【三浦工業株式会社】低炭素な「ボイラ水処理システム」を2024年8月より受注開始 ~ブロー熱損失を80%削減~
PR TIMES / 2024年4月24日 18時40分
産業用ボイラのトップメーカーである三浦工業株式会社(東京本社:東京都港区、社長:米田剛)は、従来のボイラ水処理システムよりブロー熱損失を80%削減し、CO2削減に貢献する低炭素な「ボイラ水処理システム」(以下、本システムという)を2024年8月より受注開始します。
【開発の背景】
弊社では、Scope3※1に取り組むプロセスとして、エネルギー使用量を削減できる本システムの普及を目指しています。その取り組みの一つに、ボイラブロー率低減(熱損失低減)があります。それを実現するため、ボイラ給水の水質改善に特化した特殊分離膜と、弊社RO装置MROの省エネ運転技術を融合した本システムを開発しました。
【特長】
ボイラの給水に利用する水は、ボイラに適した水質にするためボイラ薬品を利用しています。また、イオン分の濃縮を許容限度内に抑えるために、ボイラ缶水の一部を排出して調整しています。その排出作業をボイラブローと呼び、排出されるブロー水の温度は65~80℃といわれています。このブロー水が多くなると熱損失が大きくなります。
本システムでは、特殊分離膜を採用し、ボイラに適した給水水質への改質を行うことでブロー水を低減しました。これにより、ブロー熱損失を80%削減※2し、低炭素社会への貢献が可能です。また、薬品使用量も72.1%※3削減でき、環境負荷低減につながります。
【イメージフロー】
[画像: https://prtimes.jp/i/28191/190/resize/d28191-190-9180a43709e867a392e5-0.png ]
※1 温室効果ガス(GHG)の削減目標の詳細はこちら
https://www.miuraz.co.jp/csr/environment/tcfd.html
※2 ブロー率が10%→2%になった場合
※3 原水水質により異なります
今後もミウラグループは、「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します」の企業理念の実現にむけて、お客様に役立つサービスを拡充してまいります。
以上
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