植物工場システム「agri-cube ID(アグリキューブ・アイディー)」株式会社ベジタブルテック第二工場に導入
PR TIMES / 2022年7月21日 18時40分
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:芳井敬一)は、三協立山株式会社(本社:富山県高岡市、代表取締役社長:平能正三、以下、三協立山)と共同開発した植物工場システム「agri-cube ID(アグリキューブ・アイディー)」を株式会社ベジタブルテック(本社:茨城県土浦市、代表取締役:植田一成、以下、ベジタブルテック)第二工場に導入いただきました。
なお、ベジタブルテックが2022年8月より出荷を開始します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2296/1727/resize/d2296-1727-23308dc19052b43d43d8-0.jpg ]
1.ベジタブルテック第二工場の概要
ベジタブルテック第二工場(以下、当植物工場)がある茨城県は、農林水産省生産農業所得統計によると、2020年の農業産出額が都道府県別で第3位と、北海道、鹿児島県に次ぐ生産量を誇っています。一方で、近年の気候変動等による農業生産への影響は予測できない状況となっています。
そのような中、当社が建物本体を施工した当植物工場に、天候等の影響を受けず、安定した野菜の供給ができるよう、「agri-cube ID」を導入いただくこととなりました。ベジタブルテックが植物工場の事業運営(野菜の生産・販売)、当社が野菜の販路サポート、三協立山が植物工場の栽培サポートを行います。
また当植物工場は、国の補助金を活用し栽培コスト低減を図る等、「GLOBALG.A.P認証」(※)の早期取得を目指すなど、安全・安心にこだわった生産と販売を行う予定です。
※. 世界基準の農業認証のこと。
建設場所:茨城県那珂市後台2714-1
延床面積:4,938.5平方メートル
操業開始:2022年7月16日
投資額:25億円
雇用人数:60名(予定)
栽培品目:葉菜類(フリルレタス・グリーンリーフなど)
栽培規模:2.25t/日(フリルレタス 200g/株 換算で11,250株/日)
年間売上高目標:6億円
2.導入企業の概要
社名:株式会社ベジタブルテック(https://vegetec.jp/)
代表者:植田 一成
本社:茨城県土浦市東若松町3988-3
設立:2018年1月11日
資本金:3,000万円
事業内容:業務加工向けに特化した大株レタス(フリルレタス、グリーンリーフ)の生産・販売
従業員数:40名(2022年4月現在)
3.植物工場システム「agri-cube ID」について
「agri-cube ID」は、植物工場の「建設」から「栽培・運営サポート」までワンストップサービスを提供する植物工場システムです。
植物工場の建設面では、植物工場の栽培実証・事業検討をお考えのお客さまから、大規模な植物工場を希望されるお客さままで多様な事業計画に対応します。また、将来の事業規模拡大を見据えた工場のトータルプランニングも提案します。
野菜の栽培については、フリルレタス(業務用向け1株200g)が最短35日間で栽培可能なオリジナルの促成栽培技術を採用します。設備では、野菜の成長に不可欠な「風・光」が全ての野菜に均一量当たるよう、当社と三協立山が独自開発(共同特許出願中)した「送風システム」と、最適配置されたLED照明を採用し、栽培棚ごとの生育ムラを抑えました。また、あわせて三協立山が開発した「養液管理システム」も導入したことで、「高歩留・ 高収量・高回転」を実現しました。
栽培・運営サポートでは、三協立山の植物工場運用(栽培から販売まで)の経験に基づいた栽培・運用に関する知識と技術をお客さまへ提供します。建設確定後の工場管理者を対象にした事前指導、植物工場竣工後の現場教育を基本とし、実運用開始後3ヵ月、6ヵ月、1年、2年経過時の定期サポートなど、充実したプログラムでお客さまをサポートします。
今後も、当社と三協立山は協業で、企業様の新規事業創出提案、遊休不動産活用提案、自治体・農業生産法人の新たな農業事業創出提案等の提案を行い、2026年度には年間5件の植物工場システム「agri-cube ID」の導入を目指します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2296/1727/resize/d2296-1727-9a6b575cfe7a6b7b0dc4-1.jpg ]
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