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タイ工業団地公社と「グリーンユーティリティ供給サービス」事業化に向けてMoUを締結

PR TIMES / 2024年3月14日 12時40分



 IHIと当社タイ法人であるIHI ASIA PACIFIC (Thailand)Co., Ltd (以下「IHIAPT」)は,このたび,タイ工業団地公社(Industrial Estate Authority of Thailand,以下「I-EA-T」)と工業団地内のカーボンニュートラル化と省人化を目指し,再生エネルギーを活用するグリーンユーティリティ供給サービスの事業性検討を行う覚書(MoU)を締結しました。調印式は訪日中のピムパッタラー工業相の立ち会いのもと,在京タイ大使館において3社で覚書に署名しました。


[画像: https://prtimes.jp/i/89117/161/resize/d89117-161-fd928c6987c834db5992-0.jpg ]

                 図. 在京タイ大使館でのMoU署名式
(左3番目から,Minister of Industry of Thailand Ms. Pimphattra Wichaikul,IHI代表取締役副社長 土田 剛,IHI常務執行役員 茂垣 康弘,IHIAPT社長 中山 勝巳)

 IHIは,タイ工業団地内で使用されるボイラやコンプレッサーなどの産業用機器を運用し,工場稼働状況に合わせてユーティリティを効率的に供給します。それに加え,太陽光などの再生可能エネルギーを最適化して活用することで,CO2排出を最小限とするサービスの事業化を目指しています。今回のMoUでは,1年間の基礎調査として,設備の稼働状況や再生可能エネルギーの使用状況,団地内での再生可能エネルギーの生産可能性,および削減可能なCO2排出量やエネルギー使用量などについての調査を進めます。この検討から事業性が評価された場合には,実証実験を実施し商用化を目指します。

 タイ政府は2030年温室効果ガス30%削減を目指しています。I-EA-Tは政府目標達成に向け,工業団地内の産業機械におけるグリーンエネルギーの活用を検討していることに加えて,付加価値の高いスマート工業団地の開発を目指しています。

 IHIグループでは,一般産業界向けに多彩な産業用設備を製造していることに加えて,発電用ボイラといったエネルギーを安定供給するための技術の提供や,これらのグリーンエネルギー化にも取り組んでいます。この知見を活かし,熱や産業機械などのユーティリティの運用を集約し平準化することで,使用エネルギーの最小化および効率化を目指しつつ,アジア太平洋地域への展開にも取り組んでいきます。


【I-EA-Tについて】
 I-EA-T(Industrial Estate Authority of Thailand, タイ工業団地公社)は,タイ国政府工業省に所属する国営企業です。工業団地や工業団地関連インフラストラクチャーを造成・整備し,総合的に運営・管理を行っています。工業団地内に航空・ロジスティクス・医療・ロボット・デジタル産業の誘致および,スマート工業団地開発を目指しています。I-EA-Tは,タイ国内に48か所の工業団地を所有していて,そのうち11か所は直接運営・管理し,37か所は民間企業との合弁事業として運営・管理しています。詳細はウェブサイトhttps://www.ieat.go.th/enをご覧ください。

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