあらかじめ指定しない寄付のご検討をお願いしています。今回のフィリピンでも、まず必要となる初動資金には日頃からお寄せいただいている通常寄付や、毎月定額を寄付していただく『毎月の寄付』が大きな力となりました。フィリピンを支援対象として寄付してくださった方々はもちろんのこと、日頃から支援くださっている寄付者の皆様にも、厚く御礼を申し上げます」 ――MSF日本事務局長 ジェレミィ・ボダン

<フィリピンでの活動概要(12月6日現在)>

台風上陸直後の11月9日に緊急援助チームの第1陣が現地入り。被害が深刻な都市部から、孤立した内陸部や沿岸地域、離島などへ徐々に活動範囲を拡大した。現在608人のスタッフが、テント式病院の運営、地元医療施設の支援、孤立した地域での移動診療などを行い、活動地域はレイテ島のタクロバン、ブラウエン、タナウアン、パロ、サンタフェ、オルモック、サマール島のギワン、パナイ島のバラサン、エスタンシアに及ぶ。この1ヵ月の外来診療件数は、3万900件以上。MSFが運営または支援する病院では300人の入院患者を受け入れたほか、2100件以上の外科手術および包帯交換を行った。さらに、2万8600個の救援キットや9100張のテントに加え、シェルター資材や自宅修理用の道具類を配布している。 活動詳細 http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_915.html

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