資生堂、東北の支援活動のなかで『香りによる気分・睡眠不調の緩和』を確認

PR TIMES / 2014年7月4日 9時36分



 資生堂は、リラックス効果を有する香気成分や伝承的に睡眠不調に用いられてきた香気成分に加えて、岩手県大船渡市を代表する「椿」の花の香気成分を配合し、疲労時に落ち着きやくつろぎを感じる香りを新たに開発しました。被災地の同市で気分や睡眠の不調を感じている30名に、この新たな香りを配合した化粧水状の試作品を就寝前に2週間使用してもらったところ、気分や睡眠の不調に関する自覚症状が有意に緩和することを確認しました。
 本研究成果については、7月3日(木)~4日(金)に徳島県徳島市で開催される「日本睡眠学会 第39回定期学術集会」で発表します。

《開発の背景》
 資生堂は、2011年の東日本大震災以降、東北地方の被災地で支援活動を続けています。この支援活動を通じて、被災地では震災後3年経過した現在、「不安な気分だ」「よく眠れない」など気分や睡眠の不調を訴える方が多いことを知りました。また、気分や睡眠に関する悩みは被災地のみに留まらず、日本全体でも、成人の30%以上がなんらかの不眠症状があり、社会問題視されていることが報告されています※1。
 資生堂では、30年以上に亘って香りの生理・心理効果である「アロマコロジー」の研究を通じて、香りには気分をリラックスさせ、ストレスを和らげるなどの効用があることを見出してきました。今回、この「アロマコロジー技術」を活かし、落ち着きやくつろぎを感じる香りを調整し、気分や睡眠の不調を感じている被災地の方々のご協力を得て試験を行うこととしました。
※1 2013年6月初版 厚生労働科学研究班・日本睡眠学会ワーキンググループ作成「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」

《「香りによる気分の状態と、睡眠状態の変化」の検証》
 今回開発した、疲労時に落ち着きやくつろぎを感じる香りを配合した化粧水状の試作品を就寝前に2週間使用し、気分や睡眠の状態を質問紙で回答してもらう試験を、気分や睡眠の不調を感じている岩手県大船渡市の30名にご協力を得て行いました。
 その結果、気分や感情の状態が有意に緩和し、さらに睡眠全体、夜間睡眠状態、朝起床時気分、朝起床時体調のいずれも良いスコアとなりました。今回開発した香りを使用すると、気分や睡眠の不調に関する自覚症状が有意に緩和することが確認されました【図】。
 ご協力いただいた方々からは、「香りを嗅ぐことですぐに寝られるようになった」「気持ち良く目覚められた」「ぐっすり眠れた」などの声が寄せられました。
 今回の結果は、香りが気分や睡眠の不調改善に寄与できる可能性を示したものであり、今後も香りの効用に関するアロマコロジー研究を継続していきます。加えて、商品への応用研究も推進し、香りで気分や睡眠の不調を緩和し、お客さまのより快適で豊かな生活実現に向けた提案をしていきます。

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