カバーにも謎が隠れている――。ミステリを更新し続ける作家・道尾秀介の新刊を2冊同時刊行!
PR TIMES / 2024年2月28日 12時45分
『雷神』『風神の手』。ミステリの神業、新潮文庫より本日発売。
『いけない』『N』『きこえる』などの「体験型ミステリ」や犯罪捜査ゲーム「DETECTIVE X」などでミステリの可能性を拡張し続ける道尾秀介さんの文庫最新作『雷神』と『風神の手』を新潮文庫より2月28日に発売します。
ラスト1ページを読んだあとに再読すると物語に隠された真実が明らかになる『いけない』、読む順番によって720通りの物語が誕生する『N』、作中の二次元コードから再生する音が真相へと導いてくれる『きこえる』など、体験型ミステリを次々発表している道尾秀介さん。文庫最新刊の『雷神』『風神の手』も、その超絶技巧が冴えわたる長編ミステリです。
『雷神』は道尾さんのデビュー作『背の眼』にも通じる、因習残る山村を舞台にしたミステリ。雷が多い新潟県の羽田上村出身の姉と弟が、忌まわしい過去に対峙する長編小説です。いくつもの謎が絡み合い、終盤は怒濤の謎解きと伏線回収の嵐! けれど、それを上回る衝撃がはしるのが最後の2行。あまりの驚愕に放心すること間違いなしの結末です。
『風神の手』は遺影専門の写真館・鏡影館を舞台にしたミステリ。撮影に訪れた母と娘。小学五年生の男子二人組。余命いくばくもない高齢女性……。幾多の嘘が見たこともない奇跡を呼び起こしてくれる、感涙のラストです。
この二作、どちらともタイトルに「神」がつくことにお気づきでしょうか。2012年刊行の『龍神の雨』(新潮文庫)とあわせて、これらは「神三部作」とも言うべき三作となりました。「神」とは、運命なのか、偶然なのか、人知を超えた力なのか――。数奇な巡り合わせに翻弄され、救われ、傷つけられる衝撃のミステリをぜひ三冊合わせてお読みください。シリーズものではありませんので、どの「神」から手にとってもお楽しみいただけます。
「神三部作」は内容もさることながら、カバーにも謎が隠されています。ぜひ書店店頭で手にとり、さまざまな角度から見つめてみてください。
■書籍内容紹介:『雷神』
あの日、雷が落ちなければ、罪を犯すことはなかった――。埼玉で小料理屋を営む藤原幸人(ゆきひと)を襲った脅迫電話。電話の主が店に現れた翌日、娘の夕見(ゆみ)から遠出の提案を受ける。新潟県羽田上(はたがみ)村――幸人と姉・亜沙実の故郷であり、痛ましい記憶を封じ込めた地だった。母の急死と村の有力者の毒殺事件。幸人らが村を訪れると、凄惨な過去が目を醒まし……。最後の一行まで最上級の驚愕が続くミステリ。
■書籍データ
【タイトル】『雷神』
【著者名】道尾秀介
【発売日】2024年2月28日
【造本】文庫
【定価】935円(税込)
【ISBN】978-4-10-135557-3
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/135557/
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1353/47877-1353-28aefbddcdbb9aa4bcc6c03403803dc7-1043x1486.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■書籍内容紹介:『風神の手』
あの日、風が吹かなければ、私は生まれてこなかった――。藤下歩実は母の奈津実とともに遺影専門の写真館・鏡影館を訪れた。病を抱えた母の撮影のために。そこに飾られた一枚の写真を目にして、母はひどく動揺した様子を見せる。小学五年生の男子二人組、入院中の高齢女性。川沿いの町に暮らす人々が発した幾重もの嘘が、思いもよらぬ場所へと流れ込み……。奇跡の本当の意味を知るミステリ。
■書籍データ
【タイトル】『風神の手』
【著者名】道尾秀介
【発売日】2024年2月28日
【造本】文庫
【定価】1,045円(税込)
【ISBN】978-4-10-135558-0
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/135558/
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1353/47877-1353-25768e8caf3729420f267c52a8780886-1043x1486.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■著者紹介:道尾秀介
2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、作家としてデビュー。2007年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、2009年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。2010年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞する。2011年『月と蟹』で直木賞を受賞。『向日葵の咲かない夏』(新潮文庫版)はミリオンセラーに。独特の世界観で小説表現の可能性を追求し、ジャンルを超越した作品を次々に発表している。近著に『貘の檻』『満月の泥枕』『風神の手』『スケルトン・キー』『いけない』『カエルの小指』などの作品がある。
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